王霞珠玉

盾乃あに

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第1章 異世界乱舞

ドルトンとクレア

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「やんのかてめぇ!」
「やったろうじゃないか!このクソガキが!」
「表に出ろこのボケジジイ!」

と外で喧嘩し始めたのは、ルドルフに紹介して貰った鍛冶屋の親父と俺!コイツ鍛冶屋の癖していいパンチ打つじゃねーか!

「あんたらいい加減にしな!!!」
誰だ男の喧嘩にチャチャ入れやがって!
「んだこのババ「ゴンッ」ブッ!」
「母ちゃん違う「ゴンッ」ゴハッ!」
ハンマーで頭をぶん殴ったおばさんは
「そこの兄ちゃん、その二人連れて中に入りな!」
「はい!」

意識が戻った俺と親父は正座で、このババァの説教!後ろの椅子に座ってお茶を飲んでニヤニヤしているバカツキ!覚えてやがゴンッ!
「いっだぁ!なにすんだババァ!「ゴンッ!」ぐうぅ!!」
なんで二回もハンマーで殴られなきゃならねーんだ!
「まず口の利き方がなってない!私の名前はクレアだ!クレアさんと呼ぶ事!」
「んだとこのク・・・レアさん」
ハンマーを構えてる状況では反抗できねーじゃねーかよ!
「ぶわっはっはっは!お前もクレアには「ゴンッ!」オォォォ!!」
「あんたも紹介状持ってきた人に喧嘩売っといて何笑ってんだい!いい加減にしな!」
あー、このババァには勝てねーわ
「よし!これで話が出来るね!で?なにをして欲しいんだい?」
バックから装備を取り出して机に置く。
「手入れはまあまあだな、だが無茶し過ぎてこれじゃすぐイかれちまう」
と親父が復活してきて装備を見る、
「これは僕の祖父から譲って貰った物でここ1カ月ちょいでここまでなりまして」
霞月が話すと、
「一カ月だと?どんな使い方してんだ!」
怒る親父を宥めるように、
「オールドオークジェネラルと最後は戦いまして」
と霞月が言うと、
「勝ったのか?」
と親父は興奮気味で聞いてくる。
「勝ったからここにいんだろーが!」
「うそこけ!おめーみてーな奴が倒せるかってんだ!どーせ逃げて来たんだろ?」
こいつゆるさねぇ!ぜっ「ゴンッ!ゴンッ!」
クレアの痛恨の二撃!親父と俺は悶絶している、何回殴んだこのババァ!
「えーと、本当に倒しまして、副ギルド長に言ったら紹介状を書いてもらいました」
霞月は説明し、

「あんたはこのバカ共と違って話が出来るね、でこれはこのデカイのの装備だね、武器は?」
「こいつはキングって言います、拳で戦うので武器は一番傷んでる腕パーツですね」

霞月は腕パーツを持ち上げ傷んでる所をみせると
「今時拳が武器とは中々やるじゃねーか小僧!」

親父復活!
「誰に向かって言ってんだ!男なら拳で勝負だろーが!」

俺も復活!

親父も気が向いたのか装備を確認してから、
「これは防具としてはいい方だが武器としてはダメだ!お前は脚も使うのか?」
「一応いま習ってる途中だが使うな!」
「なら、腕パーツはガントレットに脚パーツは格闘用にグリーブを作らにゃならんな!後のパーツは直せるが新しくした方がいいのう!」
「動きやすいのを頼むぜ!こいつも中々良かったけどよ」
親父と喋ってるとババァが、
「金はあんのかい?全身買えるんなら金貨30は覚悟しとくもんだよ!」

はぁ?そんな金ねーよ!

「分かりました、魔石で払う事は出来ますか?」
何言ってんだバカツキ
「キング、オールドオークの魔石を出して!」
「は?見せんなってさっき言われただろうが」
「いいから!」
んだよ!と渋々出すと
「あんたこれじゃ貰いすぎになっちまう、他には無いのかい?」
しまってからジェネラルの魔石を取り出す

「純度が高いし大きさもある、金貨35ってとこだね、これでいいよ!あとあんたの刀も見せてみな」

霞月が二本渡すと、
「こっちは綺麗なもんだ、メンテナンスもしっかりしてる、がこっちはダメだな、なんならこっちもやってやるよ!」

最初からの相棒は二人の手から離れて生れ変る。
「あとは兄ちゃんは防具が弱いね、それも込みでやったげるから安心しな!」
ババァいいとこあんじゃねーか!

でもそれまでどーするかだな、霞月は刀があるが、
「お前はこれ使っとけ!」
と渡されたのは革の防具と腕と脚のパーツ?

「防具は革だが硬度は高いし動きやすい、ガントレットはこーやってつけってっと、どうだ?」
「これいいな!これがガントレットってやつか!」
拳を握ると一体感が違うな
「で脚上げろ・・・でこーやって、ほれ!」
「おー、ガチャガチャ言わないぞ!走りやすいし!」
装備でこんなに変わるのか!

「ただあまり無茶はするな!あくまでも代わりだからな!」

「おう!親父ありがとう!」
俺が礼を言うと、
「俺はドルトンだ!お前はキングで良いのか?」
「俺の名前は王だ、キングって意味だからどっちでもいいぞドルトン!」

右手を差し出すとドルトンも握ってきて、
「おぉうぅ!!よろじぐなギング!!」
この野郎握力勝負か!
「ああ!よろじぐなドルドン!!」
「ゴンッ!ゴンッ!」
「明日また来な!寸法やら測るからね!」
俺は霞月に、ドルトンはクレアに引き摺られて「てめぇ!覚えてろよ」「そっちこそにげんじゃねーぞ!」

「あの馬鹿力め!商売道具が馬鹿になっちまう!」
ドルトンは嬉しそうに愚痴を言っている、
クレアも久しぶりにヤル気の旦那が見れて嬉しそうだ。


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