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睦月のむつごと
13.
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根元から指で辿ると、一番太い真ん中の部分の先に、裂けてしまいそうなほどに薄く伸ばされた津田のふちがある。その結合部には余裕も潤いもなく、少しでも動かせば切れてしまいそうだ。むしろよくここまで飲み込んでくれたと思うほど、そのふちは皮膚の限界まで伸びてぴったりと乾の剛直に張りついていた。
そのとき。
乾は唐突に、さっき津田がなぜ目を泳がせたのかに思い当たった。乾が用意していないことに気づいて、口に出すこともなく、それが部屋に備えていないかと目で探したのだ。
津田はきっと、そのこともまた自分のせいだと思ったのだろう。Ωなのに、濡れない自分が悪いのだと。
彼は昨日、言ったではないか。発情期じゃない自分はただの男だと。だから内側から濡れることはないのに、気遣いのない乾を責めることもなく、全てを受け入れてくれた。
「津田さん、頼むから…… なんでもちゃんと言ってください。俺、知らなくて…… いや、知識としては知ってたけど…… 」
ローションの潤いもなく、充分に慣らしもせず、この行為が苦痛でないはずがない。
「一旦、抜きましょう。これ以上は無理です」
初めから全部挿れる必要なんかない。津田と繋がれた、それだけで充分だ。乾はそう思い、彼の細い腰に手をかけた。
「待…… っ、これ、もっかい最初から…… やり直す方が、キツい…… 」
怯えたように瞳を揺らす津田に、言い方が悪かったと乾は微笑んだ。
「やり直しは、また今度。津田さんほら、萎えてるし」
「あ…… っ!」
すっかり硬さを失ったそれを握りこんで、艶のある声が返ってきたことに嬉しくなる。
「お前は、萎えてない…… だろ…… ?」
「俺だけ気持ちよくても、ダメですから」
「気持ちいい?」
被せるように聞いてきた彼に、思わず苦笑した。
「すみません、気持ちいいです…… 俺だけ」
津田が白い顔で、ホッとしたように息を吐く。
そのとき。
乾は唐突に、さっき津田がなぜ目を泳がせたのかに思い当たった。乾が用意していないことに気づいて、口に出すこともなく、それが部屋に備えていないかと目で探したのだ。
津田はきっと、そのこともまた自分のせいだと思ったのだろう。Ωなのに、濡れない自分が悪いのだと。
彼は昨日、言ったではないか。発情期じゃない自分はただの男だと。だから内側から濡れることはないのに、気遣いのない乾を責めることもなく、全てを受け入れてくれた。
「津田さん、頼むから…… なんでもちゃんと言ってください。俺、知らなくて…… いや、知識としては知ってたけど…… 」
ローションの潤いもなく、充分に慣らしもせず、この行為が苦痛でないはずがない。
「一旦、抜きましょう。これ以上は無理です」
初めから全部挿れる必要なんかない。津田と繋がれた、それだけで充分だ。乾はそう思い、彼の細い腰に手をかけた。
「待…… っ、これ、もっかい最初から…… やり直す方が、キツい…… 」
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「やり直しは、また今度。津田さんほら、萎えてるし」
「あ…… っ!」
すっかり硬さを失ったそれを握りこんで、艶のある声が返ってきたことに嬉しくなる。
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「俺だけ気持ちよくても、ダメですから」
「気持ちいい?」
被せるように聞いてきた彼に、思わず苦笑した。
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津田が白い顔で、ホッとしたように息を吐く。
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