ミント編

雷音@野生ガール

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雑音のメロディー

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雑音のメロディー  

一つ一つ心を込めて音を奏でたりするものが音楽の楽しみ方と言われているし、音楽は、世界共通と言われている程大切なものである。
しかし、電波の調子が悪かったり適当に弾いたりすると雑音の様に聞こえる。
音楽は、人の性格や運命とかが表しているからとても分かりやすい。
しかし、、、、、、


小鳥の鳴き声がテンポ良く泣いているが生まれつき、絶対音感で1つでも間違えたら神経がかなりキレる人だったので、イライラしていた。
我が家は、音楽の街に住んでおり両親共に音楽のプロと言える凄い人だが、そんな二人の中に産まれた息子は物凄い人一倍音楽の才能もあったが、彼にはちょっとした障害者でもあった。
それは、身近に事件とか起きるとまるで無邪気な子供が遊んでいるように人を殺してしまう障害を持ってしまった。それに、潔癖症だからもっと酷い。昔に、一度だけそういう事件が起きてその人を殺す寸前だった。
その為皆は、メロディナル=オンプシアントには逆らえない事になっているから、メロディナルは裕福な生活を送っている。
今日も朝食もゴージャスなご馳走だらけで口から手がでる程とても美味しい。
朝食を済ませた後は、部屋にこもってピアノの練習や指揮棒で練習したりする。
これは、いつもの事である。
メロディナルの音楽は、世界の人達が圧倒する程の素晴らしい音楽なので、コンサートに入るにはかなりの大金がないと入れない。それに、絶対に貴族以外は皆入らせないのは、潔癖症でもあるしお金が無いなら入らせたくなかった為でもある。
世間では、『音楽の王様』と言われている程有名なスペシャリストである。
けして、メロディナルの事を知らない人はいないというほど。
今日も美しい音色を弾く。

まろやかで温かいミルクと誰もが嫌がる納豆が絡み合ったようなチグハグなコンサート会場に若い男女が楽器で音楽を奏でている。いまいち最悪で楽しみやすさが零の音楽なんてつまらないので、会場から出た。審査員をしてるけど、こんな馬鹿馬鹿しい音楽は、下らなすぎて嫌になるけど、最近の音楽家は心を込めた方がいいとか訳の分からない事を発言するが、全く理解が出来ないというかしたくない。やはり、メロディナルより上はいないという事だと世間に知らせたいけど、もう皆は知っている事だし有名人だから良いことと言うべきか。
散歩しながら辺りを怪しい人の様に見渡し、丁度柱の前に椅子があったのでわざとらしく華麗に座り鼻歌を歌おうとしたら、柱の後ろから声が聞こえるので歌うのを止めて耳を傾けたら、女の人の声が張るように言ってたので話の内容が全部聞こえていた。男の人もいるそうだからカップルなのかなと席を外そうとしたら、男の叫び声が小さく聞こえたので、こっそりと柱の向こうを見たら女の人が男を殺していたのを確認した。女の人の右手には包丁で左手には男の口を塞いでいたのを前から勢いよく殺した結果、返り血を浴びた女の人が壊れた人形の様に笑い出す。テンポ良く美しく歌のように笑うので見とれていたら、女の人が誰かの視線が感じると思いその場から走って逃げた女の人の顔は、『人気アイドルのココナル』だったのでこの事を記事の人に話したらココナルは、裏切り者として芸能界を止め死刑となると推測出来る。ココナルは、国民的アイドルだからいつかバレる日が来るだろう。
会場に戻ったら、誰もいなかったので寄り道でもしようかと早歩きで家に帰ったのだった。

濃い珈琲と砂糖が素晴らしい組合せを壊そうとしている夜の空は何故か心に不安感を抱いてしまう自分が情けない人に見えるだろうと思う表情をしている。
明日は何が起きるのか分からないし、もし家にあの女の人が来たらどうすればいいのか分からなくなる。純粋で無邪気な子供だって殺しそうな目をしていたような気がした。
ふと面白い事を思い出してしまった。まるで、ホームズが謎解きの鍵が分かったかのような態勢で思い出した事を実行に移した。
そう自分がやろうとしているのは、、、、国民的アイドルのココナルを暗殺しようとしている悪魔にとり憑かれたような笑みを浮かべていた。考えてみたら、ココナルの歌は物凄く下手くそでリズム感がないと自分は勝手ながら思うけど、皆は、物凄く上手いと言っている意味がとても分からない。だから、ココナルという雑音を消してみせようとマンションへ向かった。
マンションは、高級マンションで最上階に住んでいていつも優雅に暮らしているらしくて、今も多分してるんじゃないかなと期待を膨らませてしまう。
空のエレベーターに乗って最上階に目指してボタンを押した。揺れが酔いそうだったが、弱い奴だと思われ殺されるかもしれないので我慢した。
最上階に着いてエレベーターから降りて部屋の番号を細かく確認したら、直ぐに見つけた。
そして、ノックをせず手すりに手をやった時鍵はかかっていなかったのでゆっくりと開けて、中に入るとココナルが待ってましたという表情で迎えてくれたがすぐに驚いた表情をしたので、どうしたんだろうと不思議そうに見ていたら、突然拳銃を懐から出してきてこちらに向けてきたから目が驚いたけど、何故か笑えてきそうだったので聞こえない程度で笑っていたらココナルには、聞こえていたらしくて険しい表情をした。そして、拳銃を自分に向かって撃ったが見事に避けれて良かったと思い、ココナルの隙ができた瞬間毒付きの銃で心にヒットしたらいきなり倒れて口から泡が吹き出たけど銃の音がしたので誰かがくるし、証拠とかも見つかるかもしれかいので起動爆弾を持ってきて良かったと思えたので、急いで爆弾をつけてその場から逃げて誰かが入る前に爆弾が爆発したのを見て心の奥がゾクゾクしてきたのは何だろうと思った。つまり、楽しいという意味。

これからは、人を殺そう。雑音を撒き散らす輩には。

竹笛や色々な個性豊かな音楽を奏でていて、この国にはない音楽なのでとても面白いチャイナメロディー。この音楽は、何処が間違っているのかはまだ分からないが結構これは、大好きに等しいと思う。
文化が違うせいかもしれないと一回試してみようかなと思ったが自分には無理だった。
チャイナと言えば麻薬で有名と言われているので、いつも貰っているから大変有難いと悪魔が微笑むような笑みで美容に良いハーブティーを美味しく飲む。
チャイナメロディーで有名な男女二人がいるらしくて、従兄弟同士らしくて大変仲が良い噂を耳から聞いた。
そこは、大金持ちのお坊っちゃんとお嬢様らしくてお金儲けが良いところなんだなと思うと面白く感じてしまうし、上手く仲良くすればお金が貰えるかもしれないと今夜は我が家に招いたのだった。
さておき、今日は、何人の人達を殺したのだろうかと心がゾクゾクしてそれが顔に出てたらしくて押さえてしまった。
あの伝説のブラックの様に人を殺してみたいが、最近の政府は厳しくなっているご様子であんまり動けないし、我が家に泥を塗りたくないからどうしようかと悩んでいるので行動に移せなくて困り果ててしまう。
今日は、ある国に招待されているけど、そこは厳重警備がキツいのでやめにしとこうと思い、今日の新聞紙を手に取った。
今日はなにが書かれているのかなとワクワクしながら、新聞紙を見たらココナルが何者かによって殺害された記事が載っている事に気がついて思わず笑ってしまった。お隣さんは、大部離れているから自分の声は聞こえないだろうと安心感をもちながら綺麗で美しい音楽を皆に聞かせているように笑う。その笑い方も超一流のオペラ歌手が歌っているみたいに笑っているので、これを聞いたら皆は美しいと言うに違いない。
笑い終えたら、超高級の紅茶を華麗に飲んだ。今日は、体調がいつもよりいいのであえて紅茶を飲んだら幸せ気分になった。飲んでいる時、『フルートとハープのための協奏曲~第2楽章』を聞いていたのでもっと幸せ気分になれて嬉しかったが早く用意しないと、今日のコンサートに遅れるので少し早めに飲みほし用意をして馬車にのり他国へと向かった。

コンサート会場は、とてもゴージャスな所だったがそれよりも、人を殺したいのが頭の中に巡ってしまう。
今まで人を殺した事も無いし二重人格でもないから分からないから困惑してしまうが、今はコンサート会場に行かなければならない。
高そうなドレスに美しい宝石を身に付けて少し羨ましさもあったが、でもこういうお宝は怪盗ローンに盗られてしまうからあんまり買わない。
会場の中には一流シェフが作った料理が多く並んでいるので、自分の食べたい物を選んでとってゆく。食べている途中でいかにもお金を持っていそうな女性が話しかけてくるので、自分の家系を汚したくないので仕方がなく話に付き合ってあげているが、詰まんなすぎるから適当に愛想よく聞き返している。彼女達は、メロディナルの美しい声と顔立ちを見てうっとりしているが、自分にとっては本当に気持ちが悪いから嫌と心の中では物凄く思う。
あぁ、いっその事なら皆を殺してみようかなと思うが捕まるのは嫌だなと我慢をする。
そうしていると会場は、暗くなり司会者が前で今日のコンサートの事を語り出した。
その内、彼女達からバレない程度でゆっくりと逃げ出す。そして、司会者がいなくなりカーテンが左右にひかれると中から演奏者達が出てきて演奏し始めた頃には、回りの明かりはついていた。彼女達は、多分メロディナルを探しているのだろうとしているかもしれないが、まぁ見つからないと余裕こいているメロディナルは、外で赤ワインを右手に持ち月を眺めていた。
はたから見ると絵になると思うが本人にとっては、そんな事はどうでもいいと思っていたら、隣から若い男が話しかけてきた。
男の名前は、ハッピー・T・ランドダークというあの殺人鬼の孫らしいが、全然殺人鬼には見えないと少し罪悪感があったが、いい機会だから話してみようとしたら、物凄く面白くて優しい子と心から彼の事が好きになった。
それから、何時間経ったか分からないがかなり話しただろうか。ハッピーは、優しそうな笑みで話を聞いてくれる。こういう人は今までいなかったと安心感を抱いてしまったが、12時の鐘がなると我に返った。今自分は平和ボケしている暇はないし、早く誰か殺さないとと思い、ハッピーと別れたら会場に向かって大股で歩いて行った。
つまり、会場にいる人達を殺す覚悟を決めたと言う事となる。 
そう。血祭りにあげようではないか。

白いミルクのような制服を来ている男達が、運んでいるご飯の真横に果物ナイフがおかれてあったので、バレないようにそっととってコンサート会場へと駆け足で向かったのだった。
会場は、まだ沢山のセレブ達がいたので時間と警備員を見計らって殺そうと待ち焦がれている。
として、今メロディナルの運命の歯車が変わる音と共にまるで昔あった人殺しブラックと同じ表情をしながら次々と人を殺していく。ナイフの切れ味がとてもよくて5分足らずでこの、コンサート会場のセレブ達と音楽家達は、死ぬだろうと快感と嬉しさが込み上がってゆく。
女の人は、逃げにくいドレスであるので心臓に向けて人差しで殺せるけど、男達は、首をスパンと切ったり手足足首を切断して心臓をグシャグシャにすればいいだけの話。
そして、コンサート会場の中は色々な人の血が混ざった真っ赤なペンキ色になっていた。メロディナルの服は、真っ赤に染まり悪魔に取り憑かれたかのように笑い狂う。
そして、国の軍隊が来る頃にはもう遅かった。メロディナルという殺人鬼はもういないし、会場の中はもうグロテスク。
人を殺した後は着替えて家に帰るのみと思ったが良いことに気がついた。さっきの会場の様にこの家事染めさせてみようと朝日が昇る前に殺っておこうと心に決めた時たまたま入ってきたこの家の執事が話しかけてきたが、実験にこいつをグシャグシャにしてやろうとさっきの果物ナイフを取り出す。
そして、朝日が昇った頃には屋敷の中は悲惨な状態になっていたのを後から来た国の軍隊がそれを目撃した時恐怖と罪悪感を抱いていた。早くこの最低最悪の殺人鬼を止めるためにもっと強くならないといけないなと国に誓って。
殺人鬼ままの格好で朝日を見たら眩しくて、目が狂いそうだったが、服を取り替えたら人格が変わったように元の自分に戻ったかの様に家に向かう。というか、メロディナル運命の歯車は、もう変えれない事となってしまったが、今の自分には今はどうでもいいと思いながら寝付いた。

暗い中一人孤独そうに立っている自分がいる。でも、その自分は前の自分ではなく殺人鬼化となった今にも離れたい程の雰囲気を漂わせているからゾッと身を振るわす。 
元からこういう人だったかと思うと呆れたかの様な表情を見せだしたが、内心ではそんなこと一欠片も思ってないと意地でも強く思った。
突然回りから悪魔の様な顔をしている連中が急に襲ってくる所で目が覚めた。
多分魘されていたと思うが今はそれよりここは一体何処なのかと窓を開けてみたらそこは、自分の家の庭だった事に分かり安心感を抱きながら、馬車から降りた。よく見るとその馬車は、自分の家の馬車と言うことに気がついた。
家に帰り大浴場にゆっくりと疲れたように向かって行った。
綺麗な清水を体に浴びているかのように体を洗い流す。今日の出来事は夢だったのかと顔を俯かせ目をゆっくりと閉じながら思ってしまった。
その場にあったゴージャスで大きい鏡を見ていたら自分が見えたのはあたりまえだが、目が黒くなっている事に気がついた。そう普通の目ではなく悪魔以上の死神に取り憑かれた尋常じゃない殺人鬼の目をしていた。
これが、殺人鬼の濁った目なのかと思うと嫌気がさすが、ブラックがしていたら喜ばしいとまだ人を殺してみようとする殺人鬼の心に火がついた。
お風呂上がった頃にはもうあのメロディナルではなくなっていた。
白いカシミヤのバスローブを着て赤い血の色をしたワインを飲みながら外の景色を見た。
世の中は、殺しと言う事を否定するのが意味が良く分からないが、一度に沢山人を殺すと人格まで変わってしまうかと思うとぞくぞくして堪らないし、楽しみが一段と増えそうで大好きなのだ。
高い建物から空を見上げても感情が曖昧になりそうで何故か立ち眩みをその場でしてしまい、もう少しでワインの葡萄酒が溢れそうだった。
そして、濁った目は二度と元に戻れないのかと思うと罪悪感が心に突き刺す。
そして、私服に着替えて皆が明るく楽しいと笑顔で訴えている所に行く。

雑音まみれの世界がとても嫌で耳を塞ぐ様に手で当てるが、それでも聞こえてしまう。
かなりの絶対音感の持ち主として産まれた自分が今になって嫌になってきたのが心の奥からずきずきと鳴るのが聞こえる。胸に当てているとそう考えてしまう雰囲気を漂わせているかと思うと少し笑えてしまう。
大勢の人々の真ん中で佇むのは普通は恥ずかしいと思うが今はそんな事どうでも良かったので、俯せして泣いてしまった。
そうすると、何処からか音楽が流れてくる。音楽は、ふんわりで優しいくて音程もよくって絶対音感かのようなものであったので聞こえる方に道を通る人をかき分けて向かっていったら、一人の男の子がピアノで引いているのを見て何故か少し驚いてしまったが、その場で立ちすくんでいると涙がまた溢れてきたのを防ごうといつもしているけど今回はそんな事より聞きたいのが溢れていた。
音楽は、夕方まで鳴り続けていた。音楽が終了するので拍手しようとしたが、後ろから大勢の歓声と拍手が聞こえてきたので自分も同じく拍手をした。
太陽が沈み月が昇る頃夜食を食べていた時、チャイムがなったので玄関に向かいドアを開いたら昼間にいた男の子がいた。
屋敷の中に入れさせて食堂へと向かった。男の子には、紅茶とケーキをお出しした。なんの用事なのかワクワクしてしまい、涌き出そうな自分がいたので無理矢理押さえた。
そして、男の子がこの屋敷に来た理由を言う前に、突然変な事を言い出した。
「君は、前にアイドルの女性を殺した頃にはまだ戸惑いを持っていたが、コンサート会場に行った時に確実に殺人鬼になってしまった。そして、真っ黒な目を持ってしまった。
でも、このままじゃ君は完全なる殺人鬼になってしまう。なので、今回はそれを止める為に来たと言う理由もある。
勿論、君は捕まらないだろう。」
と今まで誰にも気付かれないだろうとした事を語り出すから驚いてしまったが、彼は元から知っていたかと思うような発言をしていたと思う。
何故止めなかった理由は、ここまでしないと分からない自分がいたからだと推測してみた。
そして、その話の後彼はこの世界の住民ではないと知った。
来た理由はこの世界、いやこのメロディナルのバットエンドを止める為に出た行為でありそう言う事をしてしまったのは、ブラックナインという男の仕業らしい。理由はまだ分からないそうで。
緑色の髪の毛の女々しいミントは、一人の男の人と会って欲しいというので、とりあえずミントの言うことは聞くことにした。
ランドダーク家へと午前中に行く事を決めた。
そして、今日の夜は終わった。

クリームかかった素敵なギリシャ神話に出てきそうな家が森の中にポツリと孤独そうに置かれている所を見つけた。本来は見つからないはずなんだけど、まぁ今回は偶然だろうと思いその場から離れようとしたら背後から手が出てきてそっとメロディナルの肩を叩いたので少し驚いた。
見た目はあんまりガラが良くない人かなと思ったけど、彼は申し訳なさそうに頭を下げて丁寧に謝ってきたので好い人なんだなと安心感を抱いて彼の名前を一応聞いてみると、何処かで聞いた事のある名前だった。
「私の名前は、ハッピー・T・ランドダークです。」
ハッピーは、良かったら私の家に来ませんかと言うので興味と嬉しさで何故か一杯になっていた。
家は、さっき見たギリシャ神話に出てきそうな家だったので、大きく目を見開いてしまった。
中はやはりかなり高そうなシャンデリアと、レッドカーペットが引いてありそれに、大勢の信頼の置ける召し使いばかり。ハッピーの後を着いていった先は、自分の部屋と名乗るとても金持ちオーラが漂う家だった。自分の家と全く違うし、メルヘンチックな家だとメロディナルは勝手に思ってしまった。
そして、ハッピーが椅子に座ったのでその隣にある椅子を許可を貰い座った時、ハッピーは一言話しかけてきた。そう、その内容とは、ミントがメロディナルの間違った人生と間違ったあの事件を話して欲しいと言われたのを語った。
まず最初は、『ブラック事件』。
あの事件は、彼の興味からではなくブラックナインという名乗っている男が殺人を起こすためにした計画だったが、ミントが何とかして止めたらしくてこの計画は失敗に終わった。本来の性格は、とても温厚で人柄が良く世話好きだったらしいが、息子のエンドが13歳の頃、村の人達が復讐で殺したらしい。
でもその殺した村の人達は、息子のエンドに殺されたらしい。そこで、父の遺伝と思われる二重人格が出来上がってしまったのだった。親子二人はこれがかなり苦痛だったらしくて誰かに止めて欲しかったそうでした。
その話を聞いた自分は、自分はてっきり好き好んでやったのかなと勘違いをしてしまった事に悔しかった。でもこれから自分は、どうすればいいのか分からないので俯いてしまった。
ハッピーは、もう一度やり直せばいいと言ってくれたので自信はあまり無いけどやってみるしかないと思った。そう絶対音感など捨てて違う道へ進むときっと違う自分が変えられると思う。
屋敷を出た後、家に帰ったらミントがどうやら料理を作ってくれたそうなので食べたら美味しかった。
今日、ハッピーと話した事を全て話したらミントは笑顔だった。
そして、夜が明けた。
ミントは、元々ここの世界の住民では無かったらしく今日お別れとなる。また人助けをするらしい。
ハッピーとメロディナルは、ミントが帰るところを最後まで見ていた。メロディナルの目には涙が浮かんでいたのだった。

これからは、明るく生きようと。

おしまい。
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