王霞珠玉

盾乃あに

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第2章 ダンジョン攻略

人間と野生化の狭間で

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一週間後、
「黒オーク十右から!」
霞月の声、俺は走り先制攻撃、
ドゴンッ!と王羅を纏って殴りつけもう一匹ズドンッ!とヒザ蹴りで倒す。
ザシュザシュッと聞こえるのは霞月の闘気と風を纏った刀の斬る音。
十匹を倒して魔石だけ抜いて、あとはアイテムボックスに入れ後で解体する、最近霞月も解体を覚えて来たところだ。

二日目は動きは出来たが腹が減ってしょーが無かった!食っても食っても身体が吸収するように入っていく。

この一週間は黒オークのみに集中する。
レベルがガンガン上るのが分かる、だがまだだ、上を見ると寒けがする程だからまだ無理だ、が絶対てっぺんに行ってやるからな!

二週間後、
「おらぁぁ!」
王羅はレベルが上がり全身に纏っている!
スパァンッ!と霞月の刀の斬る音も変わって来た、今は黒オークのリーダーでも何とかなる!ジェネラルは二人掛かりになるが何とかなる、でもまだその程度、まだキツイか!

三週間たってやっとキング!
俺の王羅は無駄が無くなったのか、オーラが消えているが、内にあるのが分かる。
霞月も普通の刀の様に見えるが霞嵐の刀剣が本気になったみたいで、よく見ると薄い霧の様なものが刀の表面で踊っている。

黒オークキングはあの豚とは違って流石にデカイし筋肉質だ!鬼と言っても分からないくらいだが、勝てない相手じゃ無い!
左からの拳に合わせて拳を振ると相手の腕ごと粉砕した!右の剣を振り上げるが下がる事はなく落ちた、霞月が斬り落とす。
最後は右ストレートを顔面にぶち込んで終了!
霞月と拳を合わせて、「「しゃー!」」

キングの肉はうまい!
「とろけるねぇー!」
霞月も食う量が増えて食材を取りに行かないと飯が無くなる!
「食い過ぎだ!俺のも残せよ!」
「だからキングが解体した方が良かったのに、僕にさせるからだろ」
解体する様になったがまだまだで食えなくなる部分が出てくる、だがコイツにもレベルを上げて貰わなければ食う量増えたんだし解体も大量にしなくちゃならない!
「働かざるもの食うべからず!」
「じゃあ食っていいじゃん!」
難しいところだ。
巻物も持ってるのは全部習得はした、使ってないのは沢山あるがちまちまレベルあげをしている。

さて、次の相手はオークと敵対してたオーガなんだよねー、鬼だよ、鬼!
食えるのかな?そこが心配だ!

次の日はオーガ退治!お供は猿しかいないが、
「いくぞ!猿吉!」
「は?桃太郎は俺でお供のゴリラキングでしょ?」
いく前から喧嘩してブスくれて鬼退治!

もう俺の探知でも変わらないから黙ってやってる。
オーガもオークとたいして変わらず、
とりあえず十匹倒して解体する、鑑定すると食えるみたいだから焼いてみたら美味い!
硬いけど美味いな!
牛の硬い感じかな?ツノ生えてるし牛?
違うな。

そっからまたオーガ狩りをしてレベルを上げていく!いまは上がってる感じがしないが飯の為にやるしか無い!

上に行くのにどんだけ掛かるよ。
ここに来て二ヵ月、オーク、オーガときて今度は縄張りが広がった猪さんが相手とは、もう肉にしか見えない!
「今日の飯だ!行くぞ!」
「ぼっくのご飯」
二人とも生きる為に野生化して来た!

最近固有スキルの王虎を使っても倒れることが無くなった!

霞月も霞龍を使った時は酷かったがやはり一度は通る道なんだな、今度からは早めに使わないと、と思ってたらボスっぽい猪が出て来たよ!

「どっち行く?」
「キングのが魔石だけだからキングで」
「あいよ!王虎!」
ドゴォンッ!と倒れる音も凄いな!
魔石もデッカい!
オークの住んでた所を改築して住んでるけど、ここが俺らの縄張りってことになってるみたい、上に行くけどまだ行けない、ここは下層になるみたいだけど下層のヌシを倒さないとな!

料理も二人とも取ってて良かった、今のところ食材もいいしハズレがないから解体と料理は交互にやってる。
もちろん洗濯も溜まったらやるし、霞月も一人暮らしやってたから訓練以外は普通に生活している。

一週間後、俺らの縄張りが広がってきた、来るのをやっつけて食ってたらそいつらの縄張りが俺らの縄張りになってる。
ここら辺は野生化だな!
そろそろヌシとご対面かな?

と思ってたけどなかなか来ない、縄張りは広がる一方で、飯が無くなって来たから俺らから行くことになった。

さーてヌシの大鹿だ!デッカいツノだし美味しそうだ!流石に下層だけどヌシだけあって蹴られるとマジ痛い!
王羅纏ってるから折れたりしないけど痛かったぞー!とジャンプして飛び乗りツノを折ってやる!相当効いたのかフラフラしてるから、霞月が斬って終わった。
次から中層か、どんなんがいるのかな?食えればいいけど。

二週間後、俺と霞月は中層での狩りをしているが、食えるものがあまりいない為ギリギリの状況である、出てくるのは蜘蛛、大カマキリ、大蜥蜴になり俺は蜘蛛をなんとか調理して食うもあまり美味いとは言えない、カマキリに至っては食う気がしない、となれば狙うは大蜥蜴になり毎日大蜥蜴が取れるわけもなく下層に少しだけ残った鹿や猪を狩りなんとかしていたが限界が近い!

「上層に向かうぞ!このまま飢え死にするよりマシだ!」
俺は言うが中層のヌシは大蜘蛛である、霞月は虫を克服できず、蜘蛛や大カマキリに苦戦している。だがこのままではダメなことも分かっているので「うん、行こう!」と中層のヌシとなる大蜘蛛に挑戦する。

霞月は火魔法で蜘蛛の巣を焼き大蜘蛛をしたに降ろすと俺が顔面に拳を叩きつけるが硬すぎる!と霞月が出た。
「霞龍!」
霧のような龍が現れ大蜘蛛に襲いかかる、龍は大蜘蛛の体内に入り込み暴れ狂い大蜘蛛は外だけ残して死んでいた。
「あいかわらずエグい技だなぁ」
「これ使うと食えなくなるからあんまり使えないけどね」
と克服は出来ないが、殺す事に躊躇しなくなった霞月は、上層に期待していた!

すぐ上層に向かうキングと霞月は熊と戦っているが強い!大蜘蛛で体力を奪われた霞月は、フラフラで今にも倒れそうになっている。
俺は、使うしか無いと、王羅を纏った状態で初めて王虎を使用した。

気付くと霞月がフラフラの状況で俺を担いで山を降りている、ようやく下層に来たはいいが弱っているものを逃がすような相手はここには居ない。

オーガの生き残りが出てきた、しかも三十匹程、終わったと思った俺だが、霞月は、
「飯だ!」とフラフラしていたのは最近食べれていなかったのが原因か?

狂喜乱舞の霞月に斬り殺されるオーガ達!
この日は久しぶりに残す程食材が手に入り、熊肉とオーガ肉を堪能する二人だった。
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