枢軸特急トルマリン=ソジャーナー 異世界逗留者のインクライン

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風の到達不能極(インレット)〜ラーセン・マグナコア)最終話 それで本当に幸福ですか?

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 風の到達不能極インレット~ラーセン・マグナコア)? 終極の対蹠地球 最終話

 純色が号泣する数分前のこと。異世界水路を突き進むノーヴォスチ号ではトロイメライ提督率いる突入部隊が最後の意思すり合わせを行っていた。祥子が指摘するように手持ちの戦力は丸腰に近い。TWX1369に乗務していた武装SSはおおよそ一個小隊にも満たない。九十七式戦車とハノマーク兵員輸送車十台で何ができるというのか。
 相手は確率変動を極限にまで高めた魔王である。まともにやりあって勝ち目はない。
 そこで彼女が持ち出したのが「砕氷船のテーゼ」である。自分たちが矢面に立つのではなく、敵兵力の一角を謀略でもって反目させる。敵勢力を疲弊させ、内乱で不満を充満させ、指揮系統と兵卒を離間させる。モラルも士気も一気に低下し、敵兵力を窮地に立たせることで追い落としが可能になる。離反者を用いて、まるで砕氷船が氷河を粉砕するように硬い結束を破壊する。
 これが砕氷船理論だ。それはスターリンが唱えた敗戦革命論を洗練したものだという。
「でも、どうやってヨーゼフを揺さぶるのさ。あいつは純色とエリスを捕虜にしている。純色は量子暗号を解除したから少なくともあいつにつているし。トワイライトエクリプス号は掌握されているし……」
 将棋でいえばどう考えても詰んだ状態である。だが、ハーベルトは局面を笑いでひっくり返した。
「永久不変で盤石だと硬く信じているからこそ、脆いのよ」
 彼女はそう言うと、アーネンエルベの眼鏡っ娘に確認した。
「そのディグロッケは飾りじゃないわよね?」
「はい。レプリカとはいえ、アドルフが構想していた目標値に近い性能を発揮します。もちろん稼働中ですよ」
 研究者は秘密兵器に太鼓判を押した。
「それを聞いて安心したわ。電探班、西南極を索敵して。連合国軍ステイツのワールドクラスが見つかるはずよ」
 何を思ったのかハーベルトは自分たちの居場所を危険にさらした。
「ちょっと待ってください。そんなことをすれば、居場所を敵に……」
 血相を変えて将校が飛んでくる。ハーベルトは平然とそれを受け流す。
「そうよ。ステイツの皆さんとお話がしたいの」

 ■ 南極横断山脈上空
 
 第68任務部隊のダグラスR6D輸送機はターボプロップエンジンをなだめながら山脈を越えようとしていた。つい先ほどまで、不安なく順調に進んでいたが、突如として白い霧に視界を遮られた。それは電飾を施したようにあちこちが光り輝く。高度はどんどん落ちていく。危険を感じたバード少将は遭難信号を発信しようと足掻いたが、霧は濃くなるばかりだ。それがまた唐突に晴れ、視界が開けた。地上には熱帯のジャングルが広がり、外気は二十度に達している。
「ここは……本当に何もかも氷漬け世界なのか?」
 彼はおぼろげながら生前ここで遭遇した事件を思い出したしく、既視感に振り回されている。
「帰って来たんですよ! 忘れたんですか? この雲の魔法絨毯。永遠に閉ざされた神秘の国を」 
 墜落事故で亡くなったはずの部下が幻影実体イリュージョンとなって甦る。
 少将はハッとして、鮮明な記憶を取り戻した。
「そうだ! 我が国は敵対勢力に対して速やかに防衛網を張る必要がある。来るべき終極戦争は南極から北極まで信じがたい速度で飛翔するような兵器と対決を強いられることだろう!」
 そこまで言った時、磁器測定器が低くうなり始めた。くぐもった響きが訛りのきつい英語にかわる。
 呼びかけの主はハーベルト・トロイメライ・フォン・シュリーフェンと名乗っている。バード少将は耳を疑った。
「――バカな? こ、これは謀略だ」
 部下が磁気測定器のスイッチを切ろうとしたところ、見えない力が機体を鷲掴みした。右へ左へ翼が大きく揺れ動く。
「わあああ、失速する!」
「これは、あの時のパワーだ」
 第68任務飛行隊はたちまちパニックに陥った。
「待て、や、やめてくれ」
 狼狽するパイロットたちにハーベルトは対話を求めた。言われるままに無線機を指定の周波数にチューニングする。
 ◇ ◇ ◇
「リメンバー・サンタモニカなんて叫んでいる場合じゃないのよ」
 ハーベルトはバード少将にヨーゼフの企みを手短に伝えた。彼はハイジャンプ作戦の十年後にディープ・フリーズ作戦を命じられて、ナチス基地の再捜索を行っている。だが、やはり同じ危険に遭遇し雪辱を果たせなかった。彼は帰投したのち精神科に措置入院させられ、目撃した内容をすべて忘れるよう強要された。彼の上司であるフォレスタル海軍長官は同じく南極の脅威を唱え、やはり隔離されたあと、病室から転落死している。公式には自殺とされているが他殺の可能性も否定できない。彼は死ぬ直前まで真実を訴えていたが、世迷言として誰も取り上げなかった。
「フォレスタル閣下は無念のうちに亡くなられた。悔やんでも悔やみきれん」
「だったら、ドイッチェラントの航空宇宙工学世界一を認めて共通の敵に挑みなさい」
 こういう時のハーベルトは強い。イニシアチブを握るや、迫力ある声でグイグイと男を説得する。
「……それで我々にどうしろと言うのだ。見ての通りR6Dは輸送機だ。観測データの他は弾丸一つ積んでおらん」
 バード少将が包み隠さず暴露すると、ハーベルトは心配に及ばないという。
「第68任務部隊の磁気測定器をこちらの咆哮/熱病ネットワークにリンクすればいいのです。接続作業は遠隔で行います。あなた方はロス海上空を飛び回るだけでいい。よろしいでしょうか」
「何のことだかさっぱりわからん。だが、逸脱行為は出来んよ。監視の目が光っている」
 バードはきっぱりと断った。
「成層圏のオオガラスは国際法違反ですよ。宣戦布告まで時間があるというのに、何をやってらっしゃるのですか?」
 わざとハーベルトは慇懃無礼に質問する。
「お前たちだって南氷洋に枢軸特急を派遣してどういうつもりだ?」
 あろうことか、フォレスタルの残留思念が割り込んできた。
 ハーベルトは機転が利く。賢い女だ。虹色の前頭葉をフル回転させて鮮やかに切り返す。
「ああら、バード少将からお聞きになっているハズでしょう。北極から南極まで……」
 水を向けるとフォレスタルは誘いに乗ってきた。
「それは貴様たちナチスドイツの仕業であろう。よくもぬけぬけと」
「私たちはエーデルヴァイス海賊団です。あなた方こそネフィリムの平定に失敗したとか?」
 外堀を埋められてフォレスタルは苦渋した。
「そんなことはどうだっていい。あいつの始末が先だ」
 フォレスタルは第68任務部隊の協力を約束した。

 ■ アルクイーク・ノーヴォスチ号
「ざっとこんなもんですわ」
 ハーベルトは巧みな外交手腕を披露してみせた。
「すごいや。ハーベルト。完全に手玉に取ってた」
 祥子の歓心をよそに、ハーベルトはディグロッケの最終調整にかかった。ドンファン池到着まで一分少々。R6Dの編隊は砕氷船の支援を受けて、チャン・ゴック・カイのパターンを雨あられと浴びせるため、ロス海を縦横無尽に駆け巡る。
「バード少将の部隊が確率変動の集中豪雨を降らせる間にディグロッケを打ち込んでちょうだい」
 ハーベルトは眼鏡っ娘に決戦兵器の発射準備を要請した。作戦地図には終末期異論人オメガバーズが置き去りした重石の所在地が記されている。そこにディグロッケを命中させ、障害を除去する。梵鐘が吐き出すダイナミックな世界雑音サウンドは異論人の思惑を打ち砕き、アカシックレコードに新たな回転を与えるだろう。
 そこから奏でる確率変動は宇宙の終盤に番狂わせを生じさしめ、彼らをさぞかし困らせるだろう。
「チャンスは一回こっきり。勝負は一発で決めるわ」
 ハーベルトはお約束の台詞を爆撃誘導員に言い聞かせる。彼らはオーマイゴッド粒子が金色の五線譜を描くなか、砕氷船の水先案内人を務めている。咆哮/熱病ネットワークは緻密な計算式に基づいて、ディグロッケ、砕氷船、R6Dを結束している。
 勘違い魔王には然るべきタイミングで鉄槌を下さねばならない。ヨーゼフに運命が重く圧し掛かる。彼が神を戴冠した瞬間に自己の未来が費えるのだ。
 ――そして、いよいよ異世界水路の出口が見えてきた。

 ■ ドンファン池
 純色のどこかで何か大切なものがぷっつりと切れてしまった。彼女は押し寄せる感情の波を涙腺から排出した。
「うわあああああああああ」
 かつての恩師を涙の池に沈めたあと、ヨーゼフは更なる刃を突き立てた。
「エリス。純色を早く慰めてくれないかな。簡単なことだよ。君がウンと言えばいい。俺たち地球の生命体は一丸となって宇宙の暴論に抗議するんだ。何も間違ってないし、誰も損をしない。むしろ異論人を野放しにすれば、君の大切な人が傷付いてしまう」
 猫なで声で優しく説得する。その胸中はどす黒い殺意が充満している。
「確率変動は必要以上に蓄積した。もう、こんな言葉遊びはおしまいだ。一気にケリをつけてやる」
 彼は二人の女を処分しようとガラス容器に手をかけた。
 その瞬間、凄まじい衝撃がドンファン池を襲った。拳ほどもある雹が降り注ぎ、牡牛サイズの氷が透明ドームを押しつぶした。地面が波うって、まともに立っていられない。
「メタンハイドレートどもめ」
 ヨーゼフは渾身の力で事態収拾を試みた。南極石入りのガラスケースは空っぽに近い。だが、氷のように鋭い敵意と冴えわたった意識が彼の闘志を支えてくれる。ヨーゼフという個人はちっぽけな肉体を脱して、雪解け水のように南極大陸全体にあふれ出る。流動性の触手が分厚い氷山を浸透し、許し難い行為を把握した。小うるさい蠅どもが猿知恵を披露している。
「どうしたの? あなた」
 望萌はすっかり魔王の妃気取りだ。夫の焦りを敏感に感じ取る。
「愚人どもが俺に網をかけようとしている。させるか!」
 魔王の怒りは頂点に達し、彼の中で何かがはじけた。ドンファン池の南極石という南極石がバニラアイスのように白濁し、光の洪水がヨーゼフをライトアップする。逆光のなか、彼のシルエットはみるみるうちに人の輪郭をうしない、荒ぶるドラゴンと化した。
 その矛先はまずパンセに向けられた。
「パフ・ザ・マジックドラゴン?」
 彼女の機体を滾る冷気があぶり出す。
「お前との関係もこれまでだ。恩を仇で返しやがって。死ね」
 連合国軍に対する憎悪が畳みかける。しかし、やすやすと撃墜される彼女ではない。チャン・ゴック・カイのパターンを投射し、闘牛士が猛牛をかわすごとく、ひらりと回避した。
「私は異世界の覇権とか些末事はどうでもいいのよ。ハーベルトを殺せばそれでいい。青二才の相手をしている場合じゃないの」
「若輩だとぅ?」
 ドラゴンは思わぬ侮辱を受けて、憤慨した。更なるブリザードがパンセ機を襲う。
「だってパフじゃない。何が不死性を具有しているよ。あの歌詞のなかでジャッキーに見捨てられた理由はお前の未熟にあるのよ。不老不死はいつまでたって成長できないことの裏返しよ」
 ずけずけと言われて魔王は傷ついた。そして、自分に対する不満を相手に倍返しする。
「うるさい。小娘に何がわかる」
 ◇ ◇ ◇
 くんずほぐれつの格闘が繰り広げられる。その下でハーベルトの砕氷船は獅子奮迅の活躍をしている。
「戦争を内乱に転化するのはマルクス主義の核心よ。そぉれ、チャージング・アンド・ゴー!!」
 アルクイーク・ノーヴォスチ号が氷山の頂から滑り降り、軽やかに三回転ジャンプを決める。どしんと総排水量がTWX1369に圧し掛かる。
「ハーベルト。機関車が壊れちゃうよ」
 祥子が目を覆うと、ハーベルトは「大丈夫」と安心させる。枢軸特急の外套効果はTWX666Ωの比ではない。確率変動がせめぎあい、ドンファン池に空白域を作り出す。
「そぉれ、も一度チャージング」
 砕氷船は一度後進をかけて後ろへ下がり、改めて全力前進によって氷を砕き、これを何度も繰り返して氷河を押し広げていく。それは氷を砕くだけでなく、南極石によって生じた理不尽な現象を破砕する。言い換えればヨーゼフの支配をズタズタに寸断するものだ。
 割れて漂う破片に接岸し、ハウゼルが装甲車両部隊をおろす。彼女は純白のアンダースコートを翻しながら九十七式戦車で先導する。キャタピラーが軋み、砲塔が旋回する。合法一発、夫の留守を守る望萌を威嚇射撃した。
「ひっ?!」
 彼女はぺたりとしりもちをつき、氷を黄色にそめた。
「無駄な抵抗はやめなさい」
 ハウゼルが兵員輸送車で逮捕に向かうと、望萌のシルエットがかき消えた。
「なっ?!」
 彼女がぐるんぐるんとかぶりを振ると、大きな影が車列を隠した。あたりはとっぷりと暮れた。
「そこっ!」
 砕氷船が一陣の風のごとく通過し、遠く離れた場所に巨大な肉塊がどさりと落ちた。スクリュー・プロペラが生み出す前進推力が氷山に阻まれた時、その勢いで船首を叩きつける。
 必殺のラミング殺法が雌龍になった望萌を一撃で倒した。死骸の影が薄れていくと、素っ裸の禿天使が大の字になっていた。
 装甲車から衛生兵が純色たちのもとへ駆けつけた。介護ベッドを女医が取り囲む。
「望萌は死んだの?」
 エリスが身を起こすと、看護婦は言葉を濁した。純色は肩を借りてTWXの医療車によろよろと歩いていく。
 枢軸軍が友軍救助のために攻撃を中断した。その好機をヨーゼフは見逃さない。パンセを放置して、魔龍が急降下する。
 ハーベルトは砕氷船のロジウムタービンをフル回転させた。溶けた海水が滾り、水蒸気がもうもうと噴き上げる。船尾のスクリュープロペラが波間に見え隠れする。その度に銀色のしぶきが虹となる。
「本格的に気が狂ったか、ハーベルト。俺に刃向かう事は結果的に異論人を利する。それでもいいのか?」
 パフはトグロをまいて砕氷船に絡みつく。ハーベルトは外套効果で艦を覆い、するりとすり抜けた。TWX1369が間近にいると心強い。重水素二量体ダイマーに困らない。自分に機関車は不可欠だ。やはり痩せても枯れても機関士ぽっぽやなのだから。
「一つだけ言うわ。あなたは根本的に間違っている」
 ハーベルトが禅問答を仕掛ける。
「何を今更。俺の帝王学は邨埜純色の恒久平和論を拡張したものだ。お前は仲間を否定するのか。矛盾もいいとこだ」
 パフが豪快に笑い飛ばす。
「いいえ。あなたは何もわかっちゃいない」
「不老不死の魔王が妃を娶り、側室をイチャコラしながら、万人の平等を集中管理する。それのどこがいけない」
「権力者を誰が点検するの?」
「お前もドイッチェラント人ならエマニュエル・カントの恒久平和論を熟知しているだろうが。あいつの理論は厄介ごとの先送りでしかない。俺はプラトン主義に立ち返った。つまり、哲学者が王に君臨すべきなのだ。俺は絶対にして唯一無二の魔王だ。地位にふさわしい」
 驕り高ぶるヨーゼフは大義名分を振りかざした。そしてハーベルトは深く失望した。
「社会福祉学を修めたあなたがそこまで愚かだったとは……。一つだけ言うわね。ハーレムを、愛の巣を築いて平和に暮らすのもいいわ。自分達だけの世界に酔うのもいいわ」
「それのどこが悪い?」
 うなり声をあげて、威嚇するドラゴン。
 ハーベルトは救いようがないと肩をすくめた。
「他人の幸福は眼中にない。それが、福祉といえるかしら?」
 とどめの言葉は辛辣な刃となって、ヨーゼフの根幹に突き刺さった。
「――? ?!! !!!!!!!!!!!!! !!!!!?   !!!!---------------ッ!!!」

 パフ・ザ・マジックドラゴンが声にならない嗚咽を漏らし、もがき苦しむ。
「今よ!」
 ハウゼルが死刑執行を宣告すると、ディグロッケが、バード少将の編隊が、チャン・ゴック・カイのパターンが、ラーセンマグナコアを洗い流した。
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