13 / 37
第13話 3回目で初めてのこと
しおりを挟む
シャワーも一緒に浴びた。何度もキスをしながら。エリスの体を見るのも、自分の体を見られるのも恥ずかしかった。それでも、愛しさに任せて互いに触れ合う。エリスの白い体はしなやかで、でも少しは鍛えているのか肉付きもあって、同じ男としても色っぽいと思った。
エリスは何度も「ユウキ」と甘えるように名前を呼んでくれた。そんな彼を連れて、ベッドに入る。
白いシーツの上に、金色の髪が広がる。薄暗くした照明の下でも、エリスの体の白さはわかる。そっと手を這わせるだけで、胸の鼓動が高まってしかたない。エリスが、期待をしているのかうっとりと勇気を見上げている。
「……エル、俺……」
「ん」
「俺、……男とするの、初めてなんだ……だから、上手くできるか、わからない……」
素直にそう告げると、エリスはクスリと笑って、勇気の頬を撫でる。
「ユウキ、ガンバロ?」
「う」
「ガンバったら、ゴホウビ、あげる」
夕方に言ったことを、言い返されたような気がする。顔が赤くなるのを感じて、勇気は照れ臭くなってまたエリスにキスをする。
「ご褒美って、何、くれるの?」
「ん、ヨシヨシ、する」
ヨシ、ヨシ。そう言いながら、エリスが勇気の髪を撫でてくる。まだ何もしてないだろ、と苦笑して、エリスの首筋に顔を埋めた。
ちゅ、と柔らかな肌を吸う。ア、と微かな声が耳に届く、透き通るような白い肌に、僅かに赤い痕が残る。全てがたまらない。酔ってもないのにこんな事をしているんだと思うと、興奮が高まってくる。
何度もキスを落としながら、エリスの体を愛撫する。「何処がいいのか、嫌なのか、教えてくれるか?」と聞きながら、胸に舌を這わせる。控え目なピンク色の乳首に辿り着くと、そろりと周辺を舐めてから、ちゅ、とその頂きを吸い上げる。
「んん」
エリスが身を捩る。「痛い?」と尋ねたが、エリスは「ううん」と首を横に振るから、何度も続ける。反対の乳首には指を這わせて、カリカリと軽く引っ掻くようにすると、次第にそれがはっきりとした形を持ってくる。
ぷくりと膨らんだそれは女のそこと同じようで、吸い上げ、舌で転がし、押し潰して楽しむと、エリスが勇気の髪に触れる。制止かと思って視線だけでエリスを見ると、彼はうっとりと眼を閉じ、頬を赤らめて受け入れている。
気持ちいいんだ。そう思うと、勇気の下半身もカッと熱くなるような気がして、たまらない気持ちになった。もっと気持ちよくしてやりたい、と思う。エリスの乳首を指でクリクリと摘み上げ、舐めている方はちゅうと強く吸い上げる。
「ぁ、ア」
ビク、と震えてエリスが声を漏らす。可愛い、愛しい。何度も強弱をつけて繰り返すと、その度身体を震わせて反応してくれる。いつの間にやらエリスの体がしっとりと汗ばみ、僅かに赤みがさしてきて、それがまた勇気を煽る。
そろりそろりと、手を下ろしていく。エリスの性器に触れると、彼は「アッ」と勇気を見た。興奮で濡れた瞳が、勇気を困ったように見つめている。
「ゆ、ユウキ」
「触っちゃ、ダメか?」
「……あ、あのね、ユウキ、あの」
エリスが珍しく言い淀んでいる。何? と優しく促し、言葉を待つと、彼は「あー……」と言葉を探しながら、言った。
「あのね、私、練習した、でも、上手くできるか、わからない」
「ん?」
「だから、また、うるさかったら、とめて、いいから」
「……喘ぎ声のこと?」
尋ねると、エリスがこくんと頷く。天才が何の練習してんだよ、と勇気は半分呆れて、半分興奮した。勇気に愛されたいばかりに、この仔犬は鳴き方を練習したのだ。何を参考にしたのかは、とりあえず今は聞くまい。
「……気持ち良くなると、素が出ちゃいそう?」
「ん」
「でも演技で喘いでるのも、ちょっとな……」
「ううん、ちゃんと、気持ちいい、よ? ユウキ、いつも、激しい、でも、優しい」
「……待って、めちゃくちゃ恥ずかしい」
ここまでもかなり恥ずかしかったが、改めてそう言われるとますます恥ずかしい。これまでの酔った自分が、エリスに何をしたのか、知りたいような知りたくないような。複雑な心境でいると、「ユウキ」とエリスが言う。
「私も、恥ずかしい、よ……?」
「……エル」
「ユウキに、全部、見せるの、恥ずかしい、でも、ユウキと、したい。私、ユウキの、オヨメサンになりたい」
このオヨメサンが何を指しているのか、勇気には正確なことがわからない。ただ、今それを言うということは、そういう事なんだろうと思った。そしてまた勇気は顔が熱くなるのを感じる。
本当に、これからエルとそういう事をするんだ、と。
「ユウキ、あのね」
「ん」
「そこに、有るから、使って」
エリスがベッドサイドの引き出しを指差す。何を、使えというのか。大方の予想はついた。勇気はごくりと喉を鳴らして、エル、と名を呼ぶ。エリスも、顔を真っ赤にして、恥ずかしそうにしていた。
「いつも、ユウキ、激しかったから、今日、私も、恥ずかしい……」
いつもは流されている間に抱かれていたという事だろうか? 酒に酔った自分はどれだけオレ様だったんだろう……と考えながら、勇気はエリスに口付けを落として、ベッドサイドの引き出しへと手を伸ばした。
エリスは何度も「ユウキ」と甘えるように名前を呼んでくれた。そんな彼を連れて、ベッドに入る。
白いシーツの上に、金色の髪が広がる。薄暗くした照明の下でも、エリスの体の白さはわかる。そっと手を這わせるだけで、胸の鼓動が高まってしかたない。エリスが、期待をしているのかうっとりと勇気を見上げている。
「……エル、俺……」
「ん」
「俺、……男とするの、初めてなんだ……だから、上手くできるか、わからない……」
素直にそう告げると、エリスはクスリと笑って、勇気の頬を撫でる。
「ユウキ、ガンバロ?」
「う」
「ガンバったら、ゴホウビ、あげる」
夕方に言ったことを、言い返されたような気がする。顔が赤くなるのを感じて、勇気は照れ臭くなってまたエリスにキスをする。
「ご褒美って、何、くれるの?」
「ん、ヨシヨシ、する」
ヨシ、ヨシ。そう言いながら、エリスが勇気の髪を撫でてくる。まだ何もしてないだろ、と苦笑して、エリスの首筋に顔を埋めた。
ちゅ、と柔らかな肌を吸う。ア、と微かな声が耳に届く、透き通るような白い肌に、僅かに赤い痕が残る。全てがたまらない。酔ってもないのにこんな事をしているんだと思うと、興奮が高まってくる。
何度もキスを落としながら、エリスの体を愛撫する。「何処がいいのか、嫌なのか、教えてくれるか?」と聞きながら、胸に舌を這わせる。控え目なピンク色の乳首に辿り着くと、そろりと周辺を舐めてから、ちゅ、とその頂きを吸い上げる。
「んん」
エリスが身を捩る。「痛い?」と尋ねたが、エリスは「ううん」と首を横に振るから、何度も続ける。反対の乳首には指を這わせて、カリカリと軽く引っ掻くようにすると、次第にそれがはっきりとした形を持ってくる。
ぷくりと膨らんだそれは女のそこと同じようで、吸い上げ、舌で転がし、押し潰して楽しむと、エリスが勇気の髪に触れる。制止かと思って視線だけでエリスを見ると、彼はうっとりと眼を閉じ、頬を赤らめて受け入れている。
気持ちいいんだ。そう思うと、勇気の下半身もカッと熱くなるような気がして、たまらない気持ちになった。もっと気持ちよくしてやりたい、と思う。エリスの乳首を指でクリクリと摘み上げ、舐めている方はちゅうと強く吸い上げる。
「ぁ、ア」
ビク、と震えてエリスが声を漏らす。可愛い、愛しい。何度も強弱をつけて繰り返すと、その度身体を震わせて反応してくれる。いつの間にやらエリスの体がしっとりと汗ばみ、僅かに赤みがさしてきて、それがまた勇気を煽る。
そろりそろりと、手を下ろしていく。エリスの性器に触れると、彼は「アッ」と勇気を見た。興奮で濡れた瞳が、勇気を困ったように見つめている。
「ゆ、ユウキ」
「触っちゃ、ダメか?」
「……あ、あのね、ユウキ、あの」
エリスが珍しく言い淀んでいる。何? と優しく促し、言葉を待つと、彼は「あー……」と言葉を探しながら、言った。
「あのね、私、練習した、でも、上手くできるか、わからない」
「ん?」
「だから、また、うるさかったら、とめて、いいから」
「……喘ぎ声のこと?」
尋ねると、エリスがこくんと頷く。天才が何の練習してんだよ、と勇気は半分呆れて、半分興奮した。勇気に愛されたいばかりに、この仔犬は鳴き方を練習したのだ。何を参考にしたのかは、とりあえず今は聞くまい。
「……気持ち良くなると、素が出ちゃいそう?」
「ん」
「でも演技で喘いでるのも、ちょっとな……」
「ううん、ちゃんと、気持ちいい、よ? ユウキ、いつも、激しい、でも、優しい」
「……待って、めちゃくちゃ恥ずかしい」
ここまでもかなり恥ずかしかったが、改めてそう言われるとますます恥ずかしい。これまでの酔った自分が、エリスに何をしたのか、知りたいような知りたくないような。複雑な心境でいると、「ユウキ」とエリスが言う。
「私も、恥ずかしい、よ……?」
「……エル」
「ユウキに、全部、見せるの、恥ずかしい、でも、ユウキと、したい。私、ユウキの、オヨメサンになりたい」
このオヨメサンが何を指しているのか、勇気には正確なことがわからない。ただ、今それを言うということは、そういう事なんだろうと思った。そしてまた勇気は顔が熱くなるのを感じる。
本当に、これからエルとそういう事をするんだ、と。
「ユウキ、あのね」
「ん」
「そこに、有るから、使って」
エリスがベッドサイドの引き出しを指差す。何を、使えというのか。大方の予想はついた。勇気はごくりと喉を鳴らして、エル、と名を呼ぶ。エリスも、顔を真っ赤にして、恥ずかしそうにしていた。
「いつも、ユウキ、激しかったから、今日、私も、恥ずかしい……」
いつもは流されている間に抱かれていたという事だろうか? 酒に酔った自分はどれだけオレ様だったんだろう……と考えながら、勇気はエリスに口付けを落として、ベッドサイドの引き出しへと手を伸ばした。
43
あなたにおすすめの小説
血のつながらない弟に誘惑されてしまいました。【完結】
まつも☆きらら
BL
突然できたかわいい弟。素直でおとなしくてすぐに仲良くなったけれど、むじゃきなその弟には実は人には言えない秘密があった。ある夜、俺のベッドに潜り込んできた弟は信じられない告白をする。
とあるΩ達の試練
如月圭
BL
吉住クレハは私立成城学園に通う中学三年生の男のオメガだった。同じ学園に通う男のオメガの月城真とは、転校して初めてできた同じオメガの友達だった。そんな真には、番のアルファが居て、クレハはうらやましいと思う。しかし、ベータの女子にとある事で目をつけられてしまい……。
この話はフィクションです。更新は、不定期です。
悪役令息の兄って需要ありますか?
焦げたせんべい
BL
今をときめく悪役による逆転劇、ザマァやらエトセトラ。
その悪役に歳の離れた兄がいても、気が強くなければ豆電球すら光らない。
これは物語の終盤にチラッと出てくる、折衷案を出す兄の話である。
刺されて始まる恋もある
神山おが屑
BL
ストーカーに困るイケメン大学生城田雪人に恋人のフリを頼まれた大学生黒川月兎、そんな雪人とデートの振りして食事に行っていたらストーカーに刺されて病院送り罪悪感からか毎日お見舞いに来る雪人、罪悪感からか毎日大学でも心配してくる雪人、罪悪感からかやたら世話をしてくる雪人、まるで本当の恋人のような距離感に戸惑う月兎そんなふたりの刺されて始まる恋の話。
俺の“推し”が隣の席に引っ越してきた
雪兎
BL
僕の推しは、画面の向こうにいるはずだった。
地味で控えめなBLアイドルグループのメンバー・ユウト。彼の微笑みと、時折見せる照れた横顔に救われてきた僕の、たった一つの“秘密”だった。
それなのに、新学期。クラスに転校してきた男子を見て、僕は思わず息をのむ。
だって、推しが…僕の隣に座ったんだ。
「やっと気づいてくれた。長かった〜」
――まさか、推しの方が“僕”を見ていたなんて。
推し×オタクの、すれ違いと奇跡が交差する、ひとくち青春BLショート。
弟がガチ勢すぎて愛が重い~魔王の座をささげられたんだけど、どうしたらいい?~
マツヲ。
BL
久しぶりに会った弟は、現魔王の長兄への謀反を企てた張本人だった。
王家を恨む弟の気持ちを知る主人公は死を覚悟するものの、なぜかその弟は王の座を捧げてきて……。
というヤンデレ弟×良識派の兄の話が読みたくて書いたものです。
この先はきっと弟にめっちゃ執着されて、おいしく食われるにちがいない。
腐男子ですが何か?
みーやん
BL
俺は田中玲央。何処にでもいる一般人。
ただ少し趣味が特殊で男と男がイチャコラしているのをみるのが大好きだってこと以外はね。
そんな俺は中学一年生の頃から密かに企んでいた計画がある。青藍学園。そう全寮制男子校へ入学することだ。しかし定番ながら学費がバカみたい高額だ。そこで特待生を狙うべく勉強に励んだ。
幸いにも俺にはすこぶる頭のいい姉がいたため、中学一年生からの成績は常にトップ。そのまま三年間走り切ったのだ。
そしてついに高校入試の試験。
見事特待生と首席をもぎとったのだ。
「さぁ!ここからが俺の人生の始まりだ!
って。え?
首席って…めっちゃ目立つくねぇ?!
やっちまったぁ!!」
この作品はごく普通の顔をした一般人に思えた田中玲央が実は隠れ美少年だということを知らずに腐男子を隠しながら学園生活を送る物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる