王霞珠玉

盾乃あに

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第3章 天帝国と酷使の山

皇帝の交代と二つのルート

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俺は王羅を纏って、霞月は朧月を纏ってる、
二人で組手のような殺し合いの様な・・・
「てめぇ!今かすっただろーが!」
「僕の剣を舐めてかかるからかするんだよ!」
「っぶな!馬鹿キング!あんたのは当たると即死だから気を付けろ!」
「おめえが馬鹿にすんのが気にくわないんだバカツキ!」

とギリギリの戦いを繰り広げている横では
「ソナタ死ねぇー!」
「カナタ!それが本音でおじゃ、か?こっちも容赦しないでおじゃ、ぞ!」
「おじゃおじゃうるせーんだよ!」
「あっちー!もう怒ったでおじゃる!これでも食らうでオジャルー!」
とこっちもこっちで死闘?を繰り広げていた。

終わると仲良くなると思いきや、
「カナタ行くぞ!」
「おう、キングどうだったんだ?」
キングとカナタは二人で城に帰る。

「おじゃー!聞いてよ!キング酷いんだよ!」
「霞月ー!カナタも酷いでおじゃ、んだー!」
とこっちもこっちで二人で城に帰る。

何故か組手をするとこの関係、組手を止めようと言う案があるが俺とカナタのストレス発散を無くしてなるものか!

ソナタが18歳になり弟の乱が15歳で皇帝が変わる。弟はとっくに15歳になっており今は武術の訓練を受けている。
ソナタはあと10日で18歳、思う所も・・・ないようだ。
「ソナタ、お前あと10日で皇帝辞めるんだろ?なんかないのかよ?」
「ないでおじ、す。弟はなかなか出来のいい弟だから大丈夫でおじゃ、す」
こいつそろそろ直ってもいい気がするんだが、
「会えるのか?」
「会えないでお、会えない」
「なんで?弟だろ?」
「そう言うものでおじゃ、す」
「弟は今武術の稽古なんだよな?俺が教えていいか?」
ちょっと気になるんだよなぁ、
「いいですよ、俺が教育係りに言っとくよ、明日で大丈夫か?」
おぉ、カナタ!
「大丈夫だ、何時からだ?」
「昼からだから飯食ってすぐ行けばいい」
「キング、くれぐれも乱にケガさせないように頼むでおじゃる」
「分かったよ!」
おじゃる出てるぞ!

「腹ぱんぱんだな!んじゃ行ってくらぁ!」
係りの人に着いて行くと道場に出た。
「初めまして、乱と申します、今日はよろしくお願いします」
おぉ、おじゃると大違いだな!
「おう!俺は・・・キングでいいか、よろしくな!」
俺の名前は叶都になったんだが、カナタに似てるしキングが俺に合ってるしな!
「んじゃどーする?いつもどーやってるんだ?」
「いつもは型稽古のみです」
「それ実戦で使えないぞ!」
「皇帝は人を使い国を守る、皇帝が強くなくともいいのです」
あぁ、前の豚と一緒だな、
「お前は国を守るのが一番なのか?」
「当たり前です」
「民は?」
「・・・国あっての民です!」
「違うな、民あっての国だ、そうじゃ無ければ王国と一緒だな」
「私が強くなれば民を守ることが出来るのですか?」
「少なくとも着いて行くと民は言うだろうな!」
やっぱ子供はちゃんと躾けないとな!
「どうすればいいか教えてください」
頭を下げることのできる皇帝か、いいじゃないか!
「んじゃまず型稽古からだな!見せてみろ!」
なってない、それじゃあ意味が無い、
「もういい、俺の型稽古を観といてくれ」
と俺もこっち来てからやり出したもんだが毎日やってるからな。
一通り終わって
「どうだった?」
「全然違いました、あの型には理由があるのですね」
「気付いたか!そうか!なら良かった!お前は強くなれるよ」
と頭を撫でる、照れ臭そうにする乱
「あと少しで兄と変わります、それまでの稽古をお願いしたいのですが」
「おう!任せとけ!カナタに言って訓練は俺が指導してやるよ!」
それから訓練の時間を増やして乱に教えていった。

戴冠式の日、乱は皆の前で、
「私が今から天帝国、皇帝です。ですので最初の仕事をしたいと思う。
今迄、天帝国の皇帝をしていたソナタを追放とする。
だが私の兄上としてのソナタは追放はしない!異議のある者はこの場に出て来てください!」
涙を流すソナタとカナタ、乱はいい皇帝になるさ。

カナタは自分の後釜をちゃんと育てていたようで引き継ぎが終わり次第俺らと合流する。
これで四人揃って古代ダンジョンに行く準備は出来たが、まだソナタとカナタの限界突破は出来ていないし俺らもウォータードラゴンとの勝負をつけていない。

「それじゃあ半年後、天帝国で落ち合う!」
「「「おう!」」」
ソナタとカナタ頑張れよ!
俺らよ強くなって来るからな!

ソナタとカナタはファイガルのダンジョンで限界突破を目指して!
俺らは訓練しながら酷使の山の制覇を目指し、半年後に天帝国で落ち合うことにする。
四人で行動するのはいいがどうしても強い方が助けてしまう。
俺らはレベルの差が大き過ぎる、なら二手に分かれて訓練することになった。
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