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ゴスロリのコスプレ
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アクセルの部屋のクローゼットの奥深く眠っていたものたち、それらはいわゆるゴスロリと呼ばれる代物だったのだ……なぜアクセルの部屋にそんなものが?それは彼女の妹である白雪のものだった。つまりこの衣装一式は全て妹、白雪が着ていたものであるということ、そして……アクセルはこの服を気に入ったのだろうか?……それともその逆か……とにかくこうして彼女はゴスロリのコスプレをしながら子犬に怒るというおかしな光景が出来上がっていた……まぁ本人は真剣そのものなので周りから見るとただの変な奴に見えるだけだろうが…… しかし子犬の方はその真面目さが仇となりすっかり怯えてしまっている。
そんな様子の子犬を尻目にアクセルは再び声をかける。
今度は少し落ち着いた声で…… どうでもいい話 最近知ったのですが、私の大好きな漫画家さんの新作が出てましたね。内容はタイトルの通り魔法少女です。魔法少女モノといえばあの有名なラノベ作品、アニメにもなった某シリーズが有名ですよね。私はそっちはあまり詳しくありませんが、それでもあれだけは好きで何度も読み返してたりしました。
そんな作品が今年完結したらしいですね。残念ながら原作を読んでいなかった私は全く知りませんでした。(笑)
しかもそれがこの春から始まるとのこと。これは観なくては! でも1つ不安があるとすれば、この作品に出てくる女の子たちの年齢はどのくらいでしょうか?作者さんもお歳を召している方ですしね。でも年齢関係なく楽しめる内容であればと思います。
「…………」
白い少女は目を開けた。そこは真っ暗な闇の中で自分の姿さえ見えなかった。しかし不思議な事に彼女は自分がどのような体勢になっているのかは理解できていて体を動かすことは出来るようだった。そして…… 彼女は自分の前に立っている何かを見つめる。
それは人間ではなかった。
人型ではあるがその顔はのっぺらぼうのようにつるんとしているし身長は低く手足は棒のように細い。それは一見すれば人のようだがその目はギョロギョロしていて口からはギザギザの歯が見え隠れする、さらに肌の色は青黒くとても不気味だ。
「……?」
白い子は首を傾げる。こんな化け物は見たことがない。だが彼女は口が勝手に動いて「貴方はベラのお腹の中にいた子ね? アクセルに責任を取らせるためにわざわざここに来た、そういいたいのね?」
「そうだ。今すぐアクセルを連れてこい。さもなくばお前も死んで詫びろ」
「……そう……そうなんだ……」
白い子はうつむく、その表情は見えないものの小さな手を強く握りしめているのが見える。
彼女は少し考えると……「それなら、貴方にも死んでもらいましょう。
私が愛されるために必要なことをするわ」
そういうと白い子の周りは光り輝いていく、まるで彼女の意思に応えるかのようにどんどん明るくなるその輝きは部屋中に広がる。すると、アクセルの代わりにジェシカが召喚された。「全部私が悪いの。アクセルも白い子も悪くないわ。私がアクセルをもっと愛していれば、ベラなんかに浮気しなかった。殺すならアクセルの代わりに私を殺しなさい。さようなら、アクセル」そういうとジェシカは自分の胸を短剣で突いた。
「えっ? あっちょっと待ってくださいよ!」
アクセルは目の前で起きたことに驚き声を上げる。白い子も何が起きたか分からず呆然としているがアクセルの声に気が付く。
「……アクセル様、なぜここに」
黒い子猫の方はいつもの様子で声をかけてくるが今はそれよりも気にすべき事があるためそちらを優先して聞いてみる。
「いや、それより今のどういう事だよ!」
「いえっそれは」
「そんなに責めるなって!」
「ううんアクセル、私も白い子の話を聞きたいかな?」
するとそこに現れる3人の女性達、彼女たちもどう説明したら良いか分からない様子であるのだが、とりあえず白い子に質問することにした。まずは何が原因でこのような事態に陥ったかを…… それから少しして落ち着いた頃「つまりはベラのせいなんだな」
「そっかぁ~じゃあアクセルちゃんの事を嫌いになる理由がないよね。それにこの世界に来るまでずーっと好き同士だったんでしょ? なのに別れちゃったの?」
「はい、私が未熟だからです。私みたいなちっちゃくて何もできない女の子をどうしてアクセル様が選んでくださるなんて思っていたんですか」
白い子は申し訳なさそうにする、「でもアクセルが言ってた。『私は君を愛してるから』だって、これは嘘なのかな?」
そんな様子の子犬を尻目にアクセルは再び声をかける。
今度は少し落ち着いた声で…… どうでもいい話 最近知ったのですが、私の大好きな漫画家さんの新作が出てましたね。内容はタイトルの通り魔法少女です。魔法少女モノといえばあの有名なラノベ作品、アニメにもなった某シリーズが有名ですよね。私はそっちはあまり詳しくありませんが、それでもあれだけは好きで何度も読み返してたりしました。
そんな作品が今年完結したらしいですね。残念ながら原作を読んでいなかった私は全く知りませんでした。(笑)
しかもそれがこの春から始まるとのこと。これは観なくては! でも1つ不安があるとすれば、この作品に出てくる女の子たちの年齢はどのくらいでしょうか?作者さんもお歳を召している方ですしね。でも年齢関係なく楽しめる内容であればと思います。
「…………」
白い少女は目を開けた。そこは真っ暗な闇の中で自分の姿さえ見えなかった。しかし不思議な事に彼女は自分がどのような体勢になっているのかは理解できていて体を動かすことは出来るようだった。そして…… 彼女は自分の前に立っている何かを見つめる。
それは人間ではなかった。
人型ではあるがその顔はのっぺらぼうのようにつるんとしているし身長は低く手足は棒のように細い。それは一見すれば人のようだがその目はギョロギョロしていて口からはギザギザの歯が見え隠れする、さらに肌の色は青黒くとても不気味だ。
「……?」
白い子は首を傾げる。こんな化け物は見たことがない。だが彼女は口が勝手に動いて「貴方はベラのお腹の中にいた子ね? アクセルに責任を取らせるためにわざわざここに来た、そういいたいのね?」
「そうだ。今すぐアクセルを連れてこい。さもなくばお前も死んで詫びろ」
「……そう……そうなんだ……」
白い子はうつむく、その表情は見えないものの小さな手を強く握りしめているのが見える。
彼女は少し考えると……「それなら、貴方にも死んでもらいましょう。
私が愛されるために必要なことをするわ」
そういうと白い子の周りは光り輝いていく、まるで彼女の意思に応えるかのようにどんどん明るくなるその輝きは部屋中に広がる。すると、アクセルの代わりにジェシカが召喚された。「全部私が悪いの。アクセルも白い子も悪くないわ。私がアクセルをもっと愛していれば、ベラなんかに浮気しなかった。殺すならアクセルの代わりに私を殺しなさい。さようなら、アクセル」そういうとジェシカは自分の胸を短剣で突いた。
「えっ? あっちょっと待ってくださいよ!」
アクセルは目の前で起きたことに驚き声を上げる。白い子も何が起きたか分からず呆然としているがアクセルの声に気が付く。
「……アクセル様、なぜここに」
黒い子猫の方はいつもの様子で声をかけてくるが今はそれよりも気にすべき事があるためそちらを優先して聞いてみる。
「いや、それより今のどういう事だよ!」
「いえっそれは」
「そんなに責めるなって!」
「ううんアクセル、私も白い子の話を聞きたいかな?」
するとそこに現れる3人の女性達、彼女たちもどう説明したら良いか分からない様子であるのだが、とりあえず白い子に質問することにした。まずは何が原因でこのような事態に陥ったかを…… それから少しして落ち着いた頃「つまりはベラのせいなんだな」
「そっかぁ~じゃあアクセルちゃんの事を嫌いになる理由がないよね。それにこの世界に来るまでずーっと好き同士だったんでしょ? なのに別れちゃったの?」
「はい、私が未熟だからです。私みたいなちっちゃくて何もできない女の子をどうしてアクセル様が選んでくださるなんて思っていたんですか」
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