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1・旅人、辺境伯の息子に助けられる
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「パキッ……」
東の空に僅かに明かりが灯り初め、薄靄に包まれた木々の間で、何者かに踏まれた小枝が音をたてると、草陰に身を隠し、一時の和らぎの時を貪っていた一羽の兎が目覚め、耳を立てて警戒態勢を取った。
「ヒュンッ……」
頭上から振り降ろされた刃を間一髪で逃れた兎は、一目散に走り出し、その後を刃を持った青年が追う。木々の間を抜け、刃を躱しながら進んでいると、低木の陰から別の刃が振り降ろされた。
「ザンッ……」
刃は空を切り、数本の小枝に突き刺さる。狙われた兎は身を屈め、刃の隙間から難を逃れる。
「なーにやってんだよぉ……カイル……」
先に兎を追いかけていた青年が、息を切らせながら膝をつき、兎を仕留め損ねたカイルに抗議する。
「だーかーらー、俺の得物は狩りに向かないんだってば。フランだってそんだけ長い得物持ってるくせに仕留められなかったじゃねぇか」
抗議されたカイルは、その手に握った大鎌の刃の先から、突き刺さった小枝を取り除きながら言い返す。
「もう、腹減って……集中出来ないんよ。あー、今日も木の実だけかなぁ。ミルコは、ちゃんと食える物見つけられたかなぁ」
背負っていた鞘を降ろし、右手にもちかえて大太刀を仕舞いながら、フランは答える。獲物を逃した青年達が項垂れていると、少し離れた所から、彼等を呼ぶ声がする。
「おーい、フラン、カイル、ねぇ、見てみてこの兎、可愛いでしょう?」
「「はぁーっ?!何でミルコの腕ん中に兎がいんだよ!!」」
声を揃えて二人が問うと、ミルコと呼ばれた青年は、嬉しそうに答える。
「えっ?足下で丸まってたから、普通に両手で抱き上げただけだけど?ああ、フランに教えてもらったヨモギの葉をあげたら必死に食べてたよ。もう可愛くて可愛くて。ねぇフラン、この兎ペットにしていいかな?」
「おいおい、またかよ……そいつはペットじゃなくて、俺達の食料なんだって。なぁーん度言ったら分かってくれるんかな?」
「えーっ、嫌だよ。こんなに可愛いのに食べるなんて無理だよ」
「何言ってんだよ。今まで散々食ってきてるくせに、今さらかよ。あーっ、腹減ったなぁ……かーと言って、人間捕まえて食うわけにいかねぇしなぁ……ねぇ、そこの君?」
フランが最後の言葉を言うのとほぼ同時に、大鎌を持ったカイルが走り出す。
「フラン、外すなよ!!」
カイルの言葉と同時に、フランはミルコの腰にぶら下がったナイフを抜いて、振り向きざまに、一本の木を目掛けて放り投げた。ナイフは木々の間を抜け。小枝の上に立つ人影に向かって進んでいく。
「へぇー……」
薄っすら笑みをもらし、小枝に立つ者は軽々とナイフを避ける。しかし、視界の端には、木の幹を蹴って向かってくるカイルの姿が映る。
一方カイルは、大鎌の刃を敵目掛けて振り降ろすが届かない。敵はステップを踏むように軽々と攻撃を避け、刃金は空を切り、敵が立っている小枝に直角に突き刺さった。
「チッ……」
カイルは、柄を持って刃金を小枝に沿わせ一回転すると、大きく振りかぶって勢いよく枝に刃金を食い込ませ、柄を持ったまま自分も飛び降りた。地面に足が着く前に大鎌の柄を離し、柄に繋がっている鎖に持ち替える。着地すると向きを変え、両手で鎖を思い切り引っ張った。
「おおっとー……」
敵が立っていた小枝が折れたが、動揺することなく、敵は軽く跳ねて態勢を維持し、下に降りようとした。
「鎌鼬っ!!」
突如、フランの声が響く。同時に、敵の着地手前で足下周囲の空気が揺れる。木の葉が舞い、小枝が折れ、木の幹には切り傷が浮かび上がった。足下を狙われた敵は膝を抱え攻撃を避けるが、地面近くを狙ったフランの攻撃は、敵の態勢を崩した。敵は尻餅をつき、そのまま背中を地面につけて叫んだ。
「……っ、うわぁーっ!!ちょっと待ったぁ!!」
フランの大太刀の刃先が敵の顔面に向かうが、敵は自らの得物である槍の柄でそれを止めた。
「ふーっ……皇太子殿下の双璧……流石に強いわぁ」
「何故俺達を知ってる?」
フランの問いに答えたのは以外にもカイルだった。
「こいつ、近くの辺境伯家のスーチェとか言う長男だからだろ」
「なぁーんだぁ、知ってて仕掛けてきたのかぁ。酷いなぁ」
スーチェと呼ばれた青年は、文句をつけつつ地べたに座り込み、フランは、刀を仕舞った、
「あれっ?うわぁー、スーチェ久しぶりぃ」
いつの間にか側にいたミルコは、笑顔でスーチェに抱きついていく。
「ちょっ、ちょっと殿下、落ち着いて」
スーチェは、起き上がって片膝をつき、ミルコに向かって頭を下げた。
「ミルコ・メッセライト皇太子殿下、お久しゅうございます。ジーニャ辺境伯家が長男スーチェ・ジーニャ、勅命によりコーサット・メッセライト第二王子の捜索と保護と護衛及び、ミルコ・メッセライト皇太子殿下の旅のご案内役を仰せつかりました」
ミルコは、スーチェを立ち上がらせて返事を返した。
「ありがとう。……ん?今、コーサットが何だって?」
「はい、コーサット第二王子の捜索と保護と護衛と申し上げました」
「「「何だってー?!」」」
スーチェの言葉に、他の三人が驚愕の声を上げる。
「コーサット一人で城を抜け出したの?」
「そのようでございます。昨日連絡が届きました」
三人は、スーチェの言葉に頭を抱える。王子が、供の者を連れずに一人で城を抜け出すなどあってはならない。
「取り敢えずジーニャ領内に、兵を巡回させてはおりますが……相手が相手ですからね。まぁ、大剣を手放す事が無ければ、見つけるのは容易いかと。……ということで、一先ず私の屋敷でお食事されることをお勧め致しますが、如何でしょう?」
空腹の三名は直ぐに提案を受け入れ、ジーニャ辺境伯家の屋敷に向かって歩き出す。離れた木の陰の男を無視して……
男はほくそ笑む。
「へぇー、あいつ等面白い武器使うのな。今回の兄上の情報は正確らしい。どうせ俺を排除する為に罠を仕掛けてるんだろうけどな。取り敢えず四対一は分が悪いな……先に第二王子に近づくとするか」
日の光が辺り一面を照らし無常な一日が動き出す。男は、運命に抗う為に駆けて行った。
東の空に僅かに明かりが灯り初め、薄靄に包まれた木々の間で、何者かに踏まれた小枝が音をたてると、草陰に身を隠し、一時の和らぎの時を貪っていた一羽の兎が目覚め、耳を立てて警戒態勢を取った。
「ヒュンッ……」
頭上から振り降ろされた刃を間一髪で逃れた兎は、一目散に走り出し、その後を刃を持った青年が追う。木々の間を抜け、刃を躱しながら進んでいると、低木の陰から別の刃が振り降ろされた。
「ザンッ……」
刃は空を切り、数本の小枝に突き刺さる。狙われた兎は身を屈め、刃の隙間から難を逃れる。
「なーにやってんだよぉ……カイル……」
先に兎を追いかけていた青年が、息を切らせながら膝をつき、兎を仕留め損ねたカイルに抗議する。
「だーかーらー、俺の得物は狩りに向かないんだってば。フランだってそんだけ長い得物持ってるくせに仕留められなかったじゃねぇか」
抗議されたカイルは、その手に握った大鎌の刃の先から、突き刺さった小枝を取り除きながら言い返す。
「もう、腹減って……集中出来ないんよ。あー、今日も木の実だけかなぁ。ミルコは、ちゃんと食える物見つけられたかなぁ」
背負っていた鞘を降ろし、右手にもちかえて大太刀を仕舞いながら、フランは答える。獲物を逃した青年達が項垂れていると、少し離れた所から、彼等を呼ぶ声がする。
「おーい、フラン、カイル、ねぇ、見てみてこの兎、可愛いでしょう?」
「「はぁーっ?!何でミルコの腕ん中に兎がいんだよ!!」」
声を揃えて二人が問うと、ミルコと呼ばれた青年は、嬉しそうに答える。
「えっ?足下で丸まってたから、普通に両手で抱き上げただけだけど?ああ、フランに教えてもらったヨモギの葉をあげたら必死に食べてたよ。もう可愛くて可愛くて。ねぇフラン、この兎ペットにしていいかな?」
「おいおい、またかよ……そいつはペットじゃなくて、俺達の食料なんだって。なぁーん度言ったら分かってくれるんかな?」
「えーっ、嫌だよ。こんなに可愛いのに食べるなんて無理だよ」
「何言ってんだよ。今まで散々食ってきてるくせに、今さらかよ。あーっ、腹減ったなぁ……かーと言って、人間捕まえて食うわけにいかねぇしなぁ……ねぇ、そこの君?」
フランが最後の言葉を言うのとほぼ同時に、大鎌を持ったカイルが走り出す。
「フラン、外すなよ!!」
カイルの言葉と同時に、フランはミルコの腰にぶら下がったナイフを抜いて、振り向きざまに、一本の木を目掛けて放り投げた。ナイフは木々の間を抜け。小枝の上に立つ人影に向かって進んでいく。
「へぇー……」
薄っすら笑みをもらし、小枝に立つ者は軽々とナイフを避ける。しかし、視界の端には、木の幹を蹴って向かってくるカイルの姿が映る。
一方カイルは、大鎌の刃を敵目掛けて振り降ろすが届かない。敵はステップを踏むように軽々と攻撃を避け、刃金は空を切り、敵が立っている小枝に直角に突き刺さった。
「チッ……」
カイルは、柄を持って刃金を小枝に沿わせ一回転すると、大きく振りかぶって勢いよく枝に刃金を食い込ませ、柄を持ったまま自分も飛び降りた。地面に足が着く前に大鎌の柄を離し、柄に繋がっている鎖に持ち替える。着地すると向きを変え、両手で鎖を思い切り引っ張った。
「おおっとー……」
敵が立っていた小枝が折れたが、動揺することなく、敵は軽く跳ねて態勢を維持し、下に降りようとした。
「鎌鼬っ!!」
突如、フランの声が響く。同時に、敵の着地手前で足下周囲の空気が揺れる。木の葉が舞い、小枝が折れ、木の幹には切り傷が浮かび上がった。足下を狙われた敵は膝を抱え攻撃を避けるが、地面近くを狙ったフランの攻撃は、敵の態勢を崩した。敵は尻餅をつき、そのまま背中を地面につけて叫んだ。
「……っ、うわぁーっ!!ちょっと待ったぁ!!」
フランの大太刀の刃先が敵の顔面に向かうが、敵は自らの得物である槍の柄でそれを止めた。
「ふーっ……皇太子殿下の双璧……流石に強いわぁ」
「何故俺達を知ってる?」
フランの問いに答えたのは以外にもカイルだった。
「こいつ、近くの辺境伯家のスーチェとか言う長男だからだろ」
「なぁーんだぁ、知ってて仕掛けてきたのかぁ。酷いなぁ」
スーチェと呼ばれた青年は、文句をつけつつ地べたに座り込み、フランは、刀を仕舞った、
「あれっ?うわぁー、スーチェ久しぶりぃ」
いつの間にか側にいたミルコは、笑顔でスーチェに抱きついていく。
「ちょっ、ちょっと殿下、落ち着いて」
スーチェは、起き上がって片膝をつき、ミルコに向かって頭を下げた。
「ミルコ・メッセライト皇太子殿下、お久しゅうございます。ジーニャ辺境伯家が長男スーチェ・ジーニャ、勅命によりコーサット・メッセライト第二王子の捜索と保護と護衛及び、ミルコ・メッセライト皇太子殿下の旅のご案内役を仰せつかりました」
ミルコは、スーチェを立ち上がらせて返事を返した。
「ありがとう。……ん?今、コーサットが何だって?」
「はい、コーサット第二王子の捜索と保護と護衛と申し上げました」
「「「何だってー?!」」」
スーチェの言葉に、他の三人が驚愕の声を上げる。
「コーサット一人で城を抜け出したの?」
「そのようでございます。昨日連絡が届きました」
三人は、スーチェの言葉に頭を抱える。王子が、供の者を連れずに一人で城を抜け出すなどあってはならない。
「取り敢えずジーニャ領内に、兵を巡回させてはおりますが……相手が相手ですからね。まぁ、大剣を手放す事が無ければ、見つけるのは容易いかと。……ということで、一先ず私の屋敷でお食事されることをお勧め致しますが、如何でしょう?」
空腹の三名は直ぐに提案を受け入れ、ジーニャ辺境伯家の屋敷に向かって歩き出す。離れた木の陰の男を無視して……
男はほくそ笑む。
「へぇー、あいつ等面白い武器使うのな。今回の兄上の情報は正確らしい。どうせ俺を排除する為に罠を仕掛けてるんだろうけどな。取り敢えず四対一は分が悪いな……先に第二王子に近づくとするか」
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