異世界転生者はもうおなかいっぱいです!

無月

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 「っ!~っ!」

 俺は今必死に我慢をしている。
 魔王に石鹸で体中を泡だらけにされて、洗われてる。ただそれだけなのに。

 「どうしたユタよ。顔が赤いぞ?」
 「ひんっ」

 口角を上げて笑う魔王。その手が石鹸で滑りの良くなった俺の胸を掠っていき、手で押さえていたにも関わらず声が漏れてしまう。
 うう~!なんでこんなんなってんだ俺!?
 きっとあれだ。変態魔王に毎晩良い様に体弄られて変になったんだ。
 はっ!?って事は俺がこんなに恥ずかしい思いするのも元を正せば魔王の所為じゃないか!ドチクショウ!

 「なんだ。洗われて感じているのか?」
 「!っひ、い、や、やめっ……」

 俺の頑張りなど意味もなさず、魔王に速攻で見抜かれた。さらに腰から首筋にかけて撫で上げられて、ゾクゾクっときてしまい焦る。
 確かに気持ち良い。でもきっと普通はこんなに感じるものじゃないんだろう。でなければ魔王の今のセリフは無い筈だ。

 「ここもこんなに屹立させて」
 「へ?え。や!?何で!?違っ!こんなのっ」

 泡に埋もれていた俺のイチモツ。それを魔王に撫で上げられて初めて元気に立ち上がっていることに気付いた。
 恥ずかしさは募り、もはや俺の平常心は崩壊した。
 慌てて腰を引き、両手で股間を隠す。生理的に溢れる涙も今は抑える精神的余裕がない。

 「そう隠さずとも我に身を委ねよ。極上の愉悦を与えると、約束したであろう」

 ニタリと笑みを深め、魔王が俺の耳元で囁いた。手はそのまま俺のを握り、鈴口を指の腹でヌチュリと押してくる。
 その瞬間。俺はやっと全てを悟った。
 !!ワザとか!

 「あ、ああ、んん~っ」

 石鹸をつけて体を洗う。という行為を知らなかったから起きた惨事。
 風呂もそういう行為が出来る場だったなんて!俺の馬鹿!ドチクショウ!
 だがしかし!そうと知った今、負けてなるものかあああっ!!

 「っふうあ、うぐ~ぅっ」

 だあああああっ!手が滑って防げねええええ!?
 これ以上の進行を防ごうと魔王の手を押しのけようとするのに滑って掴む事すら出来ない。それどころか魔王は平然と俺の手を取ると、俺のイチモツを握らせてきた。その上から魔王の手が被さり、そして俺の手を上から操ってきた。
 手の甲から魔王の温もりが伝わってくるのに、いつもの自分の手に体は勝手に安堵感を感じて錯覚を起こす。

 「あ、あ、あ」

 マスタベーションをしている気分になってきて、それを魔王に視姦されてる。絶対に可笑しい状況に、魔王に対する憤りよりも見られてシテる後ろめたさから変な汗が湧き出てきた。

 「や、あ、見る、な、あ、んくぅ」
 「もっとだ。もっと魅せろ」

 空いてる手で魔王の目を塞いだのに呆気なく外されて抑えられてしまった。
 仕方なく顔を反らして俯くことで隠す。
 そして見てしまった。というか見えてしまった。魔王の屹立を。その大きさを。
 でっかい!
 うわ……マジかよ何だよその凶器。初めて見たのより倍はデカくなってないか?え?ちょっと待て。そのビンビンな臨戦態勢のブツをどうするつもりなんだ?
 ……(嫌な汗)。
 まさか。まさかだよな。

 それを俺にぶっこみたいとか言わないよな?

 そんなんで突き刺されたら死ぬだろ!
 命の危機を感じて早鐘を打つ心臓が妙に耳に響く。恥も忘れて思わず魔王の顔を凝視したら……。
 熱量の高い目と視線が絡んだ。
 思わず息を呑む。
 魔王の吐息に熱いものまで感じて俺は胸が熱くなった。
 何だこれ!?何だこれ!!?心臓が痛い!バクバク煩いし息は詰まるし苦しくなってくる。
 酸素を求めて薄く口を開けて「はっはっ」と浅く短く息を吸うと、魔王の顔が徐に近寄ってきた。
 何をするかなんて、ここ数日で学んでいたのに。

 俺は避けることが出来なかった。

 視線を絡めたまま、口が塞がれた。

 「ん……」

 文字通りの目と鼻の先で魔王の紅く燃える瞳が揺れている。
 開いてた口から舌が入ってきて俺の舌と絡めてくる。

 「あ……ん……ふ、む……」

 咥内の動きに合わせて俺のイチモツを扱く動きも激しく高めてくる。
 上下を犯され否が応でも高まる体に翻弄されて頭が働かなくなってきた。
 気付いたら俺も自分から魔王の舌に絡んでいた。いや気付いてなんかいなかったかもしれない。

 だってもう気持ち良いしかわからない。



 ◇魔王サイド◇

 ユタの青い瞳が今は熱量を孕んでいる。
 それを引き出したのが我だと思うと股間に力が溜まっていく。
 は、くそ。早く入れたい。しかし我はユタと約束をしてしまっている。
 最後まではしない。と。
 四大魔王の矜持として約束を反故するなどあってはならぬ。理性では警鐘をならすが本能が人間との約束などあって無い様なものだと訴えかけてくる。

 「ん、ん」
 「っふ、ん」

 鼻呼吸では足りない程酸素を欲して、時折息継ぎの為に離れるが、直ぐにユタの口を塞ぐ。
 一時でも離れるのが惜しいと、この我が覚えたての子ザルの様に盛っている。屈辱的な筈のこの状態。だがそんなことを考えるのも惜しいとユタを食すのに夢中になった。
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