【休止中】死が二人を分かつまで

KAI

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異種格闘技トーナメント篇

【メディアの意地】

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「・・・・・・『黒真会』」

「え?」

「『黒真会』ですよ・・・・・・」

「そんな・・・・・・ただの都市伝説じゃあ・・・・・・」

「少林寺拳法の畑 幸三選手・・・・・・そこの道場生に聞きました・・・・・・たしかに顔のない男が現れ、そして畑選手が『黒真会』の名を口に出したらしいです」

「・・・・・・」

「もしやと思って・・・・・・今回、欠場した選手たちにも当たってみました。大半の選手は無言を貫きましたけど・・・・・・関係者たちからは同じ答えが」

「・・・・・・その顔のない男たちに、北谷選手筆頭にやられてしまった・・・・・・と?」

「ええ・・・・・・ここまで聞いて、今日・この場で・何も起きない・・・・・・そう感じますか?」

 リポーターも、いつの間にか脂汗を流していた。

 鼻息が荒くなり、そして・・・・・・

「・・・・・・か」

「か?」

「予備のカメラ全部持って来い!! すぐにだ!!」

「なんで・・・・・・です?」

「分からンのか!! 何が起こっても全国・・・・・・いや、全世界に発信できるようにしておくンだよ!!」

「はぁ・・・・・・」

「こうなったらスマホでも何でもいい!! とにかく一秒も見逃すことなく撮影をしろ!! 責任は全て俺が取ぉるッッ!!」

「わ、分かりました!!」

「いいじゃねえか・・・・・・『黒真会』・・・・・・全国のお茶の間にお届けしてやるよ・・・・・・」

 レポーターが隣に座りカメラを構えても、もう誰も咎める者はいなかったーーーー
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