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【実際の申請を、やってみた】
『医師の診断書』
しおりを挟む最初にして、一番重要とも言えるのが、この担当医師の診断書です。
必要なのは二枚。
・初診日から『一年半後』の診断書。
・そして『現在』の診断書です。
この二枚が要ります。
診断書の効力は三ヶ月で消えるので、出してもらったら、早めに手続きをするのをオススメします。
この診断書・・・・・・とても重要です!!
普通、診断書と聞くと『開けてはならない』『開いたら効力が消える』と、思うでしょう。
それは事実です。
しかし、障害年金の申請のための書類の中には、自身の症状や生活の状況を細かく書かなければいけないものがあります。
その内容が、診断書と異なるとウソをついていることになってしまいます。
なので・・・・・・開けちゃいましょう。
これは病院側にも役所側にも確認して「開けていい」という回答を得られています。
自分で自分の状態を確認して、写して下さい。
さもないと空想で書くことになります。
それだけは避けて下さい。
正しい情報を、しっかりと誇張せず書きましょう。
さて・・・・・・話しは少し変わりますが、こんなことを聞いたことはないでしょうか?
「うつ病の診断書は難しい。なぜならば、病院に行けている時点で医者には元気な自分を見せているから、医者は表層部分しか書いてくれない」
だから、うつ病の診断書は軽く書かれてしまい、結果的には年金が受けられないのだ・・・・・・という噂を。
結論的には、半分事実です。
うつ病、又は他の精神疾患を経験したことのある方ならば分かると思いますが、症状は日によってマチマチ。
空でも飛べそうな日もあれば、地獄の釜の底のような日もありましょう。
いわゆる、躁鬱状態などのことです。
気分のアップダウンが激しくなり、コントロールはできなくなります。
無論、医者も病気の知識は充分にあるのでその辺は理解してくれています。
ですが、病院に来ている自分というのは、あくまでも『元気一杯状態』なのです。
私は病院の日は家に帰ると、そのままベッドの上で動けなくなっていました。
本筋に戻ると、このような状態でも、医者は『病院で見聞きした患者の情報しか分からない』もっと言えば『知るすべがない』ということです。
肌つやが良くて、衣服も汚れておらず、不潔な匂いなどがなければ、診断書には『生活能力あり』と書かれてしまうでしょう。
この、すれ違い状態を回避する方法は二つあります。
・まずは社労士さんに依頼すること。
社労士さんは障害年金の申請に通りそうな書体を知っていますので、そのように書いてもらいたいと具体的に病院に頼むことができます。
ですが、皆様自分でしたいから読んでいらっしゃるのですよね?
・二つ目の方法は、事前にハッキリと医者に伝えておく。
これに尽きます。
もっと言えば『障害年金が受給できるような内容で書いて下さい。それほど私は酷い状態だと自認しております』と正直に伝えて下さい。
障害年金を受け取ったからといって、医者の懐が痛むことはありません。
おそらく通院も継続するでしょう。
譲歩してもらって、医師側が損をすることは一切ないのです。
なので、頼んでみましょう。
さてさて・・・・・・次回は、診断書の『罠』について記します。
次回に続くーーーー
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