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第2章『エルフの里編』

起床

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【ドラッグラーヴァに進化しました】

【進化に伴い称号:[薬剤蟲]を獲得しました、称号の効果によりスキル:[薬剤生成Lv1]が与えられます】

【進化に伴いスキル:[状態異常耐性Lv1]が与えられます】

【一定以上の願望及び試行を確認、……[悪足掻き]により称号: [従魔]が[ずっと側に]へと変化しました、称号の効果によりスキル:[共生Lv1]が与えられます】

【スキル:[状態異常耐性]に[毒耐性][麻痺耐性]が統合されました】

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 ………不意に目が覚める、起きたら全部悪い夢でしたとかいうわけでもなく、ここは代わり映えのないアーシャの部屋だ。

 隣で寝ているアーシャは、俺が起きた事に気が付いた様子もなくスヤスヤと眠っている。

 部屋の中はまだ薄暗くぼんやりとしているが、意識の方はまるで生まれ変わったかの様にハッキリとしているな。

 なんとなくでしか確認できないが、黒かった身体は白くなり、大きさも拳2個分程だったのが小型犬ぐらいになっている、表面は絹の様に滑らかで触れるとグミの様にプニプニしているようだ。

 無事に進化が終わったようだし、ステータスを確認しよう。


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【ステータス】
ランク:D
種族名:ドラッグラーヴァ
個体名:ネラ
レベル:3/30
状態:正常

能力値
HP:247/247
SP:568/930(186×5)
MP:173/173
攻撃力:73
防御力:76
素早さ:51
魔法力:53
魔防力:69

パッシブスキル
[●●●の悪戯EX][言語理解EX][限界突破EX][復讐の一撃Lv3][飢餓発作EX][禁忌Lv2][食い溜めLv5][悪食Lv6][万物可食EX][無慈悲Lv3][異貌魂魄Lv3][体幹Lv3][不公平Lv1][状態異常耐性Lv2]

アクティブスキル
[アイテムボックスLv3][念話Lv4][鑑定Lv4][殻篭りLv2][糸吐きLv3][脱皮Lv2][体当たりLv2][ミミックLv3][過食回復Lv2][下級守護結界Lv1][薬剤生成Lv1][共生Lv1]

称号
[●●●に弄ばれる者][転生者][境界を越えし者][悪足掻き][引き篭もり][ハングリーラーヴァ][共食い][大食漢][腐肉漁り][全テヲ喰ラウ者][蹂躙肉塊][突然変異][潜伏者][頂きを目指す者][排他的正義][守護者見習い][薬剤蟲][ずっと側に]

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 ………伸び代が今までよりも大きそうだ、確認してないものが大量にあるし鑑定しておくか。


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【称号】
[排他的正義]
 正義とは己の信じる道を歩む事である、相入れぬものとその道が交わる事は無い、………たとえ相手を排除したとしても

[守護者見習い]
 大切な者を護ると誓った者に与えられる称号、まだまだ未熟だ

[薬剤蟲]
 様々な薬を扱う事に長けた蟲、希少な薬の原料にもなる

[ずっと側に]
 何事も加減が重要である、良く言えば献身だが悪く言えば呪い、相手の位置が分かり側にいるだけでステータスに補正が掛かる

【スキル】

[体幹]
 バランス感覚に補正が掛かる、スキルレベルがあがるにつれ効果も上昇する

[不公平]
 仲間のステータスに強化を、敵のステータスには弱体を与える、スキルレベルが上昇するにつれて効果も上昇する

[状態異常耐性]
 全ての状態異常への耐性を持つ、スキルレベルが上がるにつれ効果も上昇する

[下級守護結界]
 MPを消費して内側と外側を断絶する結界を張る事ができる、スキルレベルが上がるにつれて範囲や強度、持続時間が上昇する

[薬剤生成]
 SP またはMPを消費して様々な薬剤を生成することができる、スキルレベルが上がるにつれ薬剤の種類が増え、効率が上昇する

[共生]
 共に過ごす事に支障が起きないようSPとMPを消費して体積や体重、身体的特徴を変化させる事ができる、スキルレベルが上がるにつれ効果も上昇する

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 ………余り人に見られたくない称号は気にしないでおこう、それにしても想像以上にサポート特化になったみたいだな。

 アーシャが起きるまでたっぷりと時間はありそうだし、確認できるものは今のうちにしておこう。
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