王霞珠玉

盾乃あに

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第4章 五個目のダンジョン

ゴドルからキルト

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「俺いっちばーん!」
やっぱり一番は気持ちいい!
「くそ、やっぱり届かなかったか、でもそれなりだろ?」
カナタもソナタもだいぶ上がってる
「いや、でも凄いよ、スキルレベルもMAX多いし、ソナタの方が多そうだけど、限界突破はやっぱりキツかった?」
カナタは不思議そうに
「いや、なんか身体がフワッとしたら力が湧いてきて気付いたら限界突破してたかな?」
「ソナタは?」
「一緒の感じですがモンスターを倒した瞬間来ましたね」
「なら経験値を貯めて上限まできたら限界突破な感じだね!」
そーなんか、俺らの時は必至だったからなぁ、
「で、これを買った訳!」
霞月が取り出したのは巻物、上級魔法の巻物のようだ。
「ソナタとカナタはまだのやつもあるけど、レベ上げて覚えてね、けっこうするやつだから乱雑に扱わない様にね」
上級か、その為に魔法も訓練させられたからな、
「とりあえず火炎魔法、水氷魔法、風雷魔法、土金魔法、白光魔法、黒闇魔法、時空魔法、かな、みんな初級魔法をMAXにしてないとゴミと一緒だから気合い入れて覚えてね!」
魔法も使い所でいい働きしてくれるから覚えて損は無いな。
「でこれからどうする?装備も預けたままだし、やる事は訓練だけか?」
カナタが聞くと、霞月はニヤリと笑い
「敵情視察かな?王国に行ってみよう、巻物屋にも行ってみたいしね」
「「「まじで?」」」
こいつまじか?顔バレしてないけど入って行けるのか?
「入れるかは事前に行ってみたから大丈夫だよ!中はまだちゃんと見てないけどね」
いつのまに・・・そーいえばたまにいないときがあったな。
「と言うわけで今日はゴドルに宿取って明日王国ね、あ、巻物覚えるの忘れないように!」
で俺たちはブラブラしながら服などボロボロの奴を捨てて新しいものに交換したりクアトロの特製ブレンドコーヒーの買い足しやソフィアのとこに調味料の買い出しと魅了耐性上げ(霞月が気付いたがソフィアは魅了を使ってるようだ)をしながらゴドルの町を散歩していた。

武器屋や装備品をみるがドルトンの後だと見劣りしてしまい買えない、宿屋にチェックインだけして、またブラブラ、アクセサリー屋を見つけ、お金のマークのアクセをグレアに買ってみたり、魔石買取屋に行って何処までの奴なら買い取ってもらえるか試してみたり、それ慣れに楽しんでいると、モンスターが近くに出たらしく行ってみることに、オークの群れだったのでちょっとだけ倒してみるとまた女が襲われていた、助けてやるとなんか見たことある気が?
「あ、また助けていただいてありがとうございます」
だよな、一回助けたと思うけどどこだっけ?
霞月が「前もここら辺で捕まってた人じゃない?」
あぁ、あの時キルトの町まで送っていった女か、
「何してたんだ?キルトの町にいるんじゃないのか?」
すると女は、
「行商の修行中でして、あまり護衛にお金をかける訳にもいかず」
たぶん嘘か、
「わかった、んじゃ気をつけて行けよ」
こういう胡散臭いのは近寄らないに限る。
「あの、出来ればまたキルトの町まで送っていただけないでしょうか?」
「なんで?」
と霞月が冷たく言い放つ、
「また襲われるのが怖くて」
「なら護衛を雇えばいい、嘘はつかない方がいいぞ」
俺はめんどくさくなり本音を言った。
「す、すいません、嘘と分かっていたとは知らずに図々しいのですがどうしてもキルトのルドルフに伝えたいことがあったので!」
あー、しまった、知り合いの名前出ちゃったよ。霞月、そんなに睨むなよ。
「わかった俺一人で行ってくるわ」
「しょーがないから僕も行ってあげるよ」
「なら俺もキルトまで送っていくさ」
「我は宿屋でご・・・行くでおじゃ」
と結局四人で行く事になった、ルドルフ貸し一だな。

俺が背負って走る、なぜ俺かと言うとカナタはエロそう、後の二人は子供という理由がらしい。
三人とも不貞腐れながら道行くモンスターを倒している。

キルトの町のギルドに着いた、ルドルフを呼んでもらうとカナエと言う女より先に俺らの心配をしていた、
「お前ら元気だったか!良かった!王国騎士がやって来てお前ら探してるからビックリしたよ、流石に悪いようには言ってないからな!それにしても来るのが遅い!もっと早く来れるだろ!」
と話が止まらなそうなのでヒョイと抱えてルドルフの前にカナエを持っていくと、
「か、カナエ?なんでここに?」
と二階の部屋に入って話を聞くとカナエはルドルフの諜報員だった、なんでこんな弱い諜報員にしたんだ?
「この人達はいいんですか?」
とカナエは俺らを疑っているがここまで連れてきてやったのに・・・
「あぁ、後の二人は知らないけどコイツらは大丈夫だよ」
とルドルフ、久しぶりだが少し老けたか?
「では現在の王国騎士の動きとギルドの内情を話します」
明日行こうと思ってたとこにいい情報源だ。
「現在、王国騎士はファイガル上級ダンジョンを終えて王国に帰って来ております、キングと言う謎の人物は亡くなったと報告された模様です。」
「あーっはっはっはっ!キング死んでるってさ!」
久々に拳骨を霞月にかます。
「ーッダーい!レベル考えろよ!装備無くてもへこむぞ!」と自分でヒールをかけてる。
カナエはポカンとしているが、
「俺がキングだ、よろしく頼む」
「えー!最重要人物じゃないですか!なんでドルトンさんと、えー!」
煩いカナエをルドルフが拳骨する。
「いだぁい!何も話してないルドルフさんが悪い癖に!」
と反発している、ルドルフも大変だな。
「で?私に報告はまだあるんでしょう?」
「クッ!後で謝って下さいね!ではギルドの方ですが現在ギルマスが動いてモンスターの氾濫は抑えられていますが時間の問題かと、王国にある、ダンジョン、クリークは今の冒険者では一層で限界が来ています」
へー、王国にもダンジョンあったのか、
「王国騎士は?動いていないのか?」
ルドルフは聞くが、カナエは深刻な顔で
「ファイガルの上級ダンジョン、スプーンで謎の人物が暴れまわっていて怪我人が多く出たとの報告があります、今の王国騎士にはクリークに入れる騎士は残っていないかと」
あれ?上級ダンジョンってソナタ達がってカナタが土下座してる。
「たぶん俺だ、キングかと聞かれ違うと言うのに襲って来たから返り討ちにしてしまった」
はぁ、霞月と目が合うとしょーがないと意見が一致した。
「キング、久しぶりなんだが「クリークに行くよ、俺達の所為でもあるしな」・・・よろしく頼むが死ぬなよ!」
ルドルフらしいな、あとは武器がないか、
「ちょっとドルトンのとこにでもいくかな?」
「なにかあるのか?」
ルドルフに説明して今の俺らは装備が無いことを言う。
「分かった、此方でも探しておこう、刀と槍とガントレットだな、カナエ探してこい」
「は?また私ですか?他の諜報員は?」
「いまは出払っていてお前だけだ」
「あとでなんか奢って下さいよ!」
と出て行くカナエ、出払っているとは?
「他の諜報員はどうしたんだ?」
「殺されたよ、王国騎士に見つかってな」
は?
「なんでそんな事を?」 
「今の王国は非常に危険だ、あいつくらいドジだとバレないが腕のある諜報員は王国の暗殺部隊に見つかり次第自害している」
そんなにヤバイことになってるのか、
「カナエはドジだが仕事はちゃんとしてくる、あいつの運命はマスターナンバーだからな」
マスターナンバー?それもどっかで・・・
「キングのステータスにある運命のゾロ目のこと」
と耳打ちしてくる霞月、そー言えば爺ちゃんが言ってたな。
まぁ、いいや!
「んじゃドルトンとこ行ってみるわ!」


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