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第1話
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朝、6時に起きた。
家を出て、散歩に出かけた。
池に来た。池の中にはぽつんと、
岩があって、そこの上には蛙がいた。
蛙はじーっと見つめてきて、
そしてぴょんと、池の中に飛び込んだ。
すると、その瞬間に電話がかかってきた。父が死んだ。父子家庭だったので、僕には最後の親だった。
病院に、急いで向かった。
何故だろう、泣かなかった。泣けなかった。それから1ヶ月間、ぼーっと生きてきた。
朝起きては会社に行って、帰っては寝る。そんな日々だった。
それを察してか、妻と双子の子供は、
あまり話しかけてこなかった。
もちろん、自分からも話しかけなかった。そんな時、あえて、父の命日の日に、命日の1ヶ月後に、またあのひとおなじことをすると決めた。
予定通り池へまた散歩へ出かけた。
するとそこにはまた、あの日と同じように岩があり、蛙がいた。蛙はいつもやってるかの如く、じーっと見つめてきた。そしてぴょんと池の中に飛び込んだ。
そうすると、またもやいつもの如く、電話がかかってきた。
家を出て、散歩に出かけた。
池に来た。池の中にはぽつんと、
岩があって、そこの上には蛙がいた。
蛙はじーっと見つめてきて、
そしてぴょんと、池の中に飛び込んだ。
すると、その瞬間に電話がかかってきた。父が死んだ。父子家庭だったので、僕には最後の親だった。
病院に、急いで向かった。
何故だろう、泣かなかった。泣けなかった。それから1ヶ月間、ぼーっと生きてきた。
朝起きては会社に行って、帰っては寝る。そんな日々だった。
それを察してか、妻と双子の子供は、
あまり話しかけてこなかった。
もちろん、自分からも話しかけなかった。そんな時、あえて、父の命日の日に、命日の1ヶ月後に、またあのひとおなじことをすると決めた。
予定通り池へまた散歩へ出かけた。
するとそこにはまた、あの日と同じように岩があり、蛙がいた。蛙はいつもやってるかの如く、じーっと見つめてきた。そしてぴょんと池の中に飛び込んだ。
そうすると、またもやいつもの如く、電話がかかってきた。
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