[完結]ひきこもり執事のオンオフスイッチ!あ、今それ押さないでくださいね!

小葉石

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47 仕事をください

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「メアリーさん、この離宮で一番キツイ仕事はなんですか?」

「え?」

「一番キツイと思われる仕事です!」

「今の貴方の仕事は、もっと体力をつけることよ?」

「ダメです!それじゃあ、ただ甘やかされているだけですから!仕事をする為にここに居るってちゃんと身体に覚えさせなければ!自分の気が緩んで、ついつい寝こけてしまいますから!」

「だから、それでも良いのよ。」

「え、良くないです!私は旦那様とレーン様とこの世で生きたい!気持ちの良い仲間のところは、それは居心地が良すぎますが、許されるならレーン様のお側に…」


 ポフン、そこまで言っていきなり後ろから抱きしめられる。


「あら、おはようございます。ガラット様。」

「旦那様!?」


 なんでもない事のようにメアリーさんが旦那様に挨拶をしている、が、ここお台所ですよ?一国の王族の方が来るところではないはずですよ?


「朝から、非常に嬉しい声が聞こえたから居ても立っても居られずにここまで来た。」


 赤い瞳がキラキラしてて今日も本当にお綺麗ですね?吸い込まれそうになりますが、ここ、お台所です……これがバレたら上の方に怒られそうです。


「私が好きでやっているのだ。誰も口出しはせんだろう。では、シェインを貰って行こうかな?」

「はい?何故私を連れていくんです?これから仕事が……」

「私と一緒に居たいと、力一杯叫んでいただろう?」

「それは、言ってましたけど、今直ぐどうこうではなくて、これからも旦那様と、一緒に、いる為に……仕事を………」


 言い終わる前に、どんどん赤みを増して輝いてくる旦那様の瞳に、キュウ、と心が嬉しい悲鳴を上げている。本当に、私この方の色に弱いな…… 


「ほら、今も叫ぶ程に私を呼んでいる。」

「ええ、叫んでます?」

「ええ、明らかに。」

 メアリーさん、苦笑……


 ものっ凄く、恥ずかしい!?
 一気にポン、と顔が発火したのが分かった。

 
「こ、籠もります!今すぐ、部屋に戻って、寝て来ます!!大人しく言うことを聞いて、ちゃんと寝て来ますから!!」

 一目散に執事部屋まで駆け戻る。


「屋敷内は走ってはいけませんよー。」


 メアリーさんの声を微かに後方に聞いて、部屋のドアを閉め、殻の部屋の寝具にダイブ!


 叫んでた?今までそんなに叫んでた?それは真っ直ぐにあの方に向かって声をあげてたのは覚えてるけど、叫んでた?!

 周りの精霊が知っているのは当たり前だよね?思いっきり叫んでたのに、気がつかないの自分だけなんて………


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