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第2章『エルフの里編』
実験
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よし、まずは[下級守護結界]、………おぉー俺の周りを囲む様に殆ど透明な半球状のドームができた。
…………消費したMPは10で大体5分ぐらい持続するみたいだな、何回か結界を作ってみたが形状もかなり自在に変えられるし、強度は俺の攻撃に大体3回程は耐えられるようだ。
他にも、結界は俺が動くと一緒に動くし、意識すれば動かすこともできる、これはかなりの応用が効きそうだな。
次は[共生]だ、………何で[薬剤生成]じゃないか……だって?それは………俺は美味しいものは最後に食べる派だからさ。
気を取り直して[共生]……、小型犬サイズだったのが体積と重さを腕輪くらいまで変えられる、身体的特徴の変化は棘とかが付いている種族の為なのだろう。
今は俺の身体がスベスベプニプニの触り心地だから必要ないが、いつか必要になる時が来ると思う。
体積と重さの変化にはそれぞれMP15、身体的特徴の変化にはSP15が必要だが、維持するのにはノーコストみたいだ………、低燃費でお得だしステータスもそのまま反映される。
………それでは最後にメインディッシュの[薬剤生成]いってみるか。
――――――――――――――――――――――――
【生成可能な薬剤を表示します】
【下級】
[回復薬][毒薬][麻痺薬][睡眠薬][毒消し][麻痺消し][気付け薬]
――――――――――――――――――――――――
………睡眠薬か、もしこれが元の世界にあれば眠りたい時にすぐ寝付けたかもしれないな、それにしても結構多くの薬剤を作れるみたいだ。
取り敢えず、試しに使っても問題なさそうな[回復薬]からいってみるとしよう。
………あー……うん、何が起きたか説明すると、身体の表面から[回復薬]が滲み出てきたということだ、無色透明だが微かに甘い匂いがする。
勘違いしないように、このベッドのシミは断じておねしょではない、皮膚から出たのだから………汗だ。
………試行錯誤してみたところ、ある程度は出てくる場所を選べる事に気が付いた、だが……皮膚か口、それとも尻のどれから出たものが1番マシだろうか?俺は皮膚を選択するがな。
これらの薬剤はSP かMPを10消費する事で生成できるみたいだ。
よし!………じゃあアーシャ様に起きてもらってこのベッドの惨状を解決して頂こう、前回は脇腹をつついて怒らせてしまったが今日の俺にはとっておきの秘策がある。
………何のことかだって?そう![気付け薬]だ、こいつならきっと眠り姫を起こすが如く、スッキリと気持ちよくアーシャを目覚めさせてくれるに違いあるまい!
『ギュワァッ!?』
使った瞬間に鼻を刺す様な刺激臭が部屋を包み込む、何だこの酷い匂いは!まるでアンモニアじゃないか!………あえ!?ベッドのシミにこの匂いといったら1つしか頭に浮かばない………おねしょだ。
「けほっけほ!一体何が起きたの!?」
………手遅れだ、気付け薬の名の通りアーシャは起きてしまった。
『ごめんなさいアーシャ、………新しいスキルを試していたらつい夢中になってしまって』
「ネラだったの?ビックリしたわ!そんなに怒ってないんだからションボリしないの!!………この部屋は早く換気した方がいいわね」
………アーシャには敵わないな、一生ついていきますぜ姉御!
「『風の精霊よ循環せよ』ベネレーション!………それにベッドも濡れているわね『火の精霊よ乾かせ』ドライ!よし、もう大丈夫よ!!」
『アーシャ、………ありがとう』
「どういたしまして……、それで何をしてこんな事になったのか説明して頂戴」
『それはだな、[薬剤生成]っていうスキルを色々と試していたんだ、そして終わった時にはベッドがびしょ濡れな事に気が付いた、それをアーシャにどうにかして貰おうと[気付け薬]を使ったらこんな事に………』
「なんですって!?………だからこんなに目が覚めたのね、たまに使って貰うかもしれないわ」
………別に問題は無いがそれでいいのか?
…………消費したMPは10で大体5分ぐらい持続するみたいだな、何回か結界を作ってみたが形状もかなり自在に変えられるし、強度は俺の攻撃に大体3回程は耐えられるようだ。
他にも、結界は俺が動くと一緒に動くし、意識すれば動かすこともできる、これはかなりの応用が効きそうだな。
次は[共生]だ、………何で[薬剤生成]じゃないか……だって?それは………俺は美味しいものは最後に食べる派だからさ。
気を取り直して[共生]……、小型犬サイズだったのが体積と重さを腕輪くらいまで変えられる、身体的特徴の変化は棘とかが付いている種族の為なのだろう。
今は俺の身体がスベスベプニプニの触り心地だから必要ないが、いつか必要になる時が来ると思う。
体積と重さの変化にはそれぞれMP15、身体的特徴の変化にはSP15が必要だが、維持するのにはノーコストみたいだ………、低燃費でお得だしステータスもそのまま反映される。
………それでは最後にメインディッシュの[薬剤生成]いってみるか。
――――――――――――――――――――――――
【生成可能な薬剤を表示します】
【下級】
[回復薬][毒薬][麻痺薬][睡眠薬][毒消し][麻痺消し][気付け薬]
――――――――――――――――――――――――
………睡眠薬か、もしこれが元の世界にあれば眠りたい時にすぐ寝付けたかもしれないな、それにしても結構多くの薬剤を作れるみたいだ。
取り敢えず、試しに使っても問題なさそうな[回復薬]からいってみるとしよう。
………あー……うん、何が起きたか説明すると、身体の表面から[回復薬]が滲み出てきたということだ、無色透明だが微かに甘い匂いがする。
勘違いしないように、このベッドのシミは断じておねしょではない、皮膚から出たのだから………汗だ。
………試行錯誤してみたところ、ある程度は出てくる場所を選べる事に気が付いた、だが……皮膚か口、それとも尻のどれから出たものが1番マシだろうか?俺は皮膚を選択するがな。
これらの薬剤はSP かMPを10消費する事で生成できるみたいだ。
よし!………じゃあアーシャ様に起きてもらってこのベッドの惨状を解決して頂こう、前回は脇腹をつついて怒らせてしまったが今日の俺にはとっておきの秘策がある。
………何のことかだって?そう![気付け薬]だ、こいつならきっと眠り姫を起こすが如く、スッキリと気持ちよくアーシャを目覚めさせてくれるに違いあるまい!
『ギュワァッ!?』
使った瞬間に鼻を刺す様な刺激臭が部屋を包み込む、何だこの酷い匂いは!まるでアンモニアじゃないか!………あえ!?ベッドのシミにこの匂いといったら1つしか頭に浮かばない………おねしょだ。
「けほっけほ!一体何が起きたの!?」
………手遅れだ、気付け薬の名の通りアーシャは起きてしまった。
『ごめんなさいアーシャ、………新しいスキルを試していたらつい夢中になってしまって』
「ネラだったの?ビックリしたわ!そんなに怒ってないんだからションボリしないの!!………この部屋は早く換気した方がいいわね」
………アーシャには敵わないな、一生ついていきますぜ姉御!
「『風の精霊よ循環せよ』ベネレーション!………それにベッドも濡れているわね『火の精霊よ乾かせ』ドライ!よし、もう大丈夫よ!!」
『アーシャ、………ありがとう』
「どういたしまして……、それで何をしてこんな事になったのか説明して頂戴」
『それはだな、[薬剤生成]っていうスキルを色々と試していたんだ、そして終わった時にはベッドがびしょ濡れな事に気が付いた、それをアーシャにどうにかして貰おうと[気付け薬]を使ったらこんな事に………』
「なんですって!?………だからこんなに目が覚めたのね、たまに使って貰うかもしれないわ」
………別に問題は無いがそれでいいのか?
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