[完結]ひきこもり執事のオンオフスイッチ!あ、今それ押さないでくださいね!

小葉石

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42 良く分かってません

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「シェイン。貴方の縁の神殿は何処になりますの?」


 したかなしに旦那様の隣にちょこんと行儀良く座らせて貰えば、早速ワクワクした様なフランカ様の質問攻撃。


「森の精でしょうから、大地の神殿かしら?私参ったことがありましてよ?」

 成る程、先日お使いに行った太陽の神殿の他、まだまだ精霊を祀る神殿があるそうな。


「物知りでございますね。フランカ様。私の方が何方の神殿があるのか存じていませんでした…」

「まぁ、そうですの?」

「仕方ないだろう、フランカ。そもそも精霊自体は人の世に興味は無い。人の方が我らに近付こうとあの様な社を建ててきたのだ。」

「そうなのですか?」
 
 初耳です。

「シェインも精霊なのでしょう?」

「はい。ですがまだ生まれたてで世を知る前に護る森を失いましたから…精霊が人の世に関心を持ってはいけないのとも知りませんでした…」

「まぁ、ではまだ赤ちゃんみたいなものですか?」


 あ、赤ちゃん?……赤ちゃん?人間で言うあの、柔らかそうな、小さな、弱そうな……?
 

「クッ人で言えばフランカの言う通りだな。」
 
 呆然としているシェインの隣でクスリとガラット王子が笑っている。


「ま、殿下の笑顔も初めて見ましたわ。もう何年ものお付き合いですのに。」

 珍しい物を見たかの様にフランカは目を丸くして驚いている。


「わ、私は赤ちゃんなのですか……?」
  
 そしてシェインは赤ちゃんの所でどうしても引っかかっている様だ。


「生まれたてと言う様ならばそうでしょうけれど、森が出来るのは長い月日をかけますし、人の目から言ったらシェイン君はかなりの年月を生きていることになりますわ。」

 いつの間にかメアリーが側に来てお茶の支度をしてくれている。


「そうですのね。人の尺度に当てはめてはいけませんわね。シェインは少し頼りないところもありますもの。ですから幼く見えてしまったのですわ。」

「頼りないですか?」

「えぇ、いきなり泣き出してしまったり。どうやって慰めたら泣き止むのか本当に困りましたわ。」

「本当に、お恥ずかしい所を……」

 あぁ穴があったら入りたい……


「ふふ。けれど安心しましたわ。今はもう大丈夫なのでしょう?表情がスッキリしているわ。」

 はい、おかげ様で大丈夫になりました…
 これを言うにも、恥ずかしくやや抵抗があるのです。肯くだけで許してください…
 

「では、殿下とシェインは両想いですわね?」


 シェインにとっては衝撃的なフランカの言葉に、心の底で旦那様~と叫びつつ耐えるしかなかった…
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