【休止中】死が二人を分かつまで

KAI

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”記憶に残る一日篇”

【危険人物】

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 数分後ーーーー



 落ち着くことができたママが、二人を呼び出した。



 リビングで、深刻そうなパパが、スーツを脱ぐこともなく座っていた。



「セツナちゃん。芥川さんには連絡したわ。もうすぐ迎えに来るって」


『ありがとう』


「新樹ちゃん。明日から、家でひとりになるときには警察の方々が警護につくことになってるわ。安心して」


「ああ・・・・・・」



 ふぅ・・・・・・と、パパが胸の中に詰まっている感情を息で吐き出した。



「あの女が・・・・・・まさか・・・・・・」



 その顔に、いつものあっっけらかんとした明るい表情は見られない。



「・・・・・・」



 キュキュッ



『あの女は誰?』



 セツナのこの問いに、三人の親子は固まった。



「おま、知らないのかよ?」


『うん』


「交番の前を通ったりとかは?」


『タクシー移動だったから、ない』


「そうか・・・・・・」



 ママが重い口を開いた。



「あの人はね・・・・・・殺人犯よ」


『殺人?』


「それも・・・・・・とてもじゃないけど、常識が通じる相手じゃないの」


『・・・・・・黒真会ってなに?』


「そ、それは・・・・・・」


「私が話します」



 急な登場に皆が驚いたが、芥川だった。



 いつも通り作務衣姿だが、並々ならぬオーラを帯びている。



「勝手ながら今日はこの家に泊まらせていただきます。彼女が現れた以上は、ここは紛争地よりも危険な状態です」



 そうひと息で言うと、芥川はテーブルに並んでいる椅子に座った。



「・・・・・・貴方たち二人には、もう話しをしておくべきでした」


「何をですか先生?」


「・・・・・・黒真会こくしんかい京月冬紀きょうげつふゆき・・・・・・その全てを」


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