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100 収穫とお茶会と
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アーネストとサイラスは生まれた時こそ少し小さかったけれど、三人の乳母たちと母様とレオラ、そして勿論僕と兄様に見守られながらすくすくと育っていた。
勿論屋敷の皆も、父様達も可愛がって顔を見に来てくださったよ。
でも思っていた以上に母様がグリーンベリーに来てくださってウィルとハリーの事を思い出すって言いながら二人の面倒を見てくださったのはとても心強かった。
三の月になってマルリカの実の収穫も無事に終わって、昨年よりも少しだけ多い数になったけれど、僕が出産する時にマルリカの実を使った事もあって、子供と母体を守るための緊急用として、いくつかの予備をそれぞれの国に置いておくことになった。
そして高位の貴族の家がマルリカの実を使って出産している事もあってか、差別をするような噂も少しずつ少なくなってきているらしい。でも反対にマルリカの実で出来た子の魔力の方が高いというような事も言われ始めているらしく、その辺りの事は王国としてもう一度きちんとお知らせを出した方がいいのかもしれないっていう声も上がっているとか。
本当に色々大変だね。
数わけの交渉には再びシャマル様達が王太子様と一緒にいらした。どうやら少し前にダリウス叔父様が言っていらした通りにそろそろ現国王から王太子様へ王位継承されるらしい。
詳しい日程は明らかにされていないけれど、ルフェリットからもお祝いの一団が行く事になるとか。公爵家同志の繋がりもあって父様は多分出席になるみたい。
その時にマルリカの苗を友好の証としていくつか持っていく事も決まったよ。管理の問題とか、シェルバーネできちんと育つのかなど、課題はあるけれどそれでもシェルバーネから来た実が、新王即位に合わせて苗木として贈られるっていうのはものすごく意味のある事だってシャマル様が言っていた。
とはいってもまだしばらくはグリーンベリーで栽培を続けるのは変わらないんだけどね。
◆◆◆
それぞれの領の仕事も新年度の忙しさから解放された四の月。グリーンベリーにお友達がお祝いに来てくれた。
僕は半年は馬車を控えてほしいって言われているのと、子供たちの転移もはやり半年くらいはって兄様とバーシム先生が話し合って決めたので、結局皆が来てくれる事になったんだ。
「わぁ、可愛い! ふふふ、何だかアルフレッド様とエディのお願いが届いた感じ。アーネスト君はアルフレッド様に似ていて、サイラス君はエディに似ているね」
「本当に! あ、笑った! うん? おしゃべりも始まったのかな?」
「まだ「あ~」とか「う~」とかだけど時々タイミングが合って面白いよ」
ルシルとトーマス君に覗き込まれて二人は小さく声を出していた。
「はじめまして。お母様のお友達のトーマス君と娘のレティシアですよ」
「あ、トムってば素早い。はーい、ルシルとフェリクスです」
「ふぇりです!」
「うんうん。良く言えました~。仲良くしてね」
「あ~」
「わ~! お返事してる~」
そんな子持ちの二人にミッチェル君が眉間の辺りにぎゅ~~っと皺を寄せてクラウス君の脇腹を肘でつついているのが見えて僕は思わず笑ってしまった。
「こんなに大勢で押しかけて本当に大丈夫だったのかな」
エリック君がテーブルの方から声をかけてきた。ちなみにテーブルの方には唯一既婚者ではないスティーブ君がいてお茶淹れなんかもしてくれているんだ。ちゃんとメイドに頼むからって言ったんだけど、これくらいなら話しながら出来ますからって。一応乳母兼メイドとしてマリーも部屋の端に待機しているよ。お料理も少なくなったら二人がマジックバックから出しているような感じだ。
「うん。アルには時間で区切るって言ってあるし。まだぐずぐず泣く事はないんだ。母様に言わせるとグズグズ始まるのはこれからだって」
「あ~~、確かによく泣いていたな。私の顔を見ると泣くから妻からは来ないでと言われた事もある」
「なんだリックもか。うちも言われたよ。あと抱っこする前にクリーンをかけてくれとか、ボタンのある服はやめてほしいとか」
「……どこも同じようなものだな」
レナード君とエリック君とユージーン君の会話もなかなか面白い。
レナード君の所は去年の十の月に生まれたから今回は連れてきていないけど、写真を見せてくれたよ。レナード君に似た感じの男の子だ。そしてエリック君の所はもうすぐ四歳の男の子でオースティン君を連れてきてくれた。実は第二子が出来たんだって。
「父上、赤ちゃんをみにいってもよいですか?」
「ああ、いいよ。一緒に行くかい?」
「ひとりでも大丈夫です」
「わぁ! じゃあ、僕と一緒に行ってくれる?」
ミッチェル君が声をかけるとオースティン君はチラッとエリック君を見てから「よろしくおねがいします」とミッチェル君に手を差し出した。
さすがエリック君のおうちの子だ。ミッチェル君は嬉しそうにエスコートをされて子供たちの所に向かった。
「やれやれだ……」
「相変わらず尻にひかれているな、クラウス」
「それくらいでいいんだよ。なんたって親父殿にくれぐれもよろしくって泣かれているしね」
「ああ、レイモンド卿か、式ではすごかったな。でも気持ちは分かる」
きっぱりとそう言い切ったユージーン君にクラウス君がやんわりと笑った。
う~~ん、なんだか父親組と母親組で分かれている感じで面白いなって思っていたら、レナード君が「エディ」って声をかけてきた。
「身体の方はもうすっかりいいのかい?」
「お陰様で。一応主治医とも相談して馬車での移動はもう少し控えるようにっていうのと、転移陣でなく自分での転移も出来るだけ控えるようにって。おかげで視察の予定が溜まっているよ」
苦笑した僕にレナード君は小さく頷きながら言葉を続けた。
「でも身体が第一だからね。しかし双子だって聞いた時は驚いたよ。ルシルも駆けつけたみたいだね」
「うん。つわりもひどかったから色々お世話になったよ。あと子供用のものも」
すると隣にいたエリック君も口を開く。
「ああ、あればいいね。今はルシル個人での受注生産らしいけど、軌道に乗れば領での生産に切り替えるらしい。きっと領を代表する特産品になっていくよ」
「マルリカのお陰で子供が増えてきているからね。需要はあると思うよ。うちも色々使っている。特にスタイは特別注文だ」
苦笑するユージーン君に他の三人もやんわりと笑った。うん。どこもも同じような感じなのかな。うちだってまだ使わない椅子とか、スタイとかついつい買い集めているしね。
「レティシアちゃん、可愛いものね」
「ああ、すでに釣書を寄越した家があって即座に送り返したよ」
ああ、うん。そうなんだ。まぁ仕方がないよね。
「……はぁ、これで四の月になったらすぐにマルリカの実を取りに行くって言い出すんだろうな」
クラウス君が小さな声でそう言って、皆は彼の大きな背中をポンポンと叩いていたよ。まぁ、ミッチェル君だものね。
「さて、私達もそろそろ二人の顔を見せてもらおう」
「そうだね。交代して……くれるかなぁ」
そう言った旦那様達の前で、奥様達の方から「笑った~!」と楽しそうな声が聞こえてきた。
「ふぇりをみたよ」
「ちがうよ、私をみていたよ」
「おやおや……」
「これは楽しみが増えそうだね!」
久しぶりのお茶会は和やかな時間の中で幕を閉じ、 僕は無事に二人の子供を皆に紹介する事が出来た。
-----------
おやおや……(笑)
いえ、ないですよ。ないですから。
勿論屋敷の皆も、父様達も可愛がって顔を見に来てくださったよ。
でも思っていた以上に母様がグリーンベリーに来てくださってウィルとハリーの事を思い出すって言いながら二人の面倒を見てくださったのはとても心強かった。
三の月になってマルリカの実の収穫も無事に終わって、昨年よりも少しだけ多い数になったけれど、僕が出産する時にマルリカの実を使った事もあって、子供と母体を守るための緊急用として、いくつかの予備をそれぞれの国に置いておくことになった。
そして高位の貴族の家がマルリカの実を使って出産している事もあってか、差別をするような噂も少しずつ少なくなってきているらしい。でも反対にマルリカの実で出来た子の魔力の方が高いというような事も言われ始めているらしく、その辺りの事は王国としてもう一度きちんとお知らせを出した方がいいのかもしれないっていう声も上がっているとか。
本当に色々大変だね。
数わけの交渉には再びシャマル様達が王太子様と一緒にいらした。どうやら少し前にダリウス叔父様が言っていらした通りにそろそろ現国王から王太子様へ王位継承されるらしい。
詳しい日程は明らかにされていないけれど、ルフェリットからもお祝いの一団が行く事になるとか。公爵家同志の繋がりもあって父様は多分出席になるみたい。
その時にマルリカの苗を友好の証としていくつか持っていく事も決まったよ。管理の問題とか、シェルバーネできちんと育つのかなど、課題はあるけれどそれでもシェルバーネから来た実が、新王即位に合わせて苗木として贈られるっていうのはものすごく意味のある事だってシャマル様が言っていた。
とはいってもまだしばらくはグリーンベリーで栽培を続けるのは変わらないんだけどね。
◆◆◆
それぞれの領の仕事も新年度の忙しさから解放された四の月。グリーンベリーにお友達がお祝いに来てくれた。
僕は半年は馬車を控えてほしいって言われているのと、子供たちの転移もはやり半年くらいはって兄様とバーシム先生が話し合って決めたので、結局皆が来てくれる事になったんだ。
「わぁ、可愛い! ふふふ、何だかアルフレッド様とエディのお願いが届いた感じ。アーネスト君はアルフレッド様に似ていて、サイラス君はエディに似ているね」
「本当に! あ、笑った! うん? おしゃべりも始まったのかな?」
「まだ「あ~」とか「う~」とかだけど時々タイミングが合って面白いよ」
ルシルとトーマス君に覗き込まれて二人は小さく声を出していた。
「はじめまして。お母様のお友達のトーマス君と娘のレティシアですよ」
「あ、トムってば素早い。はーい、ルシルとフェリクスです」
「ふぇりです!」
「うんうん。良く言えました~。仲良くしてね」
「あ~」
「わ~! お返事してる~」
そんな子持ちの二人にミッチェル君が眉間の辺りにぎゅ~~っと皺を寄せてクラウス君の脇腹を肘でつついているのが見えて僕は思わず笑ってしまった。
「こんなに大勢で押しかけて本当に大丈夫だったのかな」
エリック君がテーブルの方から声をかけてきた。ちなみにテーブルの方には唯一既婚者ではないスティーブ君がいてお茶淹れなんかもしてくれているんだ。ちゃんとメイドに頼むからって言ったんだけど、これくらいなら話しながら出来ますからって。一応乳母兼メイドとしてマリーも部屋の端に待機しているよ。お料理も少なくなったら二人がマジックバックから出しているような感じだ。
「うん。アルには時間で区切るって言ってあるし。まだぐずぐず泣く事はないんだ。母様に言わせるとグズグズ始まるのはこれからだって」
「あ~~、確かによく泣いていたな。私の顔を見ると泣くから妻からは来ないでと言われた事もある」
「なんだリックもか。うちも言われたよ。あと抱っこする前にクリーンをかけてくれとか、ボタンのある服はやめてほしいとか」
「……どこも同じようなものだな」
レナード君とエリック君とユージーン君の会話もなかなか面白い。
レナード君の所は去年の十の月に生まれたから今回は連れてきていないけど、写真を見せてくれたよ。レナード君に似た感じの男の子だ。そしてエリック君の所はもうすぐ四歳の男の子でオースティン君を連れてきてくれた。実は第二子が出来たんだって。
「父上、赤ちゃんをみにいってもよいですか?」
「ああ、いいよ。一緒に行くかい?」
「ひとりでも大丈夫です」
「わぁ! じゃあ、僕と一緒に行ってくれる?」
ミッチェル君が声をかけるとオースティン君はチラッとエリック君を見てから「よろしくおねがいします」とミッチェル君に手を差し出した。
さすがエリック君のおうちの子だ。ミッチェル君は嬉しそうにエスコートをされて子供たちの所に向かった。
「やれやれだ……」
「相変わらず尻にひかれているな、クラウス」
「それくらいでいいんだよ。なんたって親父殿にくれぐれもよろしくって泣かれているしね」
「ああ、レイモンド卿か、式ではすごかったな。でも気持ちは分かる」
きっぱりとそう言い切ったユージーン君にクラウス君がやんわりと笑った。
う~~ん、なんだか父親組と母親組で分かれている感じで面白いなって思っていたら、レナード君が「エディ」って声をかけてきた。
「身体の方はもうすっかりいいのかい?」
「お陰様で。一応主治医とも相談して馬車での移動はもう少し控えるようにっていうのと、転移陣でなく自分での転移も出来るだけ控えるようにって。おかげで視察の予定が溜まっているよ」
苦笑した僕にレナード君は小さく頷きながら言葉を続けた。
「でも身体が第一だからね。しかし双子だって聞いた時は驚いたよ。ルシルも駆けつけたみたいだね」
「うん。つわりもひどかったから色々お世話になったよ。あと子供用のものも」
すると隣にいたエリック君も口を開く。
「ああ、あればいいね。今はルシル個人での受注生産らしいけど、軌道に乗れば領での生産に切り替えるらしい。きっと領を代表する特産品になっていくよ」
「マルリカのお陰で子供が増えてきているからね。需要はあると思うよ。うちも色々使っている。特にスタイは特別注文だ」
苦笑するユージーン君に他の三人もやんわりと笑った。うん。どこもも同じような感じなのかな。うちだってまだ使わない椅子とか、スタイとかついつい買い集めているしね。
「レティシアちゃん、可愛いものね」
「ああ、すでに釣書を寄越した家があって即座に送り返したよ」
ああ、うん。そうなんだ。まぁ仕方がないよね。
「……はぁ、これで四の月になったらすぐにマルリカの実を取りに行くって言い出すんだろうな」
クラウス君が小さな声でそう言って、皆は彼の大きな背中をポンポンと叩いていたよ。まぁ、ミッチェル君だものね。
「さて、私達もそろそろ二人の顔を見せてもらおう」
「そうだね。交代して……くれるかなぁ」
そう言った旦那様達の前で、奥様達の方から「笑った~!」と楽しそうな声が聞こえてきた。
「ふぇりをみたよ」
「ちがうよ、私をみていたよ」
「おやおや……」
「これは楽しみが増えそうだね!」
久しぶりのお茶会は和やかな時間の中で幕を閉じ、 僕は無事に二人の子供を皆に紹介する事が出来た。
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おやおや……(笑)
いえ、ないですよ。ないですから。
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