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聖ブルノア魔術学園編
第71話 悪女の門出
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夜の庭に立ち尽くすダリアの元にアメリアが歩み寄る。
それに気がついたのかダリアは振り返らずにアメリアに問いただす。
「何故あのような真似を?」
「別にあの子のためじゃないわ、あなたのためよ。」
「、、、、」
「ヒナを駒として扱いきれていないのはわかっているわ。でもあなたまでもが悪党になる必要ないのよ?」
「駒に過ぎない。ヒナには私の期待に応えるよう命じてある。だが神殿送りになれば闇属性の私の偵察魔法は無効化されてしまう。」
「だからわたくしが適役なのよ?今更騎士の誰かを身代わりに置くなんて手遅れでしょう?ウンディーネが一緒なら安心だし、学園入学までの1年を神殿で過ごすことになるだけ。わたくしはあなたの1つ下ということになっているからね。」
「はぁ、、、ベルファ殿下にはこってり絞られそうだな。」
「もといわたくしはホムンクルスの身、人並みの恋愛なんて。」
ダリアは庭の噴水の水を魔法で浮かすとアメリアの周りにまとわす。
「私をこの世界に呼ぶことができるんだ。それ以上のことが出来ないなんて保証は何処にもない。学園は私たちの次なる戦場だ。早速苦労をかけてしまう、すまない。」
「謝らないで?再びこうして地面を歩けるだけで十分だわ。」
こうして 同い年である アルベルト・ディシュタイン アルマ・デミウド ダリア・クロウリー、その他騎士団員は聖ブルノア魔術学園に入学となった。
学園からの要請でアストルム騎士団は騎士としてではなく一個人として入学するよう伝えられた。
よって、ダリアはアルベルトの婚約者として入学することになった。
久々にスカートを履くことに違和感を覚えるダリアだが教育はしっかりとされていたため令嬢にすっかり化けてしまった。
学園は寮生活のため暫くクロウリー邸を離れることとなる。
出発の朝、アメリアとヒナがお見送りのため出てきていた。
「お気をつけて行ってらっしゃいませ、お姉様。」
「お気をつけて、おに、、、お姉様!」
「あぁ、行ってくるよ。アメリア、ベルファ殿下には便りを出しておいた。近いうちにお見えになるようだから君が出迎えて差し上げろ。神殿籠もりの支度を怠ってはいけないよ。ヒナは引き続き淑女としての作法や教養を身につけることに専念しなさい。また指示がある場合は手紙を出そう。」
そう言って馬車に乗り込むと見知った顔が揃っていた。
「それで?何故あなた方がこの馬車に乗っているんですか。」
アルマとアルベルトだ。
「そんな!色んな夜を共にした仲だというのに!」
「パーティで顔を合わせただけだ!」
「香ばしい友人がいたものだなダリア。」
馬車の中で騒ぐ2人に呆れるアルベルトにアルマはからかうように微笑みながら嫌味を放つ。
「あら、殿下もダリア様から婚約破棄をさせられそうだと風の噂で聞きましたわよ?」
「王族との婚約を簡単に破棄出来るわけないだろ!」
「学園では婚約者らしく振舞えと父上から仰せつかっておりますし、、、」
「なんで残念そうに言うんだ!」
こうして初日の登校はとても騒がしく、そして華やかになった。
聖ブルノア魔術学園、今年の入学者は錚々たる面子が揃った。
火の魔法を自在に操る天才、デミウド公爵の一人娘である 焔の公女。
アルマ・デミウド公爵令嬢。
流れるような風を纏う リアーナ・フォンティーヌ。
13歳という若さで侯爵家当主となった水魔法の使い手 キース・アルヴェーヌ
魔法だけではなく剣術も優れた闇の使徒、星々をまとめ上げ人々の平和と安寧を守りし騎士 ダリア・クロウリー。
そして、その騎士の婚約者にして光を授かりし国の宝である アルベルト・ディシュタイン第2王子。
聖ブルノア魔術学園での新たな日常が幕をあげる。
𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹🌌
それに気がついたのかダリアは振り返らずにアメリアに問いただす。
「何故あのような真似を?」
「別にあの子のためじゃないわ、あなたのためよ。」
「、、、、」
「ヒナを駒として扱いきれていないのはわかっているわ。でもあなたまでもが悪党になる必要ないのよ?」
「駒に過ぎない。ヒナには私の期待に応えるよう命じてある。だが神殿送りになれば闇属性の私の偵察魔法は無効化されてしまう。」
「だからわたくしが適役なのよ?今更騎士の誰かを身代わりに置くなんて手遅れでしょう?ウンディーネが一緒なら安心だし、学園入学までの1年を神殿で過ごすことになるだけ。わたくしはあなたの1つ下ということになっているからね。」
「はぁ、、、ベルファ殿下にはこってり絞られそうだな。」
「もといわたくしはホムンクルスの身、人並みの恋愛なんて。」
ダリアは庭の噴水の水を魔法で浮かすとアメリアの周りにまとわす。
「私をこの世界に呼ぶことができるんだ。それ以上のことが出来ないなんて保証は何処にもない。学園は私たちの次なる戦場だ。早速苦労をかけてしまう、すまない。」
「謝らないで?再びこうして地面を歩けるだけで十分だわ。」
こうして 同い年である アルベルト・ディシュタイン アルマ・デミウド ダリア・クロウリー、その他騎士団員は聖ブルノア魔術学園に入学となった。
学園からの要請でアストルム騎士団は騎士としてではなく一個人として入学するよう伝えられた。
よって、ダリアはアルベルトの婚約者として入学することになった。
久々にスカートを履くことに違和感を覚えるダリアだが教育はしっかりとされていたため令嬢にすっかり化けてしまった。
学園は寮生活のため暫くクロウリー邸を離れることとなる。
出発の朝、アメリアとヒナがお見送りのため出てきていた。
「お気をつけて行ってらっしゃいませ、お姉様。」
「お気をつけて、おに、、、お姉様!」
「あぁ、行ってくるよ。アメリア、ベルファ殿下には便りを出しておいた。近いうちにお見えになるようだから君が出迎えて差し上げろ。神殿籠もりの支度を怠ってはいけないよ。ヒナは引き続き淑女としての作法や教養を身につけることに専念しなさい。また指示がある場合は手紙を出そう。」
そう言って馬車に乗り込むと見知った顔が揃っていた。
「それで?何故あなた方がこの馬車に乗っているんですか。」
アルマとアルベルトだ。
「そんな!色んな夜を共にした仲だというのに!」
「パーティで顔を合わせただけだ!」
「香ばしい友人がいたものだなダリア。」
馬車の中で騒ぐ2人に呆れるアルベルトにアルマはからかうように微笑みながら嫌味を放つ。
「あら、殿下もダリア様から婚約破棄をさせられそうだと風の噂で聞きましたわよ?」
「王族との婚約を簡単に破棄出来るわけないだろ!」
「学園では婚約者らしく振舞えと父上から仰せつかっておりますし、、、」
「なんで残念そうに言うんだ!」
こうして初日の登校はとても騒がしく、そして華やかになった。
聖ブルノア魔術学園、今年の入学者は錚々たる面子が揃った。
火の魔法を自在に操る天才、デミウド公爵の一人娘である 焔の公女。
アルマ・デミウド公爵令嬢。
流れるような風を纏う リアーナ・フォンティーヌ。
13歳という若さで侯爵家当主となった水魔法の使い手 キース・アルヴェーヌ
魔法だけではなく剣術も優れた闇の使徒、星々をまとめ上げ人々の平和と安寧を守りし騎士 ダリア・クロウリー。
そして、その騎士の婚約者にして光を授かりし国の宝である アルベルト・ディシュタイン第2王子。
聖ブルノア魔術学園での新たな日常が幕をあげる。
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