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第9章 幸せになります
365.レイモンド家の嵐
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陞爵が終わり、レイモンド家は侯爵となった。そして領地も元の領地は変わらないまま増える事になった。
隣にあったマクロード家が港のある領へと領地替えとなり、その空いた領地を他から領地替えをしてくる元侯爵家と分け合うような形になったのだ。
もっともマクロードが引っ越しをしないとレイモンドも領を整えられないし、マクロードとしても新しい領地は管理領と領地替えの領が跨っている為、中々複雑だ。そんな感じで王国の中のあちこちがバタバタはしているんだけど、そのバタバタの最中にでレイモンド家で嵐が起きた。
お祖父様との勉強会でもお世話になったアシュトンさんが、次期当主を降りるって言いだした、らしい。
「もうさ~、ほんとに大変。家の中は荒れに荒れててね。アッシュ兄上は四属性の他に光属性までも取得しているマーティ兄上が家を継ぐのが正しいって言って、多分大魔導師の称号はマーティ兄上に現れるだろうから自分は嫡男の座を放棄するって。そうしたらマー兄が怒っちゃって、嫡男として自分の役目を果たすべきだって。それで今うちの中は大変な事になっているの」
ミッチェル君はそう言って大きな溜息をついて机に突っ伏した。
「アッシュ……大兄の気持ちも分かるんだ。土魔法と火魔法で魔力量もそれほど多くはなかった。それでも他属性を取得すべく頑張っていたんだ。だけど、マー兄は魔法量も多くて、始めから三属性、そしてすぐに四属性を扱えるようになった。レイモンドの長男はハズレって言われているのを聞いた事もある。だけどさ……こんな風に二人が言い合うなんてやっぱり嫌だよ。僕も魔力量は大きくないし、風と火の二属性。結局他の属性は取得できていない。今回僕は領地は与えられなかったけれど、それでも子爵という爵位を授かった。大兄は王太子様の護衛という事で、第二隊で王太子様をお守りしながら、かなりの魔物を仕留めたのに僅かな褒賞だけだ。大兄はそれでいいって言うけど僕は納得できない。それでその後にそんな話が上がって、本当にどうしたらいいのか分からないんだ。分からないんだけど、大兄の好きなようにさせてあげたいっていう気持ちもある」
「ミッチェル君……」
「ごめんね、エディにこんな話をしても困るよね」
「……ううん。でも僕は聞く事しか出来ないから。ごめんね」
僕はどうしてミッチェル君が僕にこんな話をしてきたのか分からなかった。分からなかったけれど、ミッチェル君の吐き出しを受け止めてあげたいと思った。そんな僕を見てミッチェル君が再び口を開いた。
「大兄は、カルロス様の所に行きたいんだって」
「……え」
「カルロス様が新しい公爵領で仕える者を募っていたんだ。『首』の封印で関わった土魔法隊を組んだ者達はほとんどがそれに挙手をしたんだって聞いている」
「…………」
知らなかった。でも確かに土魔法を扱う人たちは封印に関わってからかなりその存在が認められたっていう話は聞いたんだ。そしてその土魔法を扱う人たちの中でお祖父様はかなり神聖化されているという話も聞いた事がある。
実際勉強会にやってきたアシュトンさんもお祖父様信仰がすごかったような記憶がある。
「アシュトン様はお祖父様の所で働きたいって言っているの?」
「うん。フィンレー公爵領で当主代理をされるカルロス様の所に行きたいって言って、父上は頭を抱えているし、マー兄とは喧嘩別れみたいになっているしさ。なのに本人はもうそれに応募していたみたいで、フィンレーから確認の知らせが入ってね……」
「そうだったんだ……」
そうか、それもあってミッチェル君は僕に話をしてきたのか。
「お祖父様の所でそんな事があったなんて今初めて知ったよ」
「うん。そうかなって思っていたんだ。エディ自身も色々と忙しいだろうし、試験もあったしね」
そう。七の月に入ってから始まった筆記試験を終えて、課題のレポートや実技の試験は残っているけれど一段落ついたのは今日だ。だからこそミッチェル君がこうして話しかけてきたんだね。
「うん。何も知らなくてごめんね」
「ううん。ごめんね。でも話を聞いてもらえるだけでも嬉しいんだ。誰にも、何も言えないのが辛くて、苦しかったから。エディに話してもエディが苦しくなってしまうかもしれないって思ったんだけど。僕の方こそごめんね」
ミッチェル君がペコリと頭を下げた。
「ううん。僕は大丈夫だよ。何も出来ないけど、少しでもミッチェル君の気持ちが軽くなるなら嬉しいよ」
「ありがとう、エディ。聞いてもらえて少し気が楽になったよ。どういう形になっても僕が兄上達の事を好きで、尊敬しているのは変わらないしね。それに僕は三男だからいずれは家を出て行く事になる。それを含めてどうしたらいいのか色々と考えていくよ。とりあえず学生の間はこのままでいさせてもらう。もしかしたらしばらくは三男の肩書でいさせてもらうかもしれない。でもちゃんと考えていこうと思っているよ。今日はありがとうエディ」
ニッコリと笑ったミッチェル君の顔は、少しだけスッキリしたように見えた。
「エディ? 何かあったの?」
夕食時に兄様からそう言われて僕は「何でもありません」って言ってから、「今日ミッチェル君と話をして、アシュトン様の事をお聞きして」と言い直した。なんでも話してって言われているから、ちゃんとお話ししておいた方がいいものね。
兄様はそれを聞いて「ああ……」と少しだけ苦い笑みを浮かべた。
「ミッチェル君も誰かに聞いてほしかっただけみたいで。僕もそれ以上の事は出来ないし」
「うん。そうだね。それでいいと思うよ。それはレイモンド家が答えを出す事だしね」
「はい」
「今回は王国の中でかなり大きな変化があるからね、ある意味嫡子以外の者達にとっては力の大きな家に仕える事が出来るチャンスになる事もあるんだよ。ルシルの所もニールデン家が人を集めているし、勿論フィンレーもそうだけれど、エディの領に対しても父上たちが色々と動いているよ」
「僕の領も」
「そう。こういうのは人脈も関係してくるからね。多分そのうちに父上からも話があると思う。レイモンドの事についてはエディが言った通り聞くだけにしておきなさい」
「はい」
だって、それ以上は何も出来ないものね。
「そう言えば、ルシルの領の名前も決まったみたいだよ」
「え! そうなのですね。今回ルシルは学園で試験を受けないので全然会えていないのです」
「うん。ひと月でとりあえず体裁を整えるのはかなり厳しいからね。大変だと思うよ」
「はい。えっとそれでルシルの領は何という名前になったのですか?」
僕が聞くと兄様は笑って口を開いた。
「リュミエール。ルシル・マーロウ・リュミエール伯爵になる」
「リュミエール……」
「うん。聞いたらね、前の世界で『光』とか『希望』っていう意味の言葉らしいよ。彼らしいね」
「光と希望。はい! とても素敵だと思います」
こうして一つずつ新しい王国が出来上がっていく。その中で皆が思うように生きられたらいいなってそんな事を考えながら僕はシェフが作ってくれたふわふわの魚料理を口に入れた。
---------
ちょっとずつ色々決まっていきます。
本日書影が解禁となりました。
公式様の今後の刊行予定をご覧ください。
Twitterでもお知らせいたしました<(_ _)>
隣にあったマクロード家が港のある領へと領地替えとなり、その空いた領地を他から領地替えをしてくる元侯爵家と分け合うような形になったのだ。
もっともマクロードが引っ越しをしないとレイモンドも領を整えられないし、マクロードとしても新しい領地は管理領と領地替えの領が跨っている為、中々複雑だ。そんな感じで王国の中のあちこちがバタバタはしているんだけど、そのバタバタの最中にでレイモンド家で嵐が起きた。
お祖父様との勉強会でもお世話になったアシュトンさんが、次期当主を降りるって言いだした、らしい。
「もうさ~、ほんとに大変。家の中は荒れに荒れててね。アッシュ兄上は四属性の他に光属性までも取得しているマーティ兄上が家を継ぐのが正しいって言って、多分大魔導師の称号はマーティ兄上に現れるだろうから自分は嫡男の座を放棄するって。そうしたらマー兄が怒っちゃって、嫡男として自分の役目を果たすべきだって。それで今うちの中は大変な事になっているの」
ミッチェル君はそう言って大きな溜息をついて机に突っ伏した。
「アッシュ……大兄の気持ちも分かるんだ。土魔法と火魔法で魔力量もそれほど多くはなかった。それでも他属性を取得すべく頑張っていたんだ。だけど、マー兄は魔法量も多くて、始めから三属性、そしてすぐに四属性を扱えるようになった。レイモンドの長男はハズレって言われているのを聞いた事もある。だけどさ……こんな風に二人が言い合うなんてやっぱり嫌だよ。僕も魔力量は大きくないし、風と火の二属性。結局他の属性は取得できていない。今回僕は領地は与えられなかったけれど、それでも子爵という爵位を授かった。大兄は王太子様の護衛という事で、第二隊で王太子様をお守りしながら、かなりの魔物を仕留めたのに僅かな褒賞だけだ。大兄はそれでいいって言うけど僕は納得できない。それでその後にそんな話が上がって、本当にどうしたらいいのか分からないんだ。分からないんだけど、大兄の好きなようにさせてあげたいっていう気持ちもある」
「ミッチェル君……」
「ごめんね、エディにこんな話をしても困るよね」
「……ううん。でも僕は聞く事しか出来ないから。ごめんね」
僕はどうしてミッチェル君が僕にこんな話をしてきたのか分からなかった。分からなかったけれど、ミッチェル君の吐き出しを受け止めてあげたいと思った。そんな僕を見てミッチェル君が再び口を開いた。
「大兄は、カルロス様の所に行きたいんだって」
「……え」
「カルロス様が新しい公爵領で仕える者を募っていたんだ。『首』の封印で関わった土魔法隊を組んだ者達はほとんどがそれに挙手をしたんだって聞いている」
「…………」
知らなかった。でも確かに土魔法を扱う人たちは封印に関わってからかなりその存在が認められたっていう話は聞いたんだ。そしてその土魔法を扱う人たちの中でお祖父様はかなり神聖化されているという話も聞いた事がある。
実際勉強会にやってきたアシュトンさんもお祖父様信仰がすごかったような記憶がある。
「アシュトン様はお祖父様の所で働きたいって言っているの?」
「うん。フィンレー公爵領で当主代理をされるカルロス様の所に行きたいって言って、父上は頭を抱えているし、マー兄とは喧嘩別れみたいになっているしさ。なのに本人はもうそれに応募していたみたいで、フィンレーから確認の知らせが入ってね……」
「そうだったんだ……」
そうか、それもあってミッチェル君は僕に話をしてきたのか。
「お祖父様の所でそんな事があったなんて今初めて知ったよ」
「うん。そうかなって思っていたんだ。エディ自身も色々と忙しいだろうし、試験もあったしね」
そう。七の月に入ってから始まった筆記試験を終えて、課題のレポートや実技の試験は残っているけれど一段落ついたのは今日だ。だからこそミッチェル君がこうして話しかけてきたんだね。
「うん。何も知らなくてごめんね」
「ううん。ごめんね。でも話を聞いてもらえるだけでも嬉しいんだ。誰にも、何も言えないのが辛くて、苦しかったから。エディに話してもエディが苦しくなってしまうかもしれないって思ったんだけど。僕の方こそごめんね」
ミッチェル君がペコリと頭を下げた。
「ううん。僕は大丈夫だよ。何も出来ないけど、少しでもミッチェル君の気持ちが軽くなるなら嬉しいよ」
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ニッコリと笑ったミッチェル君の顔は、少しだけスッキリしたように見えた。
「エディ? 何かあったの?」
夕食時に兄様からそう言われて僕は「何でもありません」って言ってから、「今日ミッチェル君と話をして、アシュトン様の事をお聞きして」と言い直した。なんでも話してって言われているから、ちゃんとお話ししておいた方がいいものね。
兄様はそれを聞いて「ああ……」と少しだけ苦い笑みを浮かべた。
「ミッチェル君も誰かに聞いてほしかっただけみたいで。僕もそれ以上の事は出来ないし」
「うん。そうだね。それでいいと思うよ。それはレイモンド家が答えを出す事だしね」
「はい」
「今回は王国の中でかなり大きな変化があるからね、ある意味嫡子以外の者達にとっては力の大きな家に仕える事が出来るチャンスになる事もあるんだよ。ルシルの所もニールデン家が人を集めているし、勿論フィンレーもそうだけれど、エディの領に対しても父上たちが色々と動いているよ」
「僕の領も」
「そう。こういうのは人脈も関係してくるからね。多分そのうちに父上からも話があると思う。レイモンドの事についてはエディが言った通り聞くだけにしておきなさい」
「はい」
だって、それ以上は何も出来ないものね。
「そう言えば、ルシルの領の名前も決まったみたいだよ」
「え! そうなのですね。今回ルシルは学園で試験を受けないので全然会えていないのです」
「うん。ひと月でとりあえず体裁を整えるのはかなり厳しいからね。大変だと思うよ」
「はい。えっとそれでルシルの領は何という名前になったのですか?」
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