男女について考える(ほとんど憶測と偏見とヒステリー)

月澄狸

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低用量ピルの服用を開始

近況とか所感みたいな、あれこれ

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「職場のかっこいい人」だった彼が、急に距離を詰めてきてから、怒涛の展開だった。
 流石にもう慣れたのか、私もこれを現実だと認識しているし、彼も最初に私を手に入れようとしていたときより落ち着いている。私なんか別に必死で手に入れる価値などないんだけど。

 恋のドキドキは……何だっけ、3ヶ月で終わるんだっけ。
 でもまだ、彼みたいな素敵な人が私と付き合ってくれている、当たり前のように時間を割いてくれるということが、「本当に現実なのか?」とたまに疑わしい。夢みたい。
 片思いのまま終わらせるはずだった、アクションするつもりもなかったのに(好意がだだ漏れだったのかもしれないが)、好きな人が振り向いてくれるなど、こんなこと……。

 前より連絡頻度が落ちたから、もうそろそろ飽きられたんじゃないかと思いつつ、会ったら「次はあれもこれもしたい!」って教えてくださったり、プレゼントくださったりするもので、まだ続いていくんだなぁと感慨深い(?)。

 でも私、気が利かんし常識がないし受け身だし、未だに恋愛が何か分からない。いつか愛想尽かされるかな。





 夏は暑く、常に水分が失われているようで、寝る前に水と共にピルを飲むのでも問題なかったが、涼しくなってきたからか、ピルと水を飲んで寝ると、トイレに行きたい感じがして眠りが浅い。

 困るなぁ。飲む時間、変えないといけないかな。





 最近彼の「中出ししたい」アピールが増えてきた感じがする。
「子どもがいらない」でお互い合致したから、そこで話が終わると思ったら、なんと、それでも本能に抗えないほど、男性(彼個人?)の性欲は強いというのか?

 まぁテレビでも、路上で急に女性に抱きついて逮捕される人とか、色んな性犯罪の人出てくるもんなぁ……。子どもがどうとかじゃなく、発情すると、そんなに興奮しちゃうものなのか……。

 彼の興奮が強まった後は、性に関する現実的な話をリンクと共に送って淡々と伝えたりしているが、そのあと彼は慌てて、たくさん私を構って機嫌を取ろうとしてくれたりする。


 以前の私は、「国も性別も関係なく、どんな人とも、誠に心開けば絶対分かり合えるわ! 人だけじゃない、生き物たちとも、必ず分かり合える!」みたいなファンタジー神話を信じていたが、今はもはや、同性でも異性でも日本人でも、うちに住んでいる虫でも外にいる虫でも、近しい人でも他人でも、何考えてるかサッパリ分からない。お手上げである。

 テレビをつければ、ミサイル飛び交うニュース。
 虫たちだって同種で共食いしているし。ヤモリも喧嘩しているし。

 ほらね、やっぱり生き物は難しい。
 生物同士分かり合うなんて不可能かもしれん。


 なんやかんや暑かったりバタバタしていたり、不安があったりよく分からなかったりして、まだ子宮内避妊具に向けて取りかかれていない。





 彼とのプライベートな関係が始まって、半年弱くらい経った気がするが、まだ挿入の快感が分からない。

 仕事で顔を合わせる頻度は高いものの、やや遠距離ということもあり、プライベートではいつでも会えるわけではない。さらに会える日に生理が重なったり。

 なのでそこまで頻度は多くないにしても……。マンガとかでは一回目から女性が気持ちよさそうにしているのに。
 個人差はあれ、こういうのも普通なのか、いよいよ不感症なのか?

「遅咲きの女性は快楽に溺れやすい」と聞いたが。快楽に溺れるのはいつになるのか。
 彼も心配そうに「気持ちいい?」と聞いてくれるが、嘘をつくのも本当のことを言うのもなんとも。





 男性の性に関する感覚というのは、女性には分からないものである。男性が安易に性的なことを言うと「セクハラだ!」と騒がれる世になったので、ますます真面目な人は沈黙し、ヤバいエロコンテンツの広告とかばかりが表示される。

 さて、この間性犯罪に関する投稿をネットで見て、そこのコメントに「性犯罪しちゃうタイプの人は、抜きすぎなくらい普段からオナニーしておけばいいのに」というような、おそらく男性からのコメントがついていた。

 やはり男性は、性欲の強い人とそうでもない人がいるというより(いるかもしれないが)、抜くことによって理性を保つものなのか。

 こないだ見たウェブページ『「痴漢しそうな人に男性が声かけ防ぐ」「ホームに発情BOX」何度も被害に遭った女性が考案した"平和な解決策"』で紹介されていた、ロバート秋山さんの「Are you KENZEN?~僕らの魔法~」という歌の歌詞もそういう感じだったし。私の解釈やイメージが合っているかは分からないが、勉強になる。


 それでいうと、「ぬいぐるみペニス症候群」ってやつは女性の誤解なのかな。あれは「性欲がなさそうだと思って安心していた、友達だと思っていた男性に急に性欲を向けられて気持ち悪いさま」という意味だったように記憶しているが、「性欲のない男性」など(あまり)いないのであり、性欲がなさそうに見えるのは、抜いて抑えておられるか、マナー的に抑えておられるかのどちらかであり、基本的には男性は性欲が強いのだろう。

 そしてその「男性の性欲の質」を、女性は理解することができない。





 無闇やたらと男性に怯え、憎むミサンドリストの私であったが、「無闇やたらと」という部分は多少落ち着いてきた気がする。すごく不安が募った時期もあったが、今は男性と一緒に仕事しても、一緒にエレベーターに乗っても、電車で横に男性がいても、人気の少ない夜道で男性とすれ違っても、落ち着いている。

 レイプされることなど滅多にないだろうし、急にセクハラされたこともない。万が一のことがあっても、ピルを飲んでいるし。


 ただピルを飲んでいるといっても、私もピルも完全ではない。飲み忘れたこともあったし、飲む時間も前後したり、ピルを飲む前にお菓子を食べていたりして、飲み合わせ(?)も大丈夫か分からない。
 しかも完璧に飲んでいたって避妊100%ではないというし、セックスの頻度が増え、年月が経つほど、確率として妊娠を経験する可能性が上がっていくのだろう。


 やはり母体保護法などなく、避妊手術できた方が良いんじゃないの。
 私は生理痛が少なく、避妊のためにピルを飲んでいるだけだから、保険適用外で、年に3万円ほどピル代にかかるのだ。
 ここでダブル避妊でIUDなど試みると、定期検査やらでさらに費用が増す。ただの避妊は保険適用外なのだ。


 男性恐怖症や男性嫌悪は落ち着いた、ものの。妊娠してしまう確率と、現実的課題は増えた。このままじゃ、「子どもいらないのに妊娠したので中絶しました」ということになってしまう。できれば避けたい。


 アニメやドラマでは、普通にありふれている恋愛。私には避妊がこんなに難しいとは。

 DINKsに憧れる。どうしたものか。





「パワハラ」というのはイメージとしてよく聞く。理解のない上司が暴言を吐いてきたり、グチグチと責め立ててきたり。マンガとかでも「上司」というのは、シンデレラの継母みたいな悪役としてよく出てくるイメージ。

 それが最近の私は……。自分がポンコツすぎて辛くなったとき、通りすがりに上司の彼がハグしてくれて。まだここにいてもいいんだ、これからも頑張ろうって思える。

 こうなってくると、「上司=悪役」のイメージの方が嘘みたいに感じられてくる。人生この先、ひどい上司に出会う可能性もあるのかもしれないけど。イメージなんて本当に、個人的な体験によって変わってしまうんだな。

 上司からのいじめ(?)はパワハラ。上司の人に癒されて「また頑張ろう」って思える現象は何と言うんだろう?


「上司」「男性」というワードが、自分の中で「いい言葉、好きな言葉」に書き換えられてゆくように。

「勃起」「射精」といった言葉も。私にとって以前それは、性被害に関連する忌まわしいイメージであり、口に出すのがはばかられるような、どちらかというと「悪い」イメージであったが。それが「可愛い」「愛おしい」「好き」などに塗り変わっていく。


 それは良いのだけれど、現実問題妊娠の可能性はある。夢みたいでも夢ではない。

 私には結局、母性とか愛情というものがない気がする。自分の時間、自分の物、自分で好きにできるスペースが好き。自分が愛されること、自分が遊ぶことが好き。

 という幼いレベルで、「子どもができたら育てよう」とは思えないし、育児の本や番組を見る気もしない。めんどくさい。子どもとか子育てとか目にすると逃げたくなる。

 避妊するしかないわけだが。
 幸も不幸も、喜びも不安も、一長一短というか。
 一難去ってまた一難というか、「良くも悪くも」というか。


 一概に、何が良いとも悪いとも、どうすべきとも分からなくなってきた。
「塞翁が馬」ってやつかな。
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