マンガを投稿しようとしているけど、気になる箇所がたくさん……!

月澄狸

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マンガを投稿しようとしているけど、気になる箇所がたくさん……!

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 10年前に描いたマンガをそのうち投稿しようとして読み返している。

 作品は全部、紙にシャープペンシルで描いてある。ペンやスクリーントーンは使っていない。初期のものは裏の白いチラシをホッチキスで止めて本型にしてあり、次はチラシにそのまま描いていくスタイルになった。やがて100均のらくがき帳に描くようになり、最後は以前長編小説を書こうとして大量に買ったものの結局手を着けなかった原稿用紙を使っていた。
 ごめん、原稿用紙……。ちなみにボールペンの代え芯もそのとき一緒に大量買いして保管してある。


 マンガを読んでいると気になることがたくさん出てくる。

 まず一番に気になったのは「ナミエ」というキャラの名前のこと。
 浪江町と一緒だ。人名として普通にありそうではあるけど、正直このキャラは性格や外見が良くない。修正する予定はなく、このまま出すつもりだけれど不安だ。

 ネーミングセンスのなさによる不安は他のキャラに関してもある。
 たとえば「ザラ」という名前を付けているキャラがいるのだけれど、名付け当時はそういう服のブランドがあるとは知らなかった。

 でも最近ルイさんという名前が人気だけれど「ヴィトンじゃんw」とはならないようだから、イメージを越えていけばいいのか。ちなみにルイもキャラ名として出している。


 あと、私のマンガには妖怪や魔物が出てくるのだけれど、神話伝承やルーツとなる国についての知識がまったくない。色々とおかしいところがあるんじゃないかと思うと不安だ。私自身は「まぁマンガだし」と甘い気持ちでいるのだが、物知りな方から見たら変かもしれない。

 まぁ変というならそもそも画力がなくて絵が変なんだけど。
 私はオシャレに興味がなくてファッションセンスがないので、オシャレな格好というものも描けない。


 それから、私としてはほのぼのゆるゆるファンタジーを描いていたつもりだったのだけれど、今読み返したら、やたらと暗い設定を無意味に増やしている。面倒くさい。これ、どうするつもりだったのだろう。

 あと設定とキャラがブレている。それから口が悪い。今だったら書かないであろうセリフが見られる。まぁこのへんはカットだな。


 それから、「私はパクりはしない」みたいなエッセイをアルファポリスで投稿したのに、マンガを読み返してみるとパロディが多かった。なんてことだ。「私は◯◯である」なんて堂々とエッセイで書いたのに完全に記憶違いじゃないか。これには凹んだ。

 それに私はそのマンガを描くまでにそんなにたくさんのマンガを読んでいたわけじゃなかったので、マンガ的表現だと思って描いていたネタが偏っている。気がする。
 たとえるなら、「この人よっぽどジブリ好きなんだなー」とかバレそうな感じ。わざとだとか「影響を受けた」と公言しているならそれもいいけど、無意識でやって、堂々と「私のオリジナルです」みたいな顔をしているのは恥ずかしい。


 ファンタジーなアニメやゲームの登場キャラとも設定がかぶる。
 まぁここは、有名なモンスターが限られてくるからかぶってもさほど目立たないと思うけど。化け狸がいればセットで化け狐がいても自然だし、悪魔がいれば魔女や吸血鬼もいるだろうとか。ファンタジーって人気だから似た作品もたくさんあるだろうし。

 でももうちょっとマイナーモンスターのキャラとか独自の設定を増やしといてほしかった。何か限られた範囲から無意識に影響を受けまくっていたらどうしようとヒヤヒヤする。……異世界モノのテンプレートとかぶっていれば目立たないからラッキーなんだけど。

 他にも色々なものとのかぶりとか、発想力の貧困による「どっかで見た感」にはドキッとする。そもそもモンスターが好きなのであちこちから影響を受けているのは確かなんだけど、影響を受けたものが分散していてほしい。偏っていてほしくない。


 それから、現実っぽい面も出てくるんだけどそこが不安。町や乗り物や機械のこと何も知らないし、知らないのに警察とかお医者さんとか出てくる。

 悪魔やヴァンパイアは聖なるものが苦手……それってキリスト教関連なのだろうけど、そういう実在するものをよく分からずに描いていいんだろうか。

 あと警察がずさんで無法地帯だったりするし。マンガ的ノリってことでいいのかな? もう創作のノリと、許される範囲が思い出せない。


 それから、投稿しても読んでいただけるのかどうか?
 そこはかなりの不安ポイントだ。だって今まで一話完結のエッセイの方がポイントが高かったし、エッセイ集や詩集などの連載にはほとんどアクセスがなかったようだし。今回は「一応異世界モノである」というところが唯一の期待ポイントである。

 また、読んでいただけるかどうか以前にちゃんと撮れるか不安だ。スキャナーがないのでカメラでの撮影になるんだけど、この間試し撮りしたときは歪んでしまった。Google Play開発者サービスが機能しなくなったバグによってアプリのインストールはできなくなったみたいだし、スキャナーアプリは使えない。

 カメラの明るさ調整は覚えたけど。
(カメラは白い紙をグレーと認識してしまうため、アナログイラストを撮ると紙が暗く写るらしい。カメラ自体の明度? を上げることで明るく写せる。)


 他には……。自分が面白いと思うポイントが人に通じるかどうか。
 これはマンガに限ったことじゃないな。


 また、自分だったら特に気に留めないところ、私がこだわりたいのはそこじゃないというところを「ここ、おかしいですよ」と指摘されることもあるかもしれない。

 でも指摘が専門的なことだったら(悪魔とキリスト教の関係性とか、建物や乗り物や街のシステムの話とか、動物の生態とか)きっと指摘してくださった方のおっしゃる通りだろう。私は果てしなく無知だ。そしてこだわりたいところや期待するポイント、好きなことや詳しいこと、何を不快に思うかなどは人それぞれだ。


 とにかく、不安でもありきたりでも知識不足でも、私にできるのは「マンガだから!」と開き直ることだけだ。

 投稿は、たぶん最初が肝心。投稿から24時間以内にポイントとランキングが上がれば誰かに見ていただける。
 最初が不発だったらエッセイ集や詩集の二の舞……いや三の舞だろう。最初に、できる範囲で一気に宣伝しよう。


 私には専門知識も独創性も何もない。専門知識や独創性どころか常識もない。勘違いも多いし、それが作品に出ることもあるだろう。恥ずかしい限りだ。

 でもそんなこと気にしていたら一生創作できない。バカは死ななきゃ治らないとか死んでも治らないとかいうし。おかしくても既視感があっても開き直るしかない。


 もし私の作品に持ち味やら面白さやらが滲み出ていて、それを誰かに読んでいただけて、しかも気に入っていただけたりなんかしたらものすごい幸運だ。

 マンガ投稿はずっと前から夢だった。今は、うまく投稿できること、誰かの目に止まることを願って準備するしかない。そして散々な結果だった場合は潔く散ろう。
 ……いや、やっぱり散れない。復活の可能性に賭けてズルズル行くことにする。


 宝くじ当たれー! みたいな感覚で当たりを願っている。でも宝くじも買わなきゃ当たらない。作品もかかなきゃ当たらない。色々不安が多くて準備が遅くなっているけれど、少しでも進めていきたい。




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