89 / 104
砂人
しおりを挟む「ここに砂人のナグラってのがいるらしいけど知ってるかい?」
「あぁ、あそこにいるのがナグラだよ」
隻腕の男がカウンターに腰掛けている。
「あんたがナグラか?黒の魔女のルーからお届け者だ」
「あん?あぁ、あいつか」
小包を受け取ると瓶を二つ渡される。
「コーヒー?」
「あぁ、あいつとは物々交換なんだ」
そうなんだな。
「あ、ここらへんにダンジョンってある?」
「いきなり馴れ馴れしいな。まぁいい、そこのカウンターで聞け」
指さされた場所に行くとギルドだった。
「お姉さん、ダンジョンの情報ある?」
「あらやだ、ダンジョンはね、初級、中級、上級とあのピラミッドの中の階層で違ってくるよ」
「へぇ、じゃあテッペンは?」
「さぁ?特級なのかねぇ?」
「ありがとう」
ピラミッドってあの真ん中にあるやつだな。
「行くんですか?」
「ここでまって「行きます」はい」
「アンアン」
「んじゃ三人で攻略する前に宿を取ろう!砂でざらざらだからな」
宿は水桶を持って来てくれるだけだった。
そうだよなぁ、砂漠だもん。
リアは頑なに背中を流したがるから任せるけど、それ以上はしないからな。
結局布団も一緒で真ん中にガンプがいる。
狭いがしょうがない。
「さぁ。攻略すんぞ!」
「はい!」
「アン」
ピラミッドなら中に入るとひんやりしていて気持ちいい、まずは初級からって広いなぁ。下の方が広いからしょうがないけどさ。
ミイラやマミィが出てくるがガンプが頑張って倒している。
階段を見つけたが降り階段?やっぱり上に行くんじゃなくて降りていく方か。
十階層をら超えたあたりから敵が強くなって来たんで中級になったようだ。
リアと二人で倒していく。もちろんガンプもがんばっているようだ。
アンデッド系や蠍なんかが多い。
聖剣ホーリーロードの出番は多いな!
「アンアン」
「お。宝箱!罠があるな。毒針だから前にいるなよ?」
後ろから開けると毒針が飛び出す。
「なかはただのポーション」
「なんだかガッカリですね」
まぁ木の宝箱だしな!
さっさと次に行く。
中級も突破して上級に入ったと思う。
マミィキングやデスワーム、デザートスコーピオンなどが出てくるし、どんどん狭くなっている。
「あとちょっとかもな!」
「そうだといいんですが」
「アンアン」
多分次でラストかな?
階段を降りると広い部屋にでた。
『グアァァアァ』
「スフィンクス?!」
黄金の身体を持つライオンのような姿を見て地球のスフィンクスを思い出す。
聖剣で斬りつけるが爪でガードされる。リアが『ホーリーバースト』を唱える。
『グアァァアァ』
「効いてるな!」
二人で『ホーリーバースト』を連発して弱ったところで首を斬り落とす。
ドロップ品は黄金の立て髪、爪、金塊だった。宝箱が出たが取らずに帰る。
ダンジョンから出ると宿をまた取って、魔法屋を探す。掘り出し物はなかったが、大人買いして日本に渡す分を確保する。
その日は挟まれながら寝て、翌朝『転移』でルーの家へ。
「どうだった?」
「ギガワームは会ったよ」
「倒したのかい?」
「倒してない。腹の中なもの全部アイテムボックスに入れて来た」
「あっはっは、やるねぇ」
「あとこれな」
瓶を二つ置くと、それを嬉しそうに持っていく。
「で、ダンジョンはどうだった?」
「べつに大した事なかったな。特級にはしなかったし」
「まぁ、コタローが上級入ったところでねぇ」
「まぁ、暇つぶしにはなったよ」
「なら良かったよ」
「んでギガワームの中身をどうしよう?」
「古いものなら青の魔女が欲しがるんじゃない?」
「よし、青の魔女のとこに行こう!」
「じゃあ、ちょっと待ってな」
ルーは黒の魔女の服装に着替えると、
「じゃあ手を握って」
『転移』
「やぁ、ミスティア」
「どうしたんだい?大勢で」
ミスティアは花に水をやっていた。
「ギガワームの腹の中にあったもんに興味はないかい?」
「うーん、何によるかね」
顎に指を当ててコテンと頭を横に落とす。
「出してみなよ」
「うーん此処では狭いかな?」
「んじゃあっちで」
四人と一匹はあるきながら、
「何?じゃあギガワームの腹の中にいたの?」
「うん、大空洞だったよ」
「へぇ、期待できるわね」
大きな空き地にまずは戦艦をだす。
「ふぉおぉぉ!砂人の戦艦ね。しかもだいぶ古い形だわ」
「ね?」
本当に古いものが好きなのかぁ。
「古ければいいってもんじゃないわよ。知識として価値あるものが好きなの」
「はぇー」
「ギガワームに呑まれてもこんなに原型を留めてるなんて!」
まぁ戦艦としては俺も胸がときめくわけだが、そこまでか?
21
あなたにおすすめの小説
勇者パーティのサポートをする代わりに姉の様なアラサーの粗雑な女闘士を貰いました。
石のやっさん
ファンタジー
年上の女性が好きな俺には勇者パーティの中に好みのタイプの女性は居ません
俺の名前はリヒト、ジムナ村に生まれ、15歳になった時にスキルを貰う儀式で上級剣士のジョブを貰った。
本来なら素晴らしいジョブなのだが、今年はジョブが豊作だったらしく、幼馴染はもっと凄いジョブばかりだった。
幼馴染のカイトは勇者、マリアは聖女、リタは剣聖、そしてリアは賢者だった。
そんな訳で充分に上位職の上級剣士だが、四職が出た事で影が薄れた。
彼等は色々と問題があるので、俺にサポーターとしてついて行って欲しいと頼まれたのだが…ハーレムパーティに俺は要らないし面倒くさいから断ったのだが…しつこく頼むので、条件を飲んでくれればと条件をつけた。
それは『27歳の女闘志レイラを借金の権利ごと無償で貰う事』
今度もまた年上ヒロインです。
セルフレイティングは、話しの中でそう言った描写を書いたら追加します。
カクヨムにも投稿中です
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~
きよらかなこころ
ファンタジー
シンゴはある日、事故で死んだ。
どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。
転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。
弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。
42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。
町島航太
ファンタジー
かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。
しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。
失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。
だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
ステータス画面がバグったのでとりあえず叩きます!!
カタナヅキ
ファンタジー
ステータ画面は防御魔法?あらゆる攻撃を画面で防ぐ異色の魔術師の物語!!
祖父の遺言で魔女が暮らす森に訪れた少年「ナオ」は一冊の魔導書を渡される。その魔導書はかつて異界から訪れたという人間が書き記した代物であり、ナオは魔導書を読み解くと視界に「ステータス画面」なる物が現れた。だが、何故か画面に表示されている文字は無茶苦茶な羅列で解読ができず、折角覚えた魔法なのに使い道に悩んだナオはある方法を思いつく。
「よし、とりあえず叩いてみよう!!」
ステータス画面を掴んでナオは悪党や魔物を相手に叩き付け、時には攻撃を防ぐ防具として利用する。世界でただ一人の「ステータス画面」の誤った使い方で彼は成り上がる。
※ステータスウィンドウで殴る、防ぐ、空を飛ぶ異色のファンタジー!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる