合成師

盾乃あに

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襲撃

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「んじゃ、行こうか」
 と星3ダンジョンに向かう俺たちは人も少なくなった墨田区のダンジョンだ。

「ようやく初ダンジョンね!」
「私達が強くなったことをお披露目できる!」
「ね!」
 とカグヤやミオやヒナもやる気は十分だな。
 まぁ、今日は10階層までで様子見だが、それでも新しいとこだから気を抜かないようにしないとな。

「ここは迷宮型か」
 フィールド型じゃなくて壁があり迷宮のようになっている。
 壁は硬く壊せないようになっている。
 それでもモンスターはゴブリンなどやはり弱いので蹴散らして進んでいくだけだ。

「5階層か、まぁ、まだ大丈夫か?」
「えー、お腹空きましたし休憩しましょ?」
「私も賛成です、何か嫌な予感もしますし」
 とミオが言うのでここらで腹ごしらえできる場所を探す。

「ここは大丈夫そうだな」
 部屋になっていて他の探索者も休憩していた。

「もぐもぐ、それより今日はどこまでいくんですか?」
「ん?10階層だが?」
「まぁ、妥当ね」
「そうですね。迷宮型は時間かかりますし」
 とみんなの賛同も得たし、ゆっくり進もうか。

 8階層も順調に進んで行くと、後ろからついてくる者がいることに気づく。
 みんなも分かったようで後ろを振り返ると、
「おっ!流石に近付きすぎたか」
「まぁ、死ぬんだしいいだろ?」
「気を抜くな?氷の姫だぞ!」
 とここでやる気だな。

「じゃあ、死ね!」
 男が何かを投げると煙幕が立ち込め身体が痺れてくる?
「アイスブリザード」
 カグヤの魔法で煙幕が消えると男達が消えた?

「グッ!」
「ミオ!」
 ミオがダンジョンの奥に引っ張られていくので瞬歩を使い縄を斬る。
「ゴホゴホッ」
「チッ!まぁ、分断できたからいいか」
 こっちはふたりであちらは三人、フードを被って顔がわからない。

「はぁ、こんなこと言うのはなんだが、ただじゃ済まないぞ?」
「そっちの方を心配した方がいいかもな?」
 ミオを見ると顔色が悪い。
「ミオ、ポーションだ」
「いえ、今飲んでる隙はないですから」
「はぁ、飲めよ?」
 とポーションを渡すと瞬歩で男達に近付き大振りに剣を振るう。

「おっと、そんなものか?」
「まぁ見てみろよ?」
「グァァアァア!!」
 雷属性の剣に魔力を込めて放った電流が男に当たり苦しそうな声を出す。

「て、テメェ!星3の探索者じゃねーのかよ!」
「悪いが俺は星4だ」
「チッ!オラ!行くぞ!」
 と三人はナイフでこちらに向かってくるが、
「こっちも回復したんだからね!」
 とミオが相手と剣を合わせる。

 俺は瞬歩で相手の足を斬り、収納から出したナイフをもう一人に投げると脇腹に刺さる。

「ぐぁ!く、くそ!話が違うぞ!」
「なんの話だ?喋れば生かして返してやるよ」
「悪いがそれは無理な話だ!」
「キャァッ!」
 とミオの方の男がミオを斬りこちらに剣を刺しにくる。

「どうせ『栄光』だろ?言ってみただけだ!」
 と男を瞬歩で壁に串刺しにする。
「グハッ!グゥゥゥ」
「ミオ!」
「大丈夫、持ってたポーションかけたから!」
「ふぅ、さて、『栄光』にそこまで遠慮しないで早く話せよ?」
 串刺しになった男を見るといなくなっていた。

「チッ、一人逃したか」
 血痕が続いているから遠くには逃げてないだろうが、追いかけるよりカグヤ達が心配だからな。
 と二人を見ると帰還玉を使って逃げてしまった。

「はぁ、カグヤ達の方に行くぞ!」
「うん!」

 走って行くとカグヤ達は無事だが、怪我をしているようだな。
「大丈夫か?」
「こちらの手の内は分かってるみたい」
「そうか、ならこれで終わりにする!」
 こちらには男と思われるのが五人もいやがるからな!

「サンダーレイン!」
 属性剣に魔力を込めて雷を落とすとぷすぷすと黒焦げになる三人。
「アイスコフィン!」
 残り二人はカグヤが足を凍らせる。
 さて、この五人だけでも連れて行かないとな!

 収納から縄を取り出して縛って行く。
 黒焦げになった奴らもなんとか息はあるようだ。
 帰還玉を使いギルドに戻ると警察に渡して事情聴取を受けて帰ると、マー坊達が迎えに来ていた。

「大変だったな。やっぱり『栄光』か?」
「だな。三人は逃してしまったが、あちらは深傷を負ったはずだから、これに懲りてくれればいいけどな」
「いやいや、もうそんなこと言ってられないだろ!」
 マー坊は怒っているようだ。
 俺も腹は立つが、どうしようもないからな。

「とりあえずクールダウンして、考えようか」
「分かった。んじゃ帰るぞ」
 車に乗り込み、マンションに帰るとミドリ達からも心配された。

「よし、んじゃ乗り込む方向で行くか!」
「それじゃダメだろ?どうにか引きずり下さないとな」

 会議室でビールを飲みながら話をする。
「で?何か考えがあるの?」
 カグヤが聞いてくる。
「まぁな」

 俺はあのイケすかないイケメンのツラに一発かまさないと気が済まないからな。
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