異世界転生者はもうおなかいっぱいです!

無月

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 「ああっ、やあん!それ、やあぁああっ」

 ぬちゃ。にちゃ。と湯気が立ち込める中に卑猥な音も立ち込める。
 なんの音かなんて今更言わずもがなだろう。
 そうさ。俺が良い様に魔王に翻弄されてる音さ!此畜生!
 魔王に上から手を被され、自身の手で一度欲望を吐き出した。吐き出してしまった。でもまあ、抜かれるのもそれを見られるのも今に始まった事じゃないと己に言い聞かせて無我の境地を作り出すべく賢者タイムに没頭した。しようとした。出来なかった。

 「毎度毎度ユタだけイクのは不公平であろう?」

 そう言って至近距離から俺の賢者タイム(寸前)の顔を覗き込んだ魔王は、俺を引っ繰り返した。四つん這いの形に。

 尻を突き出す形に。

 そんなん全てをほっぽって慌てるに決まってる。

 「最後までは……!」

 弛緩する体に鞭打って片手で上体を支え、片手で尻を隠した。
睨み付けるように魔王を見たら、「ゴクリ」と猛獣の顔で生唾呑まれてドッと冷や汗と震えが沸き起こった。
 ガクブルガクブル怖いよー声も出ないよーガクブルガクブル。
 魔王は半泣きで青褪める俺の腰を両側から掴むと、股間に装着されたどでかい棍棒……もとい鉄の棒かもしれない。それを俺の尻に押し付けてきた。

 「っひっひ……!」

 恐怖で引くつく喉。呼吸も生理的と性理的な二重な意味でままならない。
 とうとう俺の人生もここで終わりか。よしんば生き残れたとしても魔王に後ろの処女を奪われて男としての尊厳は死に絶えるだろう。
 尊厳の墓地はどこに立てればいいだろうか。そう思ってこれからやってくる激痛を耐えるべくギュウっと目を瞑った。

 ヌポン。

 そんな擬音が相応しい感覚がした。
 覚悟していた激痛は無く。なんなら出口専用の場所にナニかが入ってきた痕跡もない。

 代わりにピタリと閉じた俺の太ももに異物感があった。
あと、恐怖で萎えてシオシオだった俺のイチモツに。

 視線を股間に向けると、ピトッと俺のと重なる熱くどでかく脈打つ熱棒。それが目に入って息を呑んだ。
 って、これなんだか凄く厭らしくないか!?視覚的に!

 「ふわあっ!?」

 見た目の破壊力に慄くと、腰に掛る手の力が増し、そして俺の太ももからにょっきり生えた熱棒が引っ込んだ。と思ったら凄い勢いでまた飛び出て来た。
 その時に俺のシオシオ棒を擦って背中がゾクゾクゾク~っとした。しかも何故かビンビンに尖った乳首が更に尖りだした気までして困る。

 「ふあんっ!」

 ヌポン!パチュン!って音を発しながら熱棒が絶妙なリズムで俺のシオシオを刺激してきた。擦れる度に背中がゾクゾクして堪らず声が溢れる。

 「む、むぅ~っ」

 それが居た堪れなくて声を隠す為に腕を噛んで抑えた。
 一度イっていたこともあって直ぐに体が弛緩してしまった俺は、上体を支えきれずに腕を噛みつつ腕枕をしている体勢になった。
 おお?これちょっと楽か?

 「ふにゃぁ!?」

 いや駄目だコレ!さっきと違って力が抜けた所為か気持ち良いのが逃がせて無い気がする!初めての行為だからわからんけど!

 「むうっ、む、むぐぅっ」

 さっきより気合を入れて腕を噛む。ついうっかり離さない為にだ。
 でも気持ち良いは魔王の熱棒が出し入れする度に高まって、俺は見なくても俺のイチモツも再度硬度を増してきたのを感じていた。



 ◇魔王サイド◇

 気持ちが良い。
 ユタが我に背を見せ尻を突き出しヨガっている。それだけで我は心が満たされていくのを感じた。
 寸でのところで約束を守れた我。約束も守れぬ者にユタは好意を寄せぬであろう。そう思えば我の胸は感じた事のない激痛に襲われた。
 辛い。ユタに嫌われる。それが我にはどうにも耐え難かった。
 ユタの中に入れはしなかったが、代わりに閉じられた太ももに疑似挿入をしている。
 初めはそんな紛い物に興奮などしないと思っていたが、ユタの太ももは我の熱量をしっかりと受け止め、締め付け気持ちが良かった。
 ああ。先程の格好もそそられた。四つん這いになったユタが後ろ手に臀部を隠す姿は中々に扇情的であった。それに我のが突き出しユタのと絡む様を見たユタの色を増した顔も良い。

 「ふああん!」

 思い出して高ぶった我は無意識にユタの裏筋を先端の尖りで強く擦り上げてしまったようだ。
 堪らんと眦から雫を飛ばしてユタの背が撥ねた。
 パタパタと少しの白濁を零したユタは直ぐに自身の腕に噛み付き、気を散らす様に頭を振った。

 ああ。本当に。なんと我の心を乱して離さぬのだろう。

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