男女について考える(ほとんど憶測と偏見とヒステリー)

月澄狸

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男女云々というかもう、日記?

カテゴリー知名度アップと、なんとなくカテゴリー避け

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 自分がなんらかのカテゴリーに属することに憧れた。けど憧れているようで、逃げ腰だったのかもしれない。熱意とか、程度が、何事においても別にそこまでじゃないから、たとえば「絵を描くのが好き」とか「虫が好き」といったことでさえ、「好きは好きだけど、めちゃくちゃのめり込んでいる(?)人に比べたら、私のなんて「好き」って言えるほどじゃないなぁ……と、尻込み(?)する。

 以前、男になりたい時期があった。
 それもそんなに深刻なことじゃないのだ。性同一性障がいとか、なんたらセクシュアルとか、そこまで深刻(?)、重大(?)なことじゃないのだ。ただ何となく、性被害に遭って、自分が女であることを思い知らされて、なんとなく女じゃなくなりたいって。
 今も、男とか女とかで色々分ける自分、妊娠の可能性に怯え、男性恐怖症を抱える自分が嫌で、女らしくありたくない……中性っぽくなりたいかもしれない。けどそんなに、ジェンダーがどうとか、熱意があるわけじゃないのだ。何も持論とか確信とか、大層なことはない。ただフワフワ、性に怯えたり、イラついたり、酔いしれたりしているだけで。

 何者なんだか。
 別に何者かなんて、明らかにしようとも固定しようともしていないのかもしれないが。

 コミュニケーションが苦手だとか、物事を段取りよく進められないとか、感情のコントロールが苦手とか、そういう自分の性格も、わりとよくあるのだと思うけど、それらも発達障がいの特徴としてカウントされていたりする。
 障がいだと思われたくない、なんてことはない。ただ、自分が何かに属することによって悪影響を及ぼしてしまいそうだし。世の中のカテゴリー、◯◯が好きだとか◯◯だとか、私よりもっと深刻な人もいれば、もっと熱意のある人もいるわけで。

 けどもっと気楽にゴチャゴチャ言いたい。コミュニケーション苦手だわーとか。空気読むとか意味わかんねーわ、とか。

 結局「異性だから好きになる」ってことは、性別に影響されてて誠の愛じゃない気がするし不平等な気がするから、自分だけの哲学的な正解のために、男も女も関係なく全員好きになりたいし、自分も男でも女でもない、あるいはどちらでもある人みたいになりたいわ、とか。生殖機能とかそういう概念を越えたいわ、とか。

 ◯◯セクシュアル、当てはまるものを探すのも占いみたいで楽しい。けど本当に性的マイノリティの人はもっと苦しんでいるイメージがあるから、私なんかが遊び半分に楽しんじゃいけないんだ。ただ連想ゲームや哲学ゲームみたいに理屈をこね回して、色んなこと思ったり、また変わったりしているだけだから、あんまりああだこうだ語らない方が良いんだ。

 でも。
 もし自由で、概念もカテゴリーも、誰のものでもないならば。

 自由に語りたい。
 男になりたいと思ったこともあったけど、それは男というものを知らなかったから。女である自分から逃げたかったから。

 私は自分の生殖能力を恐れているのだ。でも恋はしたいと分かった。恋をしたいというよりもっと愛したい人に出会ったんだけど、もしその人と別れたら、私は次の恋を探したくなるんだろうか?

 もっと自由に楽しく、気楽に語っても良いんだろうか。あやふやでも、間違いかもしれなくても、固まっていなくても、何物か分からなくても、決める気がなくても、語って良いんだろうか。

 私、ただ子どもが欲しくないだけだったのかな。子どもができない体になれるならば、あとは別に女でもなんでも良いのかな。女扱いされるのがなんか嫌だったこともあったけど、それはその先にある生殖行為を恐れていたからなのかな。そこへの恐れが薄れた今、女であること、可愛がられること、優しくされることを喜んでいるし、女の肉体である私が別に嫌ではない。
 性を超越した存在になりたいと思いつつ、彼のペニスに触れるのは楽しい。いつか変わるかもしれないけど、今は今が良いと思う。もっと味わいたい。

 ただ、妊娠したい人が妊娠し、妊娠したくない人は妊娠しない、そういう世界であるべきだと思う。もっと選択権があるといい。思った通りにならないのは嫌。子どもが欲しいのにできないとか、子どもが欲しくないのに妊娠してしまうとか、そういう世界が嫌。もっとちゃんと選択できるのがいい。
 あと、女性の繁殖の適齢期も短すぎなのかも? 適齢期が35歳くらいまでって、産みたい人からすれば短いんじゃなかろうか。

 私は産まない選択をしたい。けど手術とか、痛いのが怖い。欲を言えば痛くない・怖くないのが良いんだけど、それは流石に高望みしすぎか。
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