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4・この世界で生きるという事は…
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「これって、本当の人間の戦いなのよね?」
剣と魔法を駆使した戦い。初めて見たけど引くわー。掌から炎は出るわ、氷は出るわ、風が出て人は吹っ飛ぶわ。壁に勢いよくブチ当たっても死にもしない。強化魔法を使ってるんだろうけど、マトモになんて見てられない。ソフィア様は見慣れてるのかしら?二人の動きをずっと目で追ってる。凄いわ。
「聖女様、お願いがあるのですが……もしレオ様が来られない時には、ルイベルト様の治療をしてあげてくださいませんか?アレクシス様は大丈夫そうなので。やはりシリウス様でないと互角には戦えないのですわ」
そう、さっきからルイベルト様が被弾するほうが圧倒的に多い。
「あっ……ルイベルト様もお強いのですよ。上級騎士と互角に戦えるくらいには。あのお二人……いえ三人が異常なだけで」
「三人?あと一人は、レオ様ですか?」
「いいえ、ルナお姉様ですわ」
ソフィア様は目を輝かせながら、驚愕の言葉の爆弾を落とした。クラスが別だから全く気にもしてなかった。
ソフィア様は、一度私に向けた視線をゆっくりと目の前の二人に戻しながら話し始める。
「私達、国境や魔の森を監視する役目を担う地を守る者にとって、強くなることは当たり前の事なのですわ。勿論、王となる者にとっても」
前世でも戦争をしている国はほぼ絶えずにあった。けれど、私はそれとは無縁の地で過ごしていたから、自分が戦うなど実感が無い。この世界は、乙女ゲームと似ているけれど、ゲームの中では無いのだわ。
「もう終わりか?ルイ」
いつの間にか辺りは瓦礫の山、空は学園を囲むように灰色に染まっている。アレクシス様が床に伏せているルイベルト様に声をかけた。
「くっ……化け物め」
「ふふっ、ははははっ……自分の未熟さを相手のせいにするか。まぁ良い。器の無い者は、いつまでもそうやって這いつくばっていれば良いのだ。さて……聖女よ……ん?ふふっ……命拾いしたな」
アレクシス様は、一瞬目を伏せ、視線を遠くに移した。
「ひゃぁー、これはまた派手にやりやがったなぁ。休暇中に直せるのか?アレク、お前やり過ぎだ」
「フン、俺では無い。実力の無い者が出しゃばってきたからだ」
「だ~から言わんこっちゃない。ルイベルト様、ルナの言うこと聞いてりゃもっと強くなれるのに。聖女さん、ルイベルト様を頼むわ」
「は、はいっ!!」
シリウス様が、私のもとにルイベルト様を背負ってきて、目の前に横たえた。私は、軽くルイベルト様の体の様子を窺い、聖魔法を行使した。少し休んでいたのでマリー様の時より上手く施術出来たと思う。
シリウス様は、アレクシス様のもとへ戻っていく。
「さぁて、アレク。手っ取り早く魔力放出しちゃってくれよ。いくぞ」
二人が互いに片手を前に出し、掌に魔力を込めてから、同時に魔法を放つ。中央でぶつかり合い爆音が鳴り響いた。
「ドーン!!ドーン!!ズドーン!!」
「キャーッ!!」
ちょっと、アレクシス様さっきより威力が上がってるんですけど?手を抜いてたってこと?バリアがビリビリ言ってて破れそうなんだけど。ソフィア様は動じること無く二人の様子を見てるけど、私は思わず頭を抱えて伏せてしまった。
どのくらい経ったのだろう暫くすると爆音が止み、視界が開けてきた。
「もう終わりか?私の勝ちだな」
「否、俺の勝ちだろ」
「お前との前に、私はルイと戦ってる…か…ら…」
「へっ、バケモ…ン…が…」
二人が同時に床に倒れ込んだ。
とりあえず終わったみたい。ソフィア様と私は、顔を見合わせてふーっと息を吐いた。
剣と魔法を駆使した戦い。初めて見たけど引くわー。掌から炎は出るわ、氷は出るわ、風が出て人は吹っ飛ぶわ。壁に勢いよくブチ当たっても死にもしない。強化魔法を使ってるんだろうけど、マトモになんて見てられない。ソフィア様は見慣れてるのかしら?二人の動きをずっと目で追ってる。凄いわ。
「聖女様、お願いがあるのですが……もしレオ様が来られない時には、ルイベルト様の治療をしてあげてくださいませんか?アレクシス様は大丈夫そうなので。やはりシリウス様でないと互角には戦えないのですわ」
そう、さっきからルイベルト様が被弾するほうが圧倒的に多い。
「あっ……ルイベルト様もお強いのですよ。上級騎士と互角に戦えるくらいには。あのお二人……いえ三人が異常なだけで」
「三人?あと一人は、レオ様ですか?」
「いいえ、ルナお姉様ですわ」
ソフィア様は目を輝かせながら、驚愕の言葉の爆弾を落とした。クラスが別だから全く気にもしてなかった。
ソフィア様は、一度私に向けた視線をゆっくりと目の前の二人に戻しながら話し始める。
「私達、国境や魔の森を監視する役目を担う地を守る者にとって、強くなることは当たり前の事なのですわ。勿論、王となる者にとっても」
前世でも戦争をしている国はほぼ絶えずにあった。けれど、私はそれとは無縁の地で過ごしていたから、自分が戦うなど実感が無い。この世界は、乙女ゲームと似ているけれど、ゲームの中では無いのだわ。
「もう終わりか?ルイ」
いつの間にか辺りは瓦礫の山、空は学園を囲むように灰色に染まっている。アレクシス様が床に伏せているルイベルト様に声をかけた。
「くっ……化け物め」
「ふふっ、ははははっ……自分の未熟さを相手のせいにするか。まぁ良い。器の無い者は、いつまでもそうやって這いつくばっていれば良いのだ。さて……聖女よ……ん?ふふっ……命拾いしたな」
アレクシス様は、一瞬目を伏せ、視線を遠くに移した。
「ひゃぁー、これはまた派手にやりやがったなぁ。休暇中に直せるのか?アレク、お前やり過ぎだ」
「フン、俺では無い。実力の無い者が出しゃばってきたからだ」
「だ~から言わんこっちゃない。ルイベルト様、ルナの言うこと聞いてりゃもっと強くなれるのに。聖女さん、ルイベルト様を頼むわ」
「は、はいっ!!」
シリウス様が、私のもとにルイベルト様を背負ってきて、目の前に横たえた。私は、軽くルイベルト様の体の様子を窺い、聖魔法を行使した。少し休んでいたのでマリー様の時より上手く施術出来たと思う。
シリウス様は、アレクシス様のもとへ戻っていく。
「さぁて、アレク。手っ取り早く魔力放出しちゃってくれよ。いくぞ」
二人が互いに片手を前に出し、掌に魔力を込めてから、同時に魔法を放つ。中央でぶつかり合い爆音が鳴り響いた。
「ドーン!!ドーン!!ズドーン!!」
「キャーッ!!」
ちょっと、アレクシス様さっきより威力が上がってるんですけど?手を抜いてたってこと?バリアがビリビリ言ってて破れそうなんだけど。ソフィア様は動じること無く二人の様子を見てるけど、私は思わず頭を抱えて伏せてしまった。
どのくらい経ったのだろう暫くすると爆音が止み、視界が開けてきた。
「もう終わりか?私の勝ちだな」
「否、俺の勝ちだろ」
「お前との前に、私はルイと戦ってる…か…ら…」
「へっ、バケモ…ン…が…」
二人が同時に床に倒れ込んだ。
とりあえず終わったみたい。ソフィア様と私は、顔を見合わせてふーっと息を吐いた。
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