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しおりを挟む寝室に戻るとスヤスヤと眠る胡桃
寝顔は小さい頃と同じであどけない可愛さ
陸翔も再びベットの中に入り横になって寝転がる
頭を撫でて胡桃の寝顔を見つめる
『可愛いな、』
「んー、ふ、んっ、、」
なにか夢を見ているのか色っぽい声を洩らす胡桃
追い打ちをかけるように陸翔に抱きついてくる
『なんだよ、マジで、、』
「ん、、んっ、」
『俺の努力も知らず、、寝れねぇじゃん。』
ぎゅっと胡桃を抱きしめながら眠った
.
.
胡桃side
目が覚めると隣には陸翔が気持ちよさそうに眠っている
結局、陸翔は何もしてこなかった
やっぱりバレちゃったのかな?
好きじゃなくなったのかな?
自分のしてる事と思ってる事が違いすぎてて自分でも分かんなくって
どっちかはっきりしないといけないのに決められない
だってどっちも大好きだし大切な存在なんだもん、
こんな悪い胡桃を許して、、
陸翔の頬に触れキスをする
何度も何度も陸翔にしているとさすがに目が覚めた陸翔
『んっ、ん?』
寝惚けながら目を開ける陸翔に気づいていない胡桃はそのままキスを繰り返す
胡桃の行動に驚きながらも胡桃のキスを受け入れる
しばらくして満足したのか唇が離れ胡桃が俺の顔を見る
「へっ?!////」
『ふは、おはよっ。』
「お、起きてたの、、?!////」
『うん(笑)そりゃあんな何度も何度もキスされたら起きるだろ、』
「だ、だって、、」
『ん?なぁに?』
「陸翔、好きくなくなったでしょ?私の事、、」
『はぁ?!なんで?(笑)』
「だって、昨日何もしてくれなかったじゃん、」
『何を?』
「もぉー、また意地悪、、え、、えっち。えっちしてくれなかったから…」
『なぁんだ。えっちしたかったの?』
「ちがっ、」
『ふは、好きじゃなくなってないよ。胡桃の事好きだよ。』
「じゃあ、なんで…」
『あのな、俺も我慢してんの。好きな女が横で寝てて我慢するのすごい大変だったんだからな。』
なんて胡桃の頭をポンポンしてからベットから出る
「……っ、」
私は陸翔の後ろ姿をただ見ることしか出来なかった
.
.
それからというものの陸翔は一緒に居ても手を出してこようとはしなかった
今は我慢するしかない胡桃の為
仕方ないこと。体目的って思って欲しくない
だけど、もうあれから2週間…そろそろ俺も限界かもしれない
.
.
胡桃side
あれから一緒に居ても何もしてくれない陸翔
どんどん自信がなくなってきてマイナスのことばっか考えてしまう
でも今日は休みの日だけど陸翔とデートする日だから
一か八か、陸翔を誘惑する作戦に出ようと思う
いつもはあまり履かないようなミニスカートとオフショルに着替えて
メイクも大人っぽくして髪の毛もこの間可愛いって言ってもらったやり方で巻く
準備が出来て陸翔の家に行く
「(はぁ…ドキドキする、、少しでも可愛いって思ってくれるかな…)」
意を決してチャイムを鳴らす
家の中から陸翔の声がしてドアが開くと陸翔は胡桃の姿に驚きフリーズ
『は、、?』
「おはよう、陸翔」
ニコッと笑うと
『ちょ、お前、こっち来て!早く入って、』
「えっ、、きゃっ//」
そう言うと陸翔は胡桃の腕を引き家の中に入れた
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