意見の違いと表現の配慮

月澄狸

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意見の違いと表現の配慮

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 意見の違いに触れる……そんなの日常茶飯事かもしれません。

「リンゴが好き? みかんが好き?」
「私リンゴ~」「私みかん~」

 このくらいなら動揺もしません。

 が、世の中色々な意見があり、人によっては譲れないポイントもあります。
 そして許容範囲を越えることがあったとき、人は「嫌なことがあった」と認識するのではないでしょうか。


 皆様は、意見の違いに触れたとき、冷静に穏やかに、「色んな意見があるのねぇ」と思える派ですか?
 ちょっとしたことで、しばらく心がモヤモヤ、ザワザワしてしまうタイプですか?
 それともまさか、意見の違いを知れて逆に嬉しくなるタイプ、とか……?

 私はけっこう、意見の違いに動揺し、引きずる派かもです。
 そんなこと言っていたら人付き合いできないんですけどね。実際友達いません。
 未だに、違う意見の捉え方、接し方が下手なのです。で、人への配慮も苦手。


 投稿するために新しいアカウントを作って、読者様がほぼいない時期は、自由奔放に、誰の目も気にせず書けます。あれがどーの、これがどーのと言いたい放題。
 が、色んなタイプの方にフォローしていただくと、躊躇が増えます。新しい読者様が一人増えると、配慮事項も一つ増えるのかも。

「リンゴが好きか、みかんが好きか」くらいの話題なら、誰かを動揺させることもないでしょうが、誰かの生き甲斐くらいに好きなものとか、誰かにとって大事な意見、コンプレックスや迷いに関わる部分であれば、安易に否定はできませんよね。
 でも逆に、苦手な人が多いことならみんな安心して否定できる、という部分はあるかも。私は虫が好きですが、「虫苦手~」って言われたことがたしか何度か。一体どうするべきなのか。

 人の好きなものとか誰かの意見とか、究極、否定しないに越したことはないのでしょうが、そうなると今度は何も言えなくなってくる。人への否定ができないとなると、「あれもだめ」「これもだめ」と、今度は自己否定が増える。見えない壁やマイルールが増える。
 フォロワー様がいない頃は、「誰になんと思われようが知らんわ」って、自由に気軽に書けていたことが、今は書いてはボツ、書いてはボツ、「こんなこと言ったら誰かが傷つくのでは」と……。うぉー、進まん!!


 言う側にせよ言われる側にせよ、気にしすぎも考え物かも。
 私はけっこう、「こういうことがあってモヤモヤしたんだ」ってことを言ったり匂わせたりしてしまう派ですが、それも面倒ですね。事あるごとに傷ついたアピールしてくるなんて。しょっちゅう不機嫌になり、「私これが苦手なのよ」とアピールしてくるような人は、付き合いづらいはず。
 まぁ逆に程よく、「この人付き合いづらいな」「気むずかしくて疲れるわ」と思わせて、人を近づけないようにする、距離を置くという方法もあるのかもしれませんが……。わざと心労をかけるのは罪深いかも。

 それより、細かいことはお互いに気にしない、そんな感じになれたら良いのかも。人の言うことを気にしない、そして自分も言いたいことを言う、と。
 その上で、何でも言い過ぎないように注意して、誰かにとって傷つく意見である可能性は忘れず、ナチュラルにソフトな物言いを目指すべき、なのかもですね。


 まぁ私などが配慮しようとしなかろうとどうせ、肝心な部分は直せていないというか、「えっ、それは言っていいの?」というところだらけでしょうが……。うーん。
 配慮を深めるべきかやめるべきか。難しいですね。失言・炎上ニュースを見るといつも、我がことのように怯えています。今はアクセス数少ないおかげで助かっているのかも……。
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