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レベル上げ2
しおりを挟む「相棒のテンだ、よろしく」
『テンにゃ!よろしくにゃ!』
「「か、可愛いぃー」」
まぁ、黒のチビ猫が喋ったら可愛いわな。
「テンも一緒にレベル上げして行くからな!」
『分かったにゃ!』
「じゃあ、ギルドに向かいますね」
「おう!」
と家からギルドまで車で行き、駐車場に車を停める。
テンは肩に乗ったままで、ミライとメグミに防具を渡して更衣室で着替えさせる。
召喚獣の登録をしてしまう。
こちらにはフィットの魔法がないようなので銀色の首輪を選びフィットの魔法で腕につけてやる。
んで俺も更衣室で着替えて外に出る。
「準備できました!」
「じゃあ行こうか!」
と、遠くから声が聞こえてくるので見ると、
「なぁにやってんだぁ!!」
「よ!カレン!」
「よっ!じゃない!あれだけ言ったでしょ!」
「あはは、違うよ、この人達は国家安全保障局?の人なんだ」
「ん?なんで国の人?」
とようやく落ち着いたカレンに事情を説明する。
「ふぅ、分かったけどメールなり連絡してよね!」
「悪かったよ、あ、後こいつはテンな?」
『よ!よろしくにゃ』
「な、な、か、可愛いぃ!!」
とようやく座って喋る。
「なら私達も」
「お前らとはレベルが違うんだよ。まだ30だぞ?」
「そっか、ならヤトがついて行く方がいいか」
「だろ?んじゃ時間がもったいないから行くぞ?」
「テンちゃんまたね!」
『またにゃ!』
テンはご機嫌で俺の肩に掴まると一緒にダンジョンに潜って行く。
「よし、武器はこれな、でメグミはこれを」
「す、スキルボール!!?」
「いいから取り込んでくれ」
「はい!」
と胸に取り込むと、
「こ、これレアな氷魔法じゃないですか!」
「まぁ、それで遠距離頼むな!」
「えー…はい」
「んじゃ、俺がチェイサーだから先に進む、敵が来たら連携して倒す!いいね?」
「「はい」」
久しぶりにダンジョンに潜って、薬草を摘みながら、
「右から2な!」
「「はい」」
と2人で戦わせる。
2人ともやはり戦闘訓練を受けたのだろう、いい動きをする。
テンも薬草摘みを手伝ってくれて、2人には集中してもらう。
10階層のホブゴブリン5体も、2人で倒せるのでまぁ、何とかなるだろう!
20階層は少し不安があったが何とか倒して25階層のいつものところまで行くとマジックテントを出す。
(大)はカレン達に渡してあるので普通のマジックテントだ。
とりあえず飯は俺が弁当を出して食うと、疲れたのか眠ってしまった。
『ニャーも寝るにゃ』
「だな。お疲れ!」
翌朝も朝早くに起きてテントをたたむと下へと進んで行く。
寝起きのテンは肩の上で欠伸をしているが、ミライとメグミは死闘を繰り返している。
2人はきついかと思えば何とか勝っているので低級ポーションで傷を治してやる。
「も、もったいないですから!」
「いいから、怪我したままだとまた怪我するからね!使わせたくないならちゃんと怪我しないようにね」
「は、はい」
と2人には言い聞かせて先に進む。
レベルも調子良く上がっているようだな。
流石に30階層のミノタウルスは俺も少し手伝う。
「グッ!!」
「アイスランス!!」
「おりゃあぁ!!」
とメグミの魔法で動きを止めてミライが首を刎ねるとようやく倒し切った。
「はぁ、はぁ、はぁ、」
「よくやったね、今回はこれくらいにしようか?レベルはどう?」
「わ、私は41です」
「はぁ、私は42ふぅ、です」
「よし、それなら並の相手なら勝てるし、よく頑張ったね」
「「はい」」
モノリスで10階層まで戻り、外まで気を抜かずにダンジョンから出る。
「はぁ、流石に疲れました」
「私もです」
「なら運転は俺がして帰ろうか」
「いえ、それは私がします」
メグミの仕事らしいな。
帰ると部屋に戻って行く2人、俺はテンと一緒に帰ったらまずはビールで乾杯する。
『にゃー!これがあるから』
「生きてるって感じだな!」
と2人で乾杯する。
「じゃーつまみでも食っててくれ」
『にゃにするにゃ?』
「錬金術だ、今日取った薬草をちょちょっとな」
『へえ、手伝うにゃ』
とテンが手伝ってくれるそうだ。
「んじゃ出来上がったポーションをカバンの中に入れてくれるか?」
『お安い御用にゃ!』
2人でポーションを大量につくる。
『あー、疲れたにゃ』
「おし、今日はこんなもんでいいだろ」
『しかし錬金術師だったとはにゃ』
「まだ俺の本領は発揮してないぞ?」
『にゃ、まだあるのかにゃ?』
「『ガチャ』」
金色の筐体が出てくる。
『にゃんにゃ!これは!』
「ガチャガチャだよ、これがあるから今の俺があるかな」
『ビックリだにゃ』
「他の人間には秘密だ。テンにしか言ってないからな」
『分かったにゃ!』
じゃあ、軽く11連をやってみる。
『ガチャガチャ』
『ぬぅおお!なんか出てきたにゃ!』
「これがガチャだよ、で中身は?」
赤1、青が3、紫が2、銀が1、金が3、虹が1、
「おぉ!虹が出たな!」
『にゃんにゃ?』
「開けていけばわかるよ」
赤は上級ポーション、
青は、
・小人のレザーアーマー
・水竜剣
・竜髭の鞭
「これはテンが着れるか?」
『物が出てくるにゃね、着てみるにゃ!」
ゴソゴソと着る、
「たぶん魔法がかかってるからパージでデカくならないか?」
『パージ!デカくなったにゃ!』
「で、着たらフィットだ」
『フィット!おぉ!着れたにゃ!でも翼が』
「あとで穴あけてあげるよ」
『サンキューにゃ!」
紫が、
・白雲の腕輪(AGI、DEF+40)
・身代わりのミサンガ
よし!これもテンに着けれるように改造しよう。
銀が、AGI 速薬。
金が、
・スキルボール『疾風』
・スキルボール『風魔法』
・マジックテント(大)
よし!マジックテント(大)はもう一個欲しかったんだよな!
虹が、
・転移の書
転移陣が載ってるやつみたいだな。
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