人はじゃがいも、社会はじゃがいも畑

ひとさま

　人間のことを見下しすぎるのは失礼。
　とはいえ、見上げすぎて、緊張しまくり、気を使いまくるのも危険だと思う。

　正直言って人間の発想など大したことない。すぐセクハラするし（自分もセクハラ気質はあるかも）、人の悪口言うし、自分目線でしかものを言えないし、依怙贔屓するし、間違いも多いし。
　だから「くだらない」って思ってるくらいの方が良いんじゃないかな。態度に出しちゃいけないけど。

「人様に迷惑をかけてはいけない、人様にこんなこと言ったら失礼かも、人様に嫌われたくない、人様……」と、人を神のように崇めすぎると、理不尽な扱いに抵抗することもできず、自分の気持ちに素直にもなれず、思い詰めて死んでしまいそう。


「世の中には良い人だっているわ」とは言うけれど、良い人だと思っていた人が予想外な言動をしたらショックを受けることだってあるんだから、良い人の演技をするなんてそれなりに簡単だと覚えておいた方が良いよね。
　裏表があるかもしれないし、何より人は不完全な生き物だ。「良い」の定義、価値観だってバラバラなわけだし。

「人間なんてくっだらねー」と思っていれば、何一つ取り柄がない自分でさえ、人様のために身を犠牲にするなんて馬鹿らしいし、生きてて良いじゃんと思える。
　そうすると自分の欲求にも違和感にも素直でいられる、それで良いという気がする。


　まぁ、結局何が正解かなんて分からないけど。そんなに背負いこまなくていいじゃんって感じ？