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〜幼少期編〜
第6話 悪役令嬢の誕生日パーティ
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ダリア・クロウリーの誕生日パーティ当日。
先日の新しい家族問題をなんとか(?)乗り越えて(?)9月9日の誕生日を迎えることが出来た。
全く私の趣味では無いフリフリのピンクのドレスに鏡の前に立つ私の顔はとても誕生日を迎えた7歳とは思えない表情をしていた。
だがお母様が用意したドレスだと思うと何も言えない。記憶が戻る前の私がこういうのがいいと強請ったのだろう。
甘んじて着るしかあるまい、、、
ホールには既に多くのゲストが本日の主役を待ち構えていた。
扉が開かれ、ホールに入るとカーテシー(ドレスの裾を持ち膝を軽く曲げて頭を深深と下げるヨーロッパの伝統的な挨拶のこと)をして挨拶をする。
「本日はわたくし、ダリア・クロウリーの誕生日パーティにお越しくださいましてありがとうございます。」
「まぁ、あの方がクロウリー嬢ですわ。」
「お美しくなられましたな。」
「これはあの方も見蕩れてしまわれるだろう。」
公爵家だからね、そう言っとかないと危ないもんね。
だけど私は浮かれに来たんじゃない。
これから訪れる処刑エンドの原因と対面しなければならない。
まぁ?原作通りなら例の王子様は私に興味など持たないし、私もカッコイイとは思ったけど主人公の方が可愛くて推せるんだよなぁ、、、、
ん?じゃあ簡単じゃないか?
処刑エンドは悪役令嬢であるダリアが王子と主人公の仲を嫉妬して2人諸共殺してしまおうと事件を起こした訳だし。
他の攻略対象とだってそうだ。
では、、、私が恋に落ちなければいいのか?
いやいや、、、ここは異世界。
私の意思に反して無理やりそういうイベントが訪れることだって予想しておかなければならない!
油断は禁物、、だって何せプレイしたことないんだから私この処刑エンド以外知らないし!!!!
こういうゲームって他にもエンドってあるものだよね、え、じゃあ何がきっかけで処刑エンドになるかわからないじゃないか!
たしか、、、処刑されるのって魔術学校卒業から5年後だったような?
、、、、なんで5年後?
だめだ覚えてない!!!
とにかくそれまで気をつけて過ごさねば!
「リア、、、、ダリア。」
「はっ!」
「聞いていますか?ダリア。」
嫌な予感とともに視線を声の方に視線を向けると目の前には幼い姿のアルベルト・ディシュタインが怪訝そうな顔をして立っている。
「あ!あ、アルベルト様!この度はパーティにお越しくださいまして、、、」
慌てて挨拶をすると周りの音が一切消える。
不審に思って顔を上げてみるとまるで珍しいものでも見たかのような表情で皆が私を見ていた。
、、、、、、え何かしたかな。
「いつもなら王子に会えばすぐに抱きついていたのに。」
「あぁ、王子を見ればすぐくっついて離れないあの令嬢が。」
、、、、え、そうだっけ?!ヤバい!流石にこんな人前でやらかすのは本当にヤバい!
とはいえ、私はこの人と婚約破棄しないといけないし。まだ婚約してないけど、、、
「ダリア嬢?」
不審そうにこちらの様子を伺うアルベルトに思わず引きつった笑顔を振りまいてしまった。
「な、なんでしょうかアルベルト様。」
「いえ、なんだかいつもと様子が、、、」
いや、そうですね合ってますよ王子様。
10日前に前世の記憶を取り戻し、精神年齢が爆上がりしたのですから。
Theお嬢様のダリア・クロウリーでいる訳にはいきませんことよ!
「そ、それはもう7歳になったのですから大人にならないといけませんわ!いつまでも子供という訳にはいきませんからね!」
苦しい言い訳だとは思うけど子供が言うぶんには信じてくれるだろうと信じているからね!!!
チラリと周りの大人の様子を見てみると微笑ましいものでも見るようなほほ笑みを浮かべているため、作戦は成功だろう。
しかしだ、問題は目の前の王子様は疑うような目つきで私のことを見つめていることだ。
しばらく無言のままお互い見つめている。
気まずいにも程がある。
だがこうして見てみると本当に美少年であると改めて実感する。
美しい金髪に輝きを見せる蜂蜜色の瞳。
ダリアが心奪われるのも無理は無い。
王子はふぅっと息を吐くと私に膝まづいて手を差し出した。
「では改めて、ダリア・クロウリー。僕と婚約をして欲しい。」
来たァァァァ!処刑への第一歩!歩みたくないけどね後ずさりたいけどね!ここでNOと言ったら公爵家の立場が無いだろう。
私にそれなりの力があったら無効にすることが出来るだろうが何せ子どもの姿でできることは少ない!
前にも言ったけど!
だからすべきことは一つ。
目を大きくして物凄く喜ぶこと。
そして、嬉しさのあまりに抱きつくんだ。
王子様に。
「嬉しいですわ!アルベルト様!もちろんお受け致しますとも!」
これで周りの大人は信じ切るだろう。
先程のダリア公爵令嬢は少し大人ぶっていただけで大好きな王子に婚約を申し込まれてそれが崩れてしまっただけなのだと。
だから、抱きつきながら王子様に囁いた。
「アルベルト様、2人きりでお話したいことが。ベランダでお待ちしております。」
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭🌃
先日の新しい家族問題をなんとか(?)乗り越えて(?)9月9日の誕生日を迎えることが出来た。
全く私の趣味では無いフリフリのピンクのドレスに鏡の前に立つ私の顔はとても誕生日を迎えた7歳とは思えない表情をしていた。
だがお母様が用意したドレスだと思うと何も言えない。記憶が戻る前の私がこういうのがいいと強請ったのだろう。
甘んじて着るしかあるまい、、、
ホールには既に多くのゲストが本日の主役を待ち構えていた。
扉が開かれ、ホールに入るとカーテシー(ドレスの裾を持ち膝を軽く曲げて頭を深深と下げるヨーロッパの伝統的な挨拶のこと)をして挨拶をする。
「本日はわたくし、ダリア・クロウリーの誕生日パーティにお越しくださいましてありがとうございます。」
「まぁ、あの方がクロウリー嬢ですわ。」
「お美しくなられましたな。」
「これはあの方も見蕩れてしまわれるだろう。」
公爵家だからね、そう言っとかないと危ないもんね。
だけど私は浮かれに来たんじゃない。
これから訪れる処刑エンドの原因と対面しなければならない。
まぁ?原作通りなら例の王子様は私に興味など持たないし、私もカッコイイとは思ったけど主人公の方が可愛くて推せるんだよなぁ、、、、
ん?じゃあ簡単じゃないか?
処刑エンドは悪役令嬢であるダリアが王子と主人公の仲を嫉妬して2人諸共殺してしまおうと事件を起こした訳だし。
他の攻略対象とだってそうだ。
では、、、私が恋に落ちなければいいのか?
いやいや、、、ここは異世界。
私の意思に反して無理やりそういうイベントが訪れることだって予想しておかなければならない!
油断は禁物、、だって何せプレイしたことないんだから私この処刑エンド以外知らないし!!!!
こういうゲームって他にもエンドってあるものだよね、え、じゃあ何がきっかけで処刑エンドになるかわからないじゃないか!
たしか、、、処刑されるのって魔術学校卒業から5年後だったような?
、、、、なんで5年後?
だめだ覚えてない!!!
とにかくそれまで気をつけて過ごさねば!
「リア、、、、ダリア。」
「はっ!」
「聞いていますか?ダリア。」
嫌な予感とともに視線を声の方に視線を向けると目の前には幼い姿のアルベルト・ディシュタインが怪訝そうな顔をして立っている。
「あ!あ、アルベルト様!この度はパーティにお越しくださいまして、、、」
慌てて挨拶をすると周りの音が一切消える。
不審に思って顔を上げてみるとまるで珍しいものでも見たかのような表情で皆が私を見ていた。
、、、、、、え何かしたかな。
「いつもなら王子に会えばすぐに抱きついていたのに。」
「あぁ、王子を見ればすぐくっついて離れないあの令嬢が。」
、、、、え、そうだっけ?!ヤバい!流石にこんな人前でやらかすのは本当にヤバい!
とはいえ、私はこの人と婚約破棄しないといけないし。まだ婚約してないけど、、、
「ダリア嬢?」
不審そうにこちらの様子を伺うアルベルトに思わず引きつった笑顔を振りまいてしまった。
「な、なんでしょうかアルベルト様。」
「いえ、なんだかいつもと様子が、、、」
いや、そうですね合ってますよ王子様。
10日前に前世の記憶を取り戻し、精神年齢が爆上がりしたのですから。
Theお嬢様のダリア・クロウリーでいる訳にはいきませんことよ!
「そ、それはもう7歳になったのですから大人にならないといけませんわ!いつまでも子供という訳にはいきませんからね!」
苦しい言い訳だとは思うけど子供が言うぶんには信じてくれるだろうと信じているからね!!!
チラリと周りの大人の様子を見てみると微笑ましいものでも見るようなほほ笑みを浮かべているため、作戦は成功だろう。
しかしだ、問題は目の前の王子様は疑うような目つきで私のことを見つめていることだ。
しばらく無言のままお互い見つめている。
気まずいにも程がある。
だがこうして見てみると本当に美少年であると改めて実感する。
美しい金髪に輝きを見せる蜂蜜色の瞳。
ダリアが心奪われるのも無理は無い。
王子はふぅっと息を吐くと私に膝まづいて手を差し出した。
「では改めて、ダリア・クロウリー。僕と婚約をして欲しい。」
来たァァァァ!処刑への第一歩!歩みたくないけどね後ずさりたいけどね!ここでNOと言ったら公爵家の立場が無いだろう。
私にそれなりの力があったら無効にすることが出来るだろうが何せ子どもの姿でできることは少ない!
前にも言ったけど!
だからすべきことは一つ。
目を大きくして物凄く喜ぶこと。
そして、嬉しさのあまりに抱きつくんだ。
王子様に。
「嬉しいですわ!アルベルト様!もちろんお受け致しますとも!」
これで周りの大人は信じ切るだろう。
先程のダリア公爵令嬢は少し大人ぶっていただけで大好きな王子に婚約を申し込まれてそれが崩れてしまっただけなのだと。
だから、抱きつきながら王子様に囁いた。
「アルベルト様、2人きりでお話したいことが。ベランダでお待ちしております。」
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