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転生から幼少期
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神に見送られたあと目が覚めたのはベッドの上だった正直安心している。もしも胎内から始まっていたら色々な意味でダメージをおっていたことだろう。特に問題もなく転生できたようだ。
~~~~~~~
「奥さま!旦那さま!おめでとうございます!元気な男の子ですよ!しかもとても可愛くて天使みたいです。」
「おいマーサ、早く私に顔を見させておくれ。」
そう言って僕に産婆らしき人がお父さん?に手渡すと、
「おぉ!なんて可愛いんだ!これは将来俺に似てモテるぞ!名前はそうだな…アルナス、アルナスにしよう!古い言葉で力強い者という意味だ!」
「アルナス、いい名前ね。でもモテるのは私に似るからね。」
と笑ってお母さんは言った。
~~~~~~~
目が覚めたと同時に産まれてすぐの記憶が流れてきた。なるほど、僕はいい顔なのか…それはよかった。悪い顔よりは、いい顔の方が何かと困らなそうだ。それにアルナスという名前。外国の名前だけど僕が子供の頃は外国人が多く来ていたから聞き慣れないわけでもないな。それにしても…随分豪華な家だな。派手ではないが所々気品が溢れている。目の前に見えるシャンデリアも横から見える家具も。これはどうやら貴族の家に転生したっぽいぞ。
~~~~~~~
2歳になった。結論から言おう。僕の父親はライン・フォン・ヴォーデンという公爵らしい。現国王の弟なんだそうだ。ちなみにお母さんはエルフィ・ヴォーデン。僕の名前はアルナス・ヴォーデンで、三男。上にお兄さんが2人居るけど2人とも王都の学園に通っているため今はまだ会っていない。後、お察しの通り 当主のみ、名前の真ん中にフォンが付く。
7ヶ月くらいで歩けるようになったのだが危ないからとあまり歩かせて貰えなかった。そして2歳になった今日から屋敷の中を歩き回る許可を貰えた。しかしお付きのメイドと一緒にいないといけないわけで、セーニャと今は一緒に絵本を呼んでもらっている。
正直、どうせつまんないだろうと思っていたが、意外にも面白い。
~~~~~~~
それからは本を読んで貰うことにハマっている。
3歳になる頃には流暢に喋れたし、本を読むことも出来たから1人で読むようになった。普通なら魔法が気になるところだがそんなことすっかり忘れていた。
そして5歳になる今日、僕は王都の教会に行って洗礼を受けなければならない。にしても馬車は揺られる。まぁ酔うほどではないな。
そんな事を考えていると
「アル、洗礼に行くのは楽しみかい?」
お父さんが声をかけてくれた。
「もちろん!すっごく気になるよ!」
これは本音だ。それに久しぶりに神様たちとも会いたい。
「アルはいい子だから、きっと加護も貰えるわ」
「そうだといいなぁ。」
「色んな子と仲良くね!」
「はーい!」
「それに今日はティナ様も来るらしいわ。」
「ティナ様ってお姫様?僕と同い年なんだ!」
「えぇ、そうよ。アルはとってもカッコイイから今日は困るかもねぇ」
困るのは勘弁だ、でも嬉しい。転生してすぐは、恋愛なんかは当分しないと思っていたが、正直体になれてくると一人称も僕になったり…気持ちまで若返る。そうこう言ってる間に教会に着いたようだ。
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「奥さま!旦那さま!おめでとうございます!元気な男の子ですよ!しかもとても可愛くて天使みたいです。」
「おいマーサ、早く私に顔を見させておくれ。」
そう言って僕に産婆らしき人がお父さん?に手渡すと、
「おぉ!なんて可愛いんだ!これは将来俺に似てモテるぞ!名前はそうだな…アルナス、アルナスにしよう!古い言葉で力強い者という意味だ!」
「アルナス、いい名前ね。でもモテるのは私に似るからね。」
と笑ってお母さんは言った。
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目が覚めたと同時に産まれてすぐの記憶が流れてきた。なるほど、僕はいい顔なのか…それはよかった。悪い顔よりは、いい顔の方が何かと困らなそうだ。それにアルナスという名前。外国の名前だけど僕が子供の頃は外国人が多く来ていたから聞き慣れないわけでもないな。それにしても…随分豪華な家だな。派手ではないが所々気品が溢れている。目の前に見えるシャンデリアも横から見える家具も。これはどうやら貴族の家に転生したっぽいぞ。
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2歳になった。結論から言おう。僕の父親はライン・フォン・ヴォーデンという公爵らしい。現国王の弟なんだそうだ。ちなみにお母さんはエルフィ・ヴォーデン。僕の名前はアルナス・ヴォーデンで、三男。上にお兄さんが2人居るけど2人とも王都の学園に通っているため今はまだ会っていない。後、お察しの通り 当主のみ、名前の真ん中にフォンが付く。
7ヶ月くらいで歩けるようになったのだが危ないからとあまり歩かせて貰えなかった。そして2歳になった今日から屋敷の中を歩き回る許可を貰えた。しかしお付きのメイドと一緒にいないといけないわけで、セーニャと今は一緒に絵本を呼んでもらっている。
正直、どうせつまんないだろうと思っていたが、意外にも面白い。
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それからは本を読んで貰うことにハマっている。
3歳になる頃には流暢に喋れたし、本を読むことも出来たから1人で読むようになった。普通なら魔法が気になるところだがそんなことすっかり忘れていた。
そして5歳になる今日、僕は王都の教会に行って洗礼を受けなければならない。にしても馬車は揺られる。まぁ酔うほどではないな。
そんな事を考えていると
「アル、洗礼に行くのは楽しみかい?」
お父さんが声をかけてくれた。
「もちろん!すっごく気になるよ!」
これは本音だ。それに久しぶりに神様たちとも会いたい。
「アルはいい子だから、きっと加護も貰えるわ」
「そうだといいなぁ。」
「色んな子と仲良くね!」
「はーい!」
「それに今日はティナ様も来るらしいわ。」
「ティナ様ってお姫様?僕と同い年なんだ!」
「えぇ、そうよ。アルはとってもカッコイイから今日は困るかもねぇ」
困るのは勘弁だ、でも嬉しい。転生してすぐは、恋愛なんかは当分しないと思っていたが、正直体になれてくると一人称も僕になったり…気持ちまで若返る。そうこう言ってる間に教会に着いたようだ。
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