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三章
第二十九話 魔力コントロール修行5
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暫しの間歩くことを楽しんだ私は休憩をとることにした。陸に上がり海の方を向いて座った私は、お腹も減っていたので昼ごはんを食べることにした。昼ごはんを食べ終えた私は休憩がてらに聖なる光の魔法について考えていた。ガルシウス王国からレーベルの町へ向かう魔導船に乗っていた十日間ほどの間聖なる光の魔法を使うための特訓をしたが魔法を使うことはできなかった。聖なる光の魔法は勇者と盟勇のみが使うことができるといわれる特別な魔法だ、簡単に扱えるようにはならないのかもしれない。だが夢の中でカミ様は私に新たな力が目覚めたと言っていたし、トルスト様も私の中の聖なる力が強くなっていると言っていた。きっと聖なる光の魔法の力自体は私の中に宿っているが、使うには何かが足りない状態なのだろう。その足りないものが何なのか、それさえ分かれば聖なる光の魔法を使えるようになるはずだ。こういう時は瞑想をしよう、さっきも瞑想することで道が切り開けた。今回も瞑想すれば足りない何かが見えてくるかもしれない。姿勢を正して目を閉じて深呼吸をすると、意識が集中してくる。私が生まれて初めて魔法を使ったのはたしか八歳くらいの頃だったはずだ。ソフィアと一緒にイルバ様に魔法を教わって、私は雷系魔法を使えるようになったんだ。ソフィアは生まれつき大きな魔力を持っていたが、その大きな魔力を制御できないために幼い頃はよく熱に浮かされていた。ソフィアが物心ついた六歳くらいの頃に、魔力をコントロールできるようになるためにとイルバ様が私達に魔法について教えてくれたんだ。ソフィアはその大きな魔力を制御できるようになるのには少し時間がかかっていたけど、魔法を覚えるのは私よりも全然早かったな。たしかイルバ様に姉妹揃って魔法の才能があるって褒められたことがあったっけ。昔の事を思い出してみたけど、足りない何かに関する手がかりはなさそうだな。他に私の魔法に関する記憶といえば、特殊な魔法だが時間魔法についてがあるな。私が初めて時間魔法を使ったのは魔王によってソフィアが殺されそうになった時だったな。あの時はただ一心にソフィアを助けようとして、気がついたら時間魔法が発動していた。時間魔法についての知識なんて持っていなかったし、使おうと意識して使ったわけではない。今思えば時間魔法と聖なる光の魔法について私の置かれている状況は少し似ているかもしれない。聖なる光の魔法についての知識も私は持っていないし、聖なる光の魔法も時間魔法と同じく特殊な魔法といえるだろう。であるならば、足りない何かとは心から願うことなのか?うーん、いまいちしっくりこないがとりあえずやってみよう。私は立ち上がり聖なる光の魔力を右手に溜める。十分な魔力が右手に溜まったので、私は願いを叫んだ。
「私は村の皆の仇である魔王を絶対に倒したい、そのためには強くならなくちゃいけない。私に魔を滅する聖なる光の力が宿っているのなら、どうか魔法よ発動して!」
叫び終えるのと同時に右手から閃光が迸った。これが聖なる光の魔法なのか。まさか、本当に上手くいくとは思わなかった。これは嬉しい誤算だ。さて、十分休憩できたし昼からの修行も頑張ろう。
「私は村の皆の仇である魔王を絶対に倒したい、そのためには強くならなくちゃいけない。私に魔を滅する聖なる光の力が宿っているのなら、どうか魔法よ発動して!」
叫び終えるのと同時に右手から閃光が迸った。これが聖なる光の魔法なのか。まさか、本当に上手くいくとは思わなかった。これは嬉しい誤算だ。さて、十分休憩できたし昼からの修行も頑張ろう。
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