ちゃんと気をつければ、オリジナル創作はリスク以上に自由があるかも

月澄狸

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ちゃんと気をつければ、オリジナル創作はリスク以上に自由があるかも

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 笛を吹いたり歌を歌ったり、ちょっと音楽遊びをしているけれど、音楽というのも創作物である以上、著作権が怖い。また、法に触れなくても、怖いことは色々あるようだ。

 さっき平原綾香さんについて調べていたら、「見境なくクラシックをアレンジしまくっていて嫌い」というような言葉が出てきてショックだった。ショックといっても、そういう意見があることは以前から確認済みなんだけど。

 この間も、「ゲームを原作としたアニメ」についてのコメントを見ていたら、「アニメ版しか見ていないヤツが偉そうに語るな」というコメントが出てきて、ヒョエッとなった。


「原作」があるものは、みんなそれぞれ原作への思い入れがあるらしい。著作権が切れていない作品を勝手に転載したり盗作したりしてはいけないが、著作権切れであっても、「その扱いは許せない」というポイントがあるようだ。
 ファンの作品に対する熱意は凄まじい。まるで作品を理解し守ることが使命であるかのよう。

 みんな「作品」「創作」「鑑賞」への本気度がすごい……。「息抜き」「暇つぶし」「なんとなく」程度の認識で作品に関わるのは危険かもしれない。
 その上で、批判されるとしても本気で挑む覚悟が必要なのかもしれない。趣味の二次創作とかであっても。

 となるとやはり、自分で完全オリジナルな創作をすることで得られる「自由」もある。新しい世界を創れる。「◯◯に似ていますね」「パクりっぽい」と言われたとしても、よほどのことをしていなければ「自分の作品」で通せるだろう。


 しかし創作を仕事にしようとすると、やはり……大変なのだろうなぁ。オリジナルにせよアレンジにせよ、「批判なんていくらでもカモ~ン」くらいの心境になれなければ、ストレスが増えていって挫折しそう。
「毎日働くのが辛い。そうだ、好きなことなら仕事にできそう」という程度で覚悟を決めていない私は、この先大打撃を受けっぱなしかもしれない。

 尖った表現をすれば賛否両論。ほんわか路線でも「つまらない」と言われたりすることだろう。上手い人、面白い人、私の好きな作品を書いた人でもAmazonレビューで「下手」「人真似」「気持ち悪い」とか言われていたり。あんなに面白いのに、分からない人もいるものだ。

 とりあえずあの荒波に少しでも慣れたい。「こんなコメント、屁でもないわ」くらいに思いたい。今は自分の好きな作品が批判されていたり、他の人同士が意見を言い合っているのを見たりする程度でビビっているが、矛先が自分に向いても平然としていられるくらいになりたい。


 普通に働くにせよ、好きなことをするにせよ、「生きたい」と決めたならどの道、それなりに日々を耐え抜いて生き残らねばならないのだ。逃げられる部分ではしっかり逃げ、吠えられるところではキャンキャン吠えつつ、逃げられない場面で耐えられるよう強くなりたい。
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