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マツダくんの新しい恋

キャラ図鑑①

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「どうもー。基本やる気ない宮西みやにしが、適宜に入れていくこのコーナーを任されました。」
(どーせ作者がキャラわかんなくなってメモがわりで更新してくる釣りページだもんなー。)

「宮西!心の声ダダ漏れだっつーの!」

「つーわけで俺は4畳くらいしかない松田まつだの部屋にいます。」

「他人の部屋上がり込んでさり気にディスってんじゃねーよ。」

「あ、俺の名前は宮西椋丞リョウスケです。覚えてにゃん。」

「お前の死んだ目でたまに出てくるその謎キャラは何だよ。」

「はい、主人公、自己紹介。」

「え、え⁉︎えっと、松田智裕トモヒロっす。高2の17歳、えっと、2年5組っす。」

「あ、そうそう。読んでる人の中では『まだ4月なのにクラス仲良すぎじゃね?』って思った人いるかもしれねーけど、なんかしんねーけどうちの学校1年と2年でクラス替えないんだよね。」

「しかも俺ら5組って全員がグループ通信入ってるしな。このご時世で異常に仲良すぎだよな。」


 ピンポーン


「あ、誰か来たっぽい。ちょっと外す。」

「おう。」


 バタン


「さてと……。」


 ガサ ゴソ ガサ ゴソゴソ


「宮西ー、大竹おおたけきた…っておおおい⁉︎」

「トモー、なんかあったん?」

「よぉ、大竹。お前も見るか?松田のオカズ。」

「うわー、このご時世にエロ本かよ。レトロだなー。」

「何でこの十数秒で人の恥部を掘り当てんだよ!こえぇよ!」

「あ、大竹、ここなんかキャラ紹介らしいから自己紹介しなよ。」

「あ?そうなの?」

「宮西ぃぃぃ!なんで定規取り出したあぁぁぁぁぁ!」

「俺は大竹裕也ユウヤっす!とりあえず学年でも指折りの情報通だぜ!誰々が付き合ってるとか、誰々が何処によくいるとか、誰がモテるとか狙ってるとか系のスクープなら俺にお任せー!」

「大竹は下世話なネタが大好物ですよー…っと。」

「涼しい顔して袋とじ開けてんじゃねーよ!つーかやめろ!これ以上やめろやめてやめてください宮西さまあぁぁぁぁぁ!」

「因みに、トモとは保育園から、んで小学生の時にこの団地の近くに引っ越してきてからは椋丞とも仲良くしてるんだぜ。」

「お前、この受けの男優、ちょっとツワブキさんに似てるな。」

「何を無表情でパラパラパラパラめくってんだ!」


 ピンポーン


「あ、エガちゃん来たかも!」

「えー、あいつも来んのかよー。4畳に男4人はないわー。」

「チーッス。」

江川えがわっち、何で入ってくる…。」

「いや、鍵開いてたし。」

「不法侵入になるぞ⁉︎」

「江川、これキャラ紹介だから、自己紹介でもしといてー。松田、喉乾いたー。」

「なぁ、俺主人公なんだけど……。」

「俺も麦茶くれー!」

「あ、じゃあ、俺も。」

「はぁ……わーったよ。」


 バタン


「えーっと、自己紹介だっけ?俺はこいつらと同じクラスのクラス委員やってる江川一起カズキです。」

「エガちゃんは中学卒業寸前に団地に引っ越して来たんだよな。」

「そうそう、中1の時に親が離婚して弟もかーちゃんに付いてったからな。夜と土曜は近所のコンビニでバイトしてるよ。意外と苦学生なんだぜ。」

「苦学生アピールうぜー。」

「悪かったな。宮西は下の兄弟たちの面倒みてるもんな。」

「そっか、椋丞ママってホステスさんだっけ?」

「熟女スナックのママ。」

「あ、宮西、そういえば里崎さとざきから忘れモン預かってるぞ。」

「あぁ。」

「相変わらず仲が良いのかわかんねーなお前ら。」

「そーだ!これ重要だ!椋丞、こんなボケーッとしててクッソ変態どすけべ野郎なのに同じクラスの里崎蓉子ヨーコと付き合ってんだよ!」

 カラン

「おーい、麦茶持ってきたぞー。」

「なぁ!トモ!」

「は?話の流れがわかんねーんだけど。」

「お前も変だと思うよな⁉︎ヨーコさんと椋丞が付き合ってんの!」

「えー……今更だろ、だって小6の修学旅行から付き合ってんだぜ?」

「この際ハッキリしとけよ!お前とヨーコさん、どこまで行ったんだ⁉︎」

「全部ヤッてんに決まってるだろ。」

「宮西、お前の全部ってマジでどこまでかわかんねーから怖ぇよ。」

「おーい、俺は高校からしか里崎しらねーからマジでその話はやめてくれ。明日からどんな顔して会えばいいかわからなくなるわ。」

「あ、そうだ、ヨーコの情報からこの4人のモテランキング発表しまーす。」

「唐突すぎねーか⁉︎」

「まぁ、調査元は2-5だしアテにならんがな。」

「やばい、否定出来ない。」

「では第4位ー、ドコドコドコ…」

「ドラムロール自分⁉︎」

「江川っち、突っ込んだら負け。」

「4位は大竹。口軽そう、エロそう、というか万年発情期、美人なら男女いけるとか節操ない、身長はせめて165cm以上だよねー。との意見です。」

「りょ……すけ……それ、以上、はぁ……ぐはあぁぁぁぁぁ!」

「はい、第3位ー。」

「シカトされた!」

「松田。旦那には出来るけど恋はできない、いい奴どまり、二股されてるし、ヘタレ、顔はいいんだけど何か残念、煩悩の塊っぽい、石蕗先生への攻めがネチッこそう、ヘタレ攻め美人受けキタコレ。だってさ。」

「最後の2つは明らかにあいつらだろ。」

「そして同率1位で俺と江川。以上。」

「え、終わり?」

「昨今は家事が出来たり人の世話ができる男がモテるらしい。それに顔も頭も悪くないからだってよ。」

「そ……そんな簡単な理由で…っ!」

「はい、読者さんはこのランキングを参考に俺たちの顔や姿を想像してねー。」

「おい!それじゃ俺ただのチビ猿じゃねーか!」

「俺だって主人公なのにどんだけ平凡なんだよ!」

「なぁ、俺そろそろバイトあるから締めてくんね?」

「じゃーまたねー。」

「アッサリすぎるだろおぉぉぉぉ!宮西てめーエロ本漁んじゃねーよ!あ、その箱はダメ!マジでやめてお願いやめてください!」

「俺とトモの立場あぁぁぁぁぁ!」

「じゃ、帰るわ。また明日なー。」


 バタン


キャラ図鑑、続く?
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