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Tokyo
3.
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比呂と匠は、タチ同士のカップルだ。歳は2人とも30手前くらい。いつからつきあってるのかとか、馴れ初めとか、詳しいことは何も知らない。それどころか、2人が呼び合うその名前さえ、本名かどうかわからない。
オレが名乗ってるミカオだって、もちろん戸籍上の名前じゃない。お互いに詮索しないこと。それが、ビジネスのルール。
オレはただ2人にときどき呼び出されるだけの、売り専なんだから。
オレと2人とのつきあいは、1年前に始まった。
よく行くゲイバーで、声をかけてきたのが匠。その後ろに、影みたいについてきたのが比呂だった。
2人はオレを買いたいと言ってきた。しかも、最初っから3Pで、っていう話。普段なら断るんだ、そういうのは。なんか怖いし、身体キツそうだし。
でもあの日OKしたのはやっぱ、2人がかっこよかったからだと思う。
二輪挿しとかハードなSMとか、無理なことはしないって約束を、比呂と匠はちゃんと守ってくれた。それどころかすごい優しく抱いてくれて、オレは2人に一回ずつイかされた。高校生の頃からゆるく売りをしてきたオレは、ちょっとイきにくいカラダになってたのに、ホントにすごい、気持ちよかった。
「あんた達さぁ、女挟んで3Pにしたらいいんじゃねぇの? 孔2つあんだし、同時に突っ込めてもっと楽しいんじゃねぇ?」
心地よい疲労感の中でオレがそう言うと、比呂はその提案をばっさり切り捨てた。
「女なんかに勃つか」
匠は汗で乱れた前髪をかき上げながら、それな、とクスクス笑った。
「それにミカオ、おまえの身体いいよ。顔も可愛いし、女よりずっといい」
「そりゃどーも」
オレが名乗ってるミカオだって、もちろん戸籍上の名前じゃない。お互いに詮索しないこと。それが、ビジネスのルール。
オレはただ2人にときどき呼び出されるだけの、売り専なんだから。
オレと2人とのつきあいは、1年前に始まった。
よく行くゲイバーで、声をかけてきたのが匠。その後ろに、影みたいについてきたのが比呂だった。
2人はオレを買いたいと言ってきた。しかも、最初っから3Pで、っていう話。普段なら断るんだ、そういうのは。なんか怖いし、身体キツそうだし。
でもあの日OKしたのはやっぱ、2人がかっこよかったからだと思う。
二輪挿しとかハードなSMとか、無理なことはしないって約束を、比呂と匠はちゃんと守ってくれた。それどころかすごい優しく抱いてくれて、オレは2人に一回ずつイかされた。高校生の頃からゆるく売りをしてきたオレは、ちょっとイきにくいカラダになってたのに、ホントにすごい、気持ちよかった。
「あんた達さぁ、女挟んで3Pにしたらいいんじゃねぇの? 孔2つあんだし、同時に突っ込めてもっと楽しいんじゃねぇ?」
心地よい疲労感の中でオレがそう言うと、比呂はその提案をばっさり切り捨てた。
「女なんかに勃つか」
匠は汗で乱れた前髪をかき上げながら、それな、とクスクス笑った。
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「そりゃどーも」
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