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第8章 収束への道のり
284. それぞれの思い
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「とりあえず、あの封印場所の近くには消息を絶った人間たちは隠されてはいないという事は分かった」
ロイス・ニールデンはそう言って少しだけ疲れたような表情を浮かべた。
「はい。いきなりの話にびっくりしたけれど、調べる事が出来て、結果的には良かったと思います」
「ああ、ごり押しを認めて下さった侯爵達には本当に感謝をしている。改めて父からもお礼を伝えてもらおうと思っているよ。だが、これで僅かな期待はなくなった。次はどういう手を打てばよいのかな。とにかく犯人は絞られてきているんだ。本当に何かの呪術に使おうとしている可能性があるのならば何としてもそれを防がなければならない」
ロイスはそう言って珍しく音を立てて椅子に座った。勿論それに何かを言う者は居なかった。
ロイスが行方を捜しているのは5歳の時から友人として過ごしてきた侯爵家の子息だった。穏やかで、一緒にいるとホッとするような人だった。書物を管理する文官を目指していた。魔力量があるのにもったいないなというと、人を傷つけるような魔法は苦手なんだと笑うような男だった。
丁度その日は久しぶりに会う約束をしていた。食事でもしようと言っていたが、どうしても欲しい本があるというので、街の大きな本屋に立ち寄る為に馬車を降りた。
――――――「ロイス」
名前を呼ばれてどうしたのかと振り向いたらいなかった。何が起きたのか分からなかった。そしてその時から彼はこの世界から消えてしまったのだ。名前を呼んでも、返事はない。あの笑顔も、声も、何もかもがどこかに隠されてしまった。
カルロス様が言う妖精の影に隠れる力というのは何なのか。
調べても、調べても分からない。影の中に居て生きていると言われても、どの空間にいるのか、本当に生きているのか、もう一度会えるのか、分からない。
分からないどころか集めた人間を何かの呪術に使おうとしているのではないかと聞いて、体中の血が沸騰しそうになった。
どうすれば影の中と繋がる事が出来るのか。その空間はどこに作られているのか。他人の力を盗むと言う禁術を使えるという男が本当に犯人なのか。妖精を使う事をその男に教えたくろいおおきいのというのは何なのか。『首』とは関係があるのか、ないのか。あるとすれば『首』は何のために男を使おうとしているのか。男は騙されているという。では男は何を願い、くろいおおきいのは彼を騙して何をしようとしているのか。
もう何度も何度も頭が痛くなるほど考えたそれは未だに答えが出ない。
その男を捕まえて尋問にかけてしまえと思うが、それで居なくなった者達が永遠に隠されてしまったら……。
そう。切り札は現時点では相手が持っているのだ。
ではどうしたら勝てるのか。勝算はあるのか。
「ニールデン」
「!」
名前を呼ばれてロイスはハッと顔を上げた。目の前にシルヴァンが来ていた事に気付かなかった。
「申し訳ございません。昨日の調査の報告はすでにお手元に」
「ああ、目を通しているよ。とりあえず二つめの『首』だという事ははっきりして、封印は解けてはいないが中で様子を窺っているような気配がすると。早急に封印の強化について手を打ちたいという事だったな。賢者たちからも陛下に報告と要望が行っている。次回の封印については同行したいと申し出ているが、通るかどうかは分からないな。それにしても顔色が悪い。今日はもう帰ってはどうだ?」
「いえ、大丈夫です。各領からの報告をまとめます」
そう言って一礼をすると机に向かったロイスにシルヴァンがやれやれと言う顔をしてアルフレッドたちを見た。
普段は物静かで大人しい印象だが、実は結構切れ者で頑固で、彼の父親と同様に怒らせると怖いタイプなのだ。
「例の呪術師についてはどうなっているんだ?」
シルヴァンがそう言うとマーティンが口を開いた。
「王国の騎士団が動いている状況ですが、表立って動くとまずいという事で主にレイモンドが担当をして動いています。呪術師は他にもいますが、やはり今の所一番可能性が高いのはチャッドというべウィック公爵家に仕えていた男とされています。ただこの男の黒幕が判りません。またこの男が本当に妖精を用いて術を使っているのかも現場を押さえていません。しかもこの男が本当に他者の力を盗むという禁術を使う事が出来るのかという事も確定しておりません。捕らえるのは現時点では難しいかと思われます。が、すでに居場所は特定をして手の者が張り付いている状況に放っています。これで何か証拠が出れば一気に捕らえる事も視野に入れています。ただ、捕らえられている者達がどのような状況にあるのかが分からないので慎重にしなければならないと言われております」
「ああ、確かに状況証拠がないと難しいな。使える術まで鑑定をするというのはなかなか出来ないしな。それに言うなれば人質を取られているようなものだし。かといってフィンレーから報告があったように何かの呪術に使おうとしているのであれば早急にそれを止めなければならない」
「はい。影の中がどのような空間なのか分かればまた打つ手もあるのですが」
「とにかく、状況の把握はきちんと行って、こちらでも何か動けるような事があれば知らせてほしい。それから貴族の方は魔力の高いものが狙われている可能性が高いらしいので、くれぐれも各自気を付けて、具体的にどのような術なのか分からないが、解呪や除呪などの陣を携帯するようにしてくれ」
シルヴァンの言葉にアルフレッドたちとルシルは「はい」と返事をして頷いた。
-*-*-*-*-*-
「ルシル」
「はい」
一通り仕事を終えて昼食を取りに行こうとしていたルシルはシルヴァンに呼び止められた。
「少しいいか?」
「はい」
二人は執務室の奥にある応接室に入った。
「どのようなご用件でしょうか?」
「ああ、今は学園へは行っていないんだな?」
「え? あ、はい。ニールデン公爵様からしばらく休むようにと。王城の中に部屋を用意していただき、そちらで過ごしておりますが」
「ああ、確かフィンレーの子息は友人たちをフィンレーに呼んですごしているとか」
「はい。けれど私はこちらでの仕事がありますし、それにニールデン様が王城の中に居た方が良いのではないかと仰って下さったので。結界もしっかりかけなおしていただいております」
「そうか。そうだったな。ああ、すまない。実は学園の生徒が一人行方不明になったと聞いたので」
「! そう、でしたか。ご心配いただきましてありがとうございます。呪いに関しての魔法陣は幾つか持たされております。気を付けるように致します」
「ああ、そうしてくれ。時間を取らせて悪かったな」
「いえ、ではまた後程。失礼いたします」
「ああ」
応接室を出るルシルを見送って、シルヴァンは小さく溜息をついた。
「何をやっているんだ。私は……」
呟きは誰にも聞かれる事はなかった。
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ロイス・ニールデンはそう言って少しだけ疲れたような表情を浮かべた。
「はい。いきなりの話にびっくりしたけれど、調べる事が出来て、結果的には良かったと思います」
「ああ、ごり押しを認めて下さった侯爵達には本当に感謝をしている。改めて父からもお礼を伝えてもらおうと思っているよ。だが、これで僅かな期待はなくなった。次はどういう手を打てばよいのかな。とにかく犯人は絞られてきているんだ。本当に何かの呪術に使おうとしている可能性があるのならば何としてもそれを防がなければならない」
ロイスはそう言って珍しく音を立てて椅子に座った。勿論それに何かを言う者は居なかった。
ロイスが行方を捜しているのは5歳の時から友人として過ごしてきた侯爵家の子息だった。穏やかで、一緒にいるとホッとするような人だった。書物を管理する文官を目指していた。魔力量があるのにもったいないなというと、人を傷つけるような魔法は苦手なんだと笑うような男だった。
丁度その日は久しぶりに会う約束をしていた。食事でもしようと言っていたが、どうしても欲しい本があるというので、街の大きな本屋に立ち寄る為に馬車を降りた。
――――――「ロイス」
名前を呼ばれてどうしたのかと振り向いたらいなかった。何が起きたのか分からなかった。そしてその時から彼はこの世界から消えてしまったのだ。名前を呼んでも、返事はない。あの笑顔も、声も、何もかもがどこかに隠されてしまった。
カルロス様が言う妖精の影に隠れる力というのは何なのか。
調べても、調べても分からない。影の中に居て生きていると言われても、どの空間にいるのか、本当に生きているのか、もう一度会えるのか、分からない。
分からないどころか集めた人間を何かの呪術に使おうとしているのではないかと聞いて、体中の血が沸騰しそうになった。
どうすれば影の中と繋がる事が出来るのか。その空間はどこに作られているのか。他人の力を盗むと言う禁術を使えるという男が本当に犯人なのか。妖精を使う事をその男に教えたくろいおおきいのというのは何なのか。『首』とは関係があるのか、ないのか。あるとすれば『首』は何のために男を使おうとしているのか。男は騙されているという。では男は何を願い、くろいおおきいのは彼を騙して何をしようとしているのか。
もう何度も何度も頭が痛くなるほど考えたそれは未だに答えが出ない。
その男を捕まえて尋問にかけてしまえと思うが、それで居なくなった者達が永遠に隠されてしまったら……。
そう。切り札は現時点では相手が持っているのだ。
ではどうしたら勝てるのか。勝算はあるのか。
「ニールデン」
「!」
名前を呼ばれてロイスはハッと顔を上げた。目の前にシルヴァンが来ていた事に気付かなかった。
「申し訳ございません。昨日の調査の報告はすでにお手元に」
「ああ、目を通しているよ。とりあえず二つめの『首』だという事ははっきりして、封印は解けてはいないが中で様子を窺っているような気配がすると。早急に封印の強化について手を打ちたいという事だったな。賢者たちからも陛下に報告と要望が行っている。次回の封印については同行したいと申し出ているが、通るかどうかは分からないな。それにしても顔色が悪い。今日はもう帰ってはどうだ?」
「いえ、大丈夫です。各領からの報告をまとめます」
そう言って一礼をすると机に向かったロイスにシルヴァンがやれやれと言う顔をしてアルフレッドたちを見た。
普段は物静かで大人しい印象だが、実は結構切れ者で頑固で、彼の父親と同様に怒らせると怖いタイプなのだ。
「例の呪術師についてはどうなっているんだ?」
シルヴァンがそう言うとマーティンが口を開いた。
「王国の騎士団が動いている状況ですが、表立って動くとまずいという事で主にレイモンドが担当をして動いています。呪術師は他にもいますが、やはり今の所一番可能性が高いのはチャッドというべウィック公爵家に仕えていた男とされています。ただこの男の黒幕が判りません。またこの男が本当に妖精を用いて術を使っているのかも現場を押さえていません。しかもこの男が本当に他者の力を盗むという禁術を使う事が出来るのかという事も確定しておりません。捕らえるのは現時点では難しいかと思われます。が、すでに居場所は特定をして手の者が張り付いている状況に放っています。これで何か証拠が出れば一気に捕らえる事も視野に入れています。ただ、捕らえられている者達がどのような状況にあるのかが分からないので慎重にしなければならないと言われております」
「ああ、確かに状況証拠がないと難しいな。使える術まで鑑定をするというのはなかなか出来ないしな。それに言うなれば人質を取られているようなものだし。かといってフィンレーから報告があったように何かの呪術に使おうとしているのであれば早急にそれを止めなければならない」
「はい。影の中がどのような空間なのか分かればまた打つ手もあるのですが」
「とにかく、状況の把握はきちんと行って、こちらでも何か動けるような事があれば知らせてほしい。それから貴族の方は魔力の高いものが狙われている可能性が高いらしいので、くれぐれも各自気を付けて、具体的にどのような術なのか分からないが、解呪や除呪などの陣を携帯するようにしてくれ」
シルヴァンの言葉にアルフレッドたちとルシルは「はい」と返事をして頷いた。
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「ルシル」
「はい」
一通り仕事を終えて昼食を取りに行こうとしていたルシルはシルヴァンに呼び止められた。
「少しいいか?」
「はい」
二人は執務室の奥にある応接室に入った。
「どのようなご用件でしょうか?」
「ああ、今は学園へは行っていないんだな?」
「え? あ、はい。ニールデン公爵様からしばらく休むようにと。王城の中に部屋を用意していただき、そちらで過ごしておりますが」
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「はい。けれど私はこちらでの仕事がありますし、それにニールデン様が王城の中に居た方が良いのではないかと仰って下さったので。結界もしっかりかけなおしていただいております」
「そうか。そうだったな。ああ、すまない。実は学園の生徒が一人行方不明になったと聞いたので」
「! そう、でしたか。ご心配いただきましてありがとうございます。呪いに関しての魔法陣は幾つか持たされております。気を付けるように致します」
「ああ、そうしてくれ。時間を取らせて悪かったな」
「いえ、ではまた後程。失礼いたします」
「ああ」
応接室を出るルシルを見送って、シルヴァンは小さく溜息をついた。
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呟きは誰にも聞かれる事はなかった。
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