8 / 33
王国
しおりを挟む
「荷物はこんなものでいいかな。」
夕方になり、僕は荷造りをしていた。夜、この村を出発し、王国に向かう。アメリアは森の中で待機してもらっている。
再度荷物を確認し辺りを見回すと、軽く頷いて、手紙を書いた。旅に出ます。今までありがとうございました。ということだけを書き、家畜小屋の入口に置いた。家畜は村の人々皆で世話をする。僕は小屋に入ると、動物達に一言伝えた。
「皆、ありがとう。元気でね。」
荷物を持ち、村を出た。そして振り返って言った。
「皆さん、今までお世話になりました。」
こう見ると、寂しくなるな。……よし、行こう。ダヴィンレイズ王国に。
ダヴィンレイズ王国。最北に位置し、最も歴史が長く大きく、強い国。ドラゴン騎士団があり、ドラゴンと共に暮らす。
僕はアメリアと合流し、荷物を括りつけた。
「アメリア、重くない?」
私はドラゴンですよ?このくらいお易い御用です。
「ありがとうアメリア。」
僕はアメリアの背に乗ろうとした。が、どうやって乗るのだろうか。すると、アメリアは座り込んで乗りやすくしてくれた。
「あっ、ありがとう。」
お気になさらず。
「ちょっと、居心地が。ごめん、アメリアが悪い訳じゃ無いんだけど。」
無理もありません。本来なら鞍を着けてから乗るものですから。馬もそうでしょう。
「確かに。いきなり飛んで大丈夫かな。」
落ちたとしても私が捕まえますよ。
「うっ、ありがとう。まぁ、ここで落ちてたら騎士団なんてやっていけないよね。行こっか。」
その調子です。フリッグ。
僕はアメリアの背中に生えてる棘をしっかり掴むと、アメリアは翼を広げて羽ばたいた。アメリアはゆっくり飛んでくれた。
「うー、ちょっと怖いな。」
早くも地面が恋しくなった。というのも、空高くいると、風がビュービュー言っていて、飛ばされそうになる。
しばらく飛び続けると中央地帯を超えて北部地帯に差し掛かり、王国が見えてきた。辺りは薄らと明るくなっていた。
「腰が……痛い。」
もうそろそろですよ。
改めて辺りを見回すと、なんと他のライダーも数十人いた。ゆっくり飛んでいるから、僕と同じ入団手続きに来たのだろう。すると、猛スピードで王国に向かうドラゴンとライダーがいた。一般人なら恐らく見えない速度だ。ライダーだからなのか、僕はその一瞬を捉えることが出来た。
「あれ、ステラだよ!あの黒いドラゴン!見覚えがある!目元に紅の鱗が5つあった!それにゴツゴツした蝙蝠のような翼、尻尾の先端も斧のようになってた!」
それは深紅ですか?
「そう!紅よりも深い。」
黒龍族の中で最も強い配色ですよ。それにステラ……女性ですか?
「強い配色?……うん。ステラは女性だよ。とても美しい女性だ。」
なんとも変わったドラゴンが居たものですね。
なんという速さなのだろう、ライダーですら目で追うのが難しい。
ドラゴンがあのように速く飛ぶには、翼を畳んだ状態を維持しなければなりません。
「あの飛び方、皆できるの?」
いいえ。単に速く飛ぶことは可能でしょう。ですが、定期的に羽ばたきを入れないと落ちてしまいます。ですが最高速度になると、1度も羽ばたかずに飛べます。最高速度を出すためには畳み方を極めないと出来ない芸当です。
あまり意識してなかったけど、ステラってもしかして凄いライダーなのでは?
そんな話しをしていると、ドラゴンの住処前の大広間、離着陸に着いた。僕と同じような他のライダー達も降り立つ。ステラは……流石にもういなかった。
「よぉー!君たち!これで全員か?点呼するぞ~!」
野太く、おちゃらけた声が響く。声のする方に向くと、ちょっとぽっちゃりして髭が濃い男性と、一頭の青いドラゴンがいた。一人一人とドラゴン達の名前を呼んでいる。しばらくして僕達の名前も呼ばれた。
「全員いるな。ダヴィンレイズ王国へようこそ!オレはバーラット。こいつはランジェス。オレの相棒だ。オレはドラゴン騎士団の教官だ。まぁ基本的に軍の特訓を指導してるんだが、見習い生優先で今回は軍の皆には自主的に特訓をしてもらってる。何か質問は?」
すると、1人のライダーが手を挙げた。
「あの、教官は1人しかいないんですか?」
「君は、サンドラか。あぁそうだ。というのもな、教官はライダー一人一人の心の支えになるような者じゃないと適任じゃない。そういう奴はオレ以外にいなくてな。居たとしても大抵の奴は他の任務で忙しくてな。そんなこんなで一人でやってるって訳だ。」
「ありがとうございます。」
「他には……いないな。よし、じゃあ皆!着いてこい!ドラゴンの皆はランジェスに着いていけ。」
アメリア、また後で。
えぇ。
僕らは教官の後を着いて行った。地下に行くようだ。
「ここは城の地下だ。ライダー達は地下で暮らしている。」
凄い、地下なのに暗くない。それに窓もある。土しか見えないのかと思ったけど、ちゃんと外が見える。魔法で映してるのだろうか。しばらく歩くと、地図の前に来た。
「ここは総師の部屋だ。この後挨拶する。気をつけろ?総師はめちゃくちゃ怖い。怒らせないようにな。そしてこの地図、こっちが地下の地図だ。地上の城内と同じくらい広い!あぁ、見習い生の内はコモンフロアとエリートフロアには行かないようにな。一般部隊専用と精鋭部隊専用のフロアだ。ルールで絶対ダメという訳じゃないが……痛い目を見ることになる。こっちがグラダリウス大陸の地図だ。よし、挨拶をするぞ!」
教官は扉をノックした。
「総師。失礼します。」
「入れ。」
「新しいライダーが入団しましたのでご挨拶に参りました。さ、皆入るんだ。失礼のないようにな。」
部屋に入り総師を見ると、少し怖い。少々長めの白髪。真っ黒な目に、真っ白な瞳孔。顔中はキズだらけで、額には緑色の菱形の石が埋め込まれていた。多分、ライダーの証。
僕達は一列に並ぶと敬礼した。
「ダレスだ。ドラゴン騎士団総師。見習い生だから過ちは大目に見といてやるが、正式に軍になれば容赦はしない。」
総師は何か資料を見ながら表情を一切変えずに渋い声で淡々と言った。
「……下がれ。」
「失礼します。」
僕達は部屋から出た。そして、あるフロアに来た。
「ここは見習い生専用のフロアだ。ここで寝泊まりや勉強をする。よし、皆!リボン付きのバッジと部屋の鍵をやる!来い!」
僕達は適当に並んでバッジを貰った。
「相棒のドラゴンと同じ色の部隊紋章だ。これは軍に入っても使われるから大事にするんだぞ!リボンは魔法で着けられてるから外せないようになってる。よし、皆各自自由にしてくれ。明日は入団式の後授業だ。それまでしっかり体を休めとけよー?」
そう言うと、教官はフロアを出ていった。
見習い生は毎年少ないから一人一部屋らしい。僕は鍵の番号を見て、荷物を置きに行こうと歩き出した。すると、誰かが声をかけてきた。
「ねぇ。」
「ん?君は……あぁさっき質問してたサンドラ、だっけ?」
「うん。そうだよ。えっと、友達になって欲しいんだけど。」
「え?いいけど、どうして?」
「オイラ予め色々復習しててさ、最初にやる授業は必ずペアでやるみたいで、君とペアになりたいな~って。」
「他にいないの?」
「ダメ?」
「い、いやいや、ダメじゃないけど、なんで僕なのかなって。」
「んー、何となく。あ、君が話しやすそうだったからってのもあるかも。」
「ふーん。よく分からないけど、いいよ。」
「サンキュー!よろしく、フリッグ!」
「うん!よろしくサンドラ!」
グラダリウス大陸
夕方になり、僕は荷造りをしていた。夜、この村を出発し、王国に向かう。アメリアは森の中で待機してもらっている。
再度荷物を確認し辺りを見回すと、軽く頷いて、手紙を書いた。旅に出ます。今までありがとうございました。ということだけを書き、家畜小屋の入口に置いた。家畜は村の人々皆で世話をする。僕は小屋に入ると、動物達に一言伝えた。
「皆、ありがとう。元気でね。」
荷物を持ち、村を出た。そして振り返って言った。
「皆さん、今までお世話になりました。」
こう見ると、寂しくなるな。……よし、行こう。ダヴィンレイズ王国に。
ダヴィンレイズ王国。最北に位置し、最も歴史が長く大きく、強い国。ドラゴン騎士団があり、ドラゴンと共に暮らす。
僕はアメリアと合流し、荷物を括りつけた。
「アメリア、重くない?」
私はドラゴンですよ?このくらいお易い御用です。
「ありがとうアメリア。」
僕はアメリアの背に乗ろうとした。が、どうやって乗るのだろうか。すると、アメリアは座り込んで乗りやすくしてくれた。
「あっ、ありがとう。」
お気になさらず。
「ちょっと、居心地が。ごめん、アメリアが悪い訳じゃ無いんだけど。」
無理もありません。本来なら鞍を着けてから乗るものですから。馬もそうでしょう。
「確かに。いきなり飛んで大丈夫かな。」
落ちたとしても私が捕まえますよ。
「うっ、ありがとう。まぁ、ここで落ちてたら騎士団なんてやっていけないよね。行こっか。」
その調子です。フリッグ。
僕はアメリアの背中に生えてる棘をしっかり掴むと、アメリアは翼を広げて羽ばたいた。アメリアはゆっくり飛んでくれた。
「うー、ちょっと怖いな。」
早くも地面が恋しくなった。というのも、空高くいると、風がビュービュー言っていて、飛ばされそうになる。
しばらく飛び続けると中央地帯を超えて北部地帯に差し掛かり、王国が見えてきた。辺りは薄らと明るくなっていた。
「腰が……痛い。」
もうそろそろですよ。
改めて辺りを見回すと、なんと他のライダーも数十人いた。ゆっくり飛んでいるから、僕と同じ入団手続きに来たのだろう。すると、猛スピードで王国に向かうドラゴンとライダーがいた。一般人なら恐らく見えない速度だ。ライダーだからなのか、僕はその一瞬を捉えることが出来た。
「あれ、ステラだよ!あの黒いドラゴン!見覚えがある!目元に紅の鱗が5つあった!それにゴツゴツした蝙蝠のような翼、尻尾の先端も斧のようになってた!」
それは深紅ですか?
「そう!紅よりも深い。」
黒龍族の中で最も強い配色ですよ。それにステラ……女性ですか?
「強い配色?……うん。ステラは女性だよ。とても美しい女性だ。」
なんとも変わったドラゴンが居たものですね。
なんという速さなのだろう、ライダーですら目で追うのが難しい。
ドラゴンがあのように速く飛ぶには、翼を畳んだ状態を維持しなければなりません。
「あの飛び方、皆できるの?」
いいえ。単に速く飛ぶことは可能でしょう。ですが、定期的に羽ばたきを入れないと落ちてしまいます。ですが最高速度になると、1度も羽ばたかずに飛べます。最高速度を出すためには畳み方を極めないと出来ない芸当です。
あまり意識してなかったけど、ステラってもしかして凄いライダーなのでは?
そんな話しをしていると、ドラゴンの住処前の大広間、離着陸に着いた。僕と同じような他のライダー達も降り立つ。ステラは……流石にもういなかった。
「よぉー!君たち!これで全員か?点呼するぞ~!」
野太く、おちゃらけた声が響く。声のする方に向くと、ちょっとぽっちゃりして髭が濃い男性と、一頭の青いドラゴンがいた。一人一人とドラゴン達の名前を呼んでいる。しばらくして僕達の名前も呼ばれた。
「全員いるな。ダヴィンレイズ王国へようこそ!オレはバーラット。こいつはランジェス。オレの相棒だ。オレはドラゴン騎士団の教官だ。まぁ基本的に軍の特訓を指導してるんだが、見習い生優先で今回は軍の皆には自主的に特訓をしてもらってる。何か質問は?」
すると、1人のライダーが手を挙げた。
「あの、教官は1人しかいないんですか?」
「君は、サンドラか。あぁそうだ。というのもな、教官はライダー一人一人の心の支えになるような者じゃないと適任じゃない。そういう奴はオレ以外にいなくてな。居たとしても大抵の奴は他の任務で忙しくてな。そんなこんなで一人でやってるって訳だ。」
「ありがとうございます。」
「他には……いないな。よし、じゃあ皆!着いてこい!ドラゴンの皆はランジェスに着いていけ。」
アメリア、また後で。
えぇ。
僕らは教官の後を着いて行った。地下に行くようだ。
「ここは城の地下だ。ライダー達は地下で暮らしている。」
凄い、地下なのに暗くない。それに窓もある。土しか見えないのかと思ったけど、ちゃんと外が見える。魔法で映してるのだろうか。しばらく歩くと、地図の前に来た。
「ここは総師の部屋だ。この後挨拶する。気をつけろ?総師はめちゃくちゃ怖い。怒らせないようにな。そしてこの地図、こっちが地下の地図だ。地上の城内と同じくらい広い!あぁ、見習い生の内はコモンフロアとエリートフロアには行かないようにな。一般部隊専用と精鋭部隊専用のフロアだ。ルールで絶対ダメという訳じゃないが……痛い目を見ることになる。こっちがグラダリウス大陸の地図だ。よし、挨拶をするぞ!」
教官は扉をノックした。
「総師。失礼します。」
「入れ。」
「新しいライダーが入団しましたのでご挨拶に参りました。さ、皆入るんだ。失礼のないようにな。」
部屋に入り総師を見ると、少し怖い。少々長めの白髪。真っ黒な目に、真っ白な瞳孔。顔中はキズだらけで、額には緑色の菱形の石が埋め込まれていた。多分、ライダーの証。
僕達は一列に並ぶと敬礼した。
「ダレスだ。ドラゴン騎士団総師。見習い生だから過ちは大目に見といてやるが、正式に軍になれば容赦はしない。」
総師は何か資料を見ながら表情を一切変えずに渋い声で淡々と言った。
「……下がれ。」
「失礼します。」
僕達は部屋から出た。そして、あるフロアに来た。
「ここは見習い生専用のフロアだ。ここで寝泊まりや勉強をする。よし、皆!リボン付きのバッジと部屋の鍵をやる!来い!」
僕達は適当に並んでバッジを貰った。
「相棒のドラゴンと同じ色の部隊紋章だ。これは軍に入っても使われるから大事にするんだぞ!リボンは魔法で着けられてるから外せないようになってる。よし、皆各自自由にしてくれ。明日は入団式の後授業だ。それまでしっかり体を休めとけよー?」
そう言うと、教官はフロアを出ていった。
見習い生は毎年少ないから一人一部屋らしい。僕は鍵の番号を見て、荷物を置きに行こうと歩き出した。すると、誰かが声をかけてきた。
「ねぇ。」
「ん?君は……あぁさっき質問してたサンドラ、だっけ?」
「うん。そうだよ。えっと、友達になって欲しいんだけど。」
「え?いいけど、どうして?」
「オイラ予め色々復習しててさ、最初にやる授業は必ずペアでやるみたいで、君とペアになりたいな~って。」
「他にいないの?」
「ダメ?」
「い、いやいや、ダメじゃないけど、なんで僕なのかなって。」
「んー、何となく。あ、君が話しやすそうだったからってのもあるかも。」
「ふーん。よく分からないけど、いいよ。」
「サンキュー!よろしく、フリッグ!」
「うん!よろしくサンドラ!」
グラダリウス大陸
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
