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本編
2歳-3
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俺開発☆ビバ完全性転換の魔術を発動した俺。
体組織や血液循環、遺伝子なんか色々な物を魔術でリアルタイムスキャンしながら、ホルモンの変更、骨格組織の変更、遺伝子や肉組織の再形成等々を順次行っていく。
……実際やってみて思ったけど、これ2歳3歳程度の幼児には普通に辛い作業だわ。
今更止められんから、突き進む事しか出来んけど。
「……っ」
集中し過ぎて、時々呼吸を忘れる。
それでもまだ幼児体型だから大人の体を組み替えるよりは、簡単な筈なんだ。
因みに、現在俺の周りは超高密度な魔力の渦が覆っていて、周りの景色が閉ざされてる。
こんだけ魔力が濃ければ周りからも見えないと思う。
「!あろ……ちょ……と(後ちょっと)」
物凄く集中力やら神経やら体力やら使ったけど、そのお陰か魔術は成功を納めそうだ。
後は一番大切なおれのエクスカリバーだ。
これは前世の書物上の物と父さんとフレデリックの実物を見て散々勉強した。
目指すは将来BIG(ここ重要)!MAGNUMだぜ!
成長せんと結果がわからんのが辛いぜ!
でも血筋的にはソチ〇じゃないぜ!因みに、パパンのは良かったとだけ言っておこう。
「こ……れ……れ……おあり!(これで終わり)」
細部まで変換完了を感じて、魔術が終了した。
魔術が解かれると共に魔力の渦が晴れて、周りが良く見える様になった。
でも、俺は疲れすぎて周りを見る余裕なんて無い。
ぶっ倒れそうだけど、確認しない事にはオチオチ休んでなんかいられん。
「うぅー」
俺はフラヨレになりながらも、何とかドレスを捲し上げた。
……ていうかドレス布多すぎて邪魔くせえ。
苦労しながら捲し上げたら、パンツを引っ張って俺のエクスカリバーを確認……ドレスが邪魔で出来ねぇぇー!
捲し上げたドレスが山になって見れなくてモダモダしてたら、王が俺のパンツを覗き込んだ。
「へー、凄いや。ち〇こ生えてる」
!やった!成功だーーーーー!!
結果がわかった瞬間俺はバンザイしてそのまま意識を手放した。
お陰でその後何があったかわからんけど、聞いた話じゃ色々大変だったらしい。
目が覚めてまず見た景色。それは知らない場所だった。
「ろこら……?ここ」
思わず呟いた声は少し掠れてる。
「ふふ。ここは王宮の一室よ。
もう起きて大丈夫?」
疑問は直ぐに母さんが解決してくれた。
けど……王宮……だと?
これはあれか。珍獣を取敢えず捕獲しとく的な脱出不可能な鋼鉄の檻みたいなやつか。
「青い顔をして目を覚まさないから、医師と設備が整っている王宮で保護してくださったのよ」
不安気な顔をしたら母さんが説明してくれた。
まあそうだよな。監禁されんなら、母さんここにいねえわ。普通に考えりゃ。
「あれから3日も目を覚まさないから心配したわ」
「ごえんにゃちゃい(ごめんなさい)……」
儚げ美人が眉を下げて笑うもんだから、罪悪感で声が尻すぼみになる。
そうか、3日も寝てたのか。通りで体中が痛い訳だ。完全な寝すぎだろ。
「……アレックスは本当は男の子になりたかったのね」
母さんが俺の頭を優しく撫でながら言った。
「うん。おえおとこー」
それはやっぱり譲れないとこだから、しっかり肯定しないとな。
「ふふ。そうね。アレックスは女の子扱いされるの嫌だったものね」
「……おこりゃにゃいの(怒らないの)……?」
くすくすと楽しそうに笑う母さんに、俺は恐る恐る聞いた。
「あら、怒る理由なんてないわ。
私はアレックスがアレックスだったら性別何て関係ないもの」
ママン!!
俺の涙腺は母さんの深い愛によって決壊した。
「う……うえっ……」
どうやら思った以上に親から拒絶される可能性が怖かったらしい。
後から後から流れる濁流に抗う事なんて出来なかった。
……嫌われても成し遂げる覚悟はしてたつもりだけど、やっぱり受け入れられると嬉しいものだ。
母さんが抱き上げてくれたので、今はそれに甘えて母さんの胸に縋りついて止まるまで泣いた。
「ふふ。良い子良い子。私のアレックスはとっても良い子」
母さんも俺が泣き止むまでずっと頭を撫でてくれた。
超絶世界一愛してるぜママン!
「男の子になってもたまにはドレスを着てみせてね」
泣き止んだ後に母さんが言ってきたけど、別に俺は服なんて今更何でも良かったから頷いといた。
体組織や血液循環、遺伝子なんか色々な物を魔術でリアルタイムスキャンしながら、ホルモンの変更、骨格組織の変更、遺伝子や肉組織の再形成等々を順次行っていく。
……実際やってみて思ったけど、これ2歳3歳程度の幼児には普通に辛い作業だわ。
今更止められんから、突き進む事しか出来んけど。
「……っ」
集中し過ぎて、時々呼吸を忘れる。
それでもまだ幼児体型だから大人の体を組み替えるよりは、簡単な筈なんだ。
因みに、現在俺の周りは超高密度な魔力の渦が覆っていて、周りの景色が閉ざされてる。
こんだけ魔力が濃ければ周りからも見えないと思う。
「!あろ……ちょ……と(後ちょっと)」
物凄く集中力やら神経やら体力やら使ったけど、そのお陰か魔術は成功を納めそうだ。
後は一番大切なおれのエクスカリバーだ。
これは前世の書物上の物と父さんとフレデリックの実物を見て散々勉強した。
目指すは将来BIG(ここ重要)!MAGNUMだぜ!
成長せんと結果がわからんのが辛いぜ!
でも血筋的にはソチ〇じゃないぜ!因みに、パパンのは良かったとだけ言っておこう。
「こ……れ……れ……おあり!(これで終わり)」
細部まで変換完了を感じて、魔術が終了した。
魔術が解かれると共に魔力の渦が晴れて、周りが良く見える様になった。
でも、俺は疲れすぎて周りを見る余裕なんて無い。
ぶっ倒れそうだけど、確認しない事にはオチオチ休んでなんかいられん。
「うぅー」
俺はフラヨレになりながらも、何とかドレスを捲し上げた。
……ていうかドレス布多すぎて邪魔くせえ。
苦労しながら捲し上げたら、パンツを引っ張って俺のエクスカリバーを確認……ドレスが邪魔で出来ねぇぇー!
捲し上げたドレスが山になって見れなくてモダモダしてたら、王が俺のパンツを覗き込んだ。
「へー、凄いや。ち〇こ生えてる」
!やった!成功だーーーーー!!
結果がわかった瞬間俺はバンザイしてそのまま意識を手放した。
お陰でその後何があったかわからんけど、聞いた話じゃ色々大変だったらしい。
目が覚めてまず見た景色。それは知らない場所だった。
「ろこら……?ここ」
思わず呟いた声は少し掠れてる。
「ふふ。ここは王宮の一室よ。
もう起きて大丈夫?」
疑問は直ぐに母さんが解決してくれた。
けど……王宮……だと?
これはあれか。珍獣を取敢えず捕獲しとく的な脱出不可能な鋼鉄の檻みたいなやつか。
「青い顔をして目を覚まさないから、医師と設備が整っている王宮で保護してくださったのよ」
不安気な顔をしたら母さんが説明してくれた。
まあそうだよな。監禁されんなら、母さんここにいねえわ。普通に考えりゃ。
「あれから3日も目を覚まさないから心配したわ」
「ごえんにゃちゃい(ごめんなさい)……」
儚げ美人が眉を下げて笑うもんだから、罪悪感で声が尻すぼみになる。
そうか、3日も寝てたのか。通りで体中が痛い訳だ。完全な寝すぎだろ。
「……アレックスは本当は男の子になりたかったのね」
母さんが俺の頭を優しく撫でながら言った。
「うん。おえおとこー」
それはやっぱり譲れないとこだから、しっかり肯定しないとな。
「ふふ。そうね。アレックスは女の子扱いされるの嫌だったものね」
「……おこりゃにゃいの(怒らないの)……?」
くすくすと楽しそうに笑う母さんに、俺は恐る恐る聞いた。
「あら、怒る理由なんてないわ。
私はアレックスがアレックスだったら性別何て関係ないもの」
ママン!!
俺の涙腺は母さんの深い愛によって決壊した。
「う……うえっ……」
どうやら思った以上に親から拒絶される可能性が怖かったらしい。
後から後から流れる濁流に抗う事なんて出来なかった。
……嫌われても成し遂げる覚悟はしてたつもりだけど、やっぱり受け入れられると嬉しいものだ。
母さんが抱き上げてくれたので、今はそれに甘えて母さんの胸に縋りついて止まるまで泣いた。
「ふふ。良い子良い子。私のアレックスはとっても良い子」
母さんも俺が泣き止むまでずっと頭を撫でてくれた。
超絶世界一愛してるぜママン!
「男の子になってもたまにはドレスを着てみせてね」
泣き止んだ後に母さんが言ってきたけど、別に俺は服なんて今更何でも良かったから頷いといた。
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