レッド編

雷音@野生ガール

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史上最悪の殺人鬼 壱

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史上最悪の殺人鬼  1

この世は本当に善が悪なのか、悪が善なのか分からない世界で私は産まれた。
私の国では、銃は必ず持っていないと殺されてしまうと、親から聞いたので、放さずずっと持っている。
バレないように銃は背中の後ろにあるので、向こうは警戒しないだろうと街を歩く。
今日は沢山の人達が来て賑わっている様子で楽しそうだが、いつ殺されるか分からないしまだ若いので、出来る限り生きていたいと言う普通の人間と同じ脳ミソ。いわゆる凡人と言うべき。
貴族でありながらしてのんびりするなんて、普通は有り得ない事。今日も一日が詰まらない日となるのは、嫌と強く抱くと、誰かが私の名前を呼んでいたので聞こえる方は何処かうろちょろしていたら、肩を叩かれ振り向いたら、親友のコロホ・キールメアンと貴族のお坊っちゃんローレンズが笑顔で話しかけてきた。
いつも楽しい会話が今日に限って詰まらないと言うか飽きたのだろうと、思ったが違って何なのか分からずにこの先の市場まで日が暮れるまで遊ぶ。
辺りはすっかりオレンジ色になっていたので、早く帰ろうと別れて帰るけどあの気持ちは一体なんだったんだろうかと、ゆっくり歩く。
今日ぐらい遅く帰っていいかなと愉快に辺りを見ながら、市場を閉める人達を見ながら寄り道。
既に暗くなってしまったので、急いで帰ろうと早歩きした時、かすかに断末魔が聞こえた気がして好奇心を持ち路上に入っていくと、既に殺害されているバラバラ死体を見てしまった。
普通の人間なら、悲鳴か警察を呼ぶなのだが、今まで凡人だと思っていた自分は、興奮していた。
そう、バラバラ死体を見つめて最高な快感を覚えれそうで。
これが、お花みたいに街に咲いたらもっと最高。

これが、史上最悪の殺人鬼の始まりだった。

あの有名なオンプシアント家のお坊っちゃんが探偵をしているそうで、普通なら音楽を愛する家柄なのに探偵なんてどうしたのかと思うがそれよりあの探偵の家はとても大きいと言うか国で一番大きいのでは無いかと疑問が沸いた。しかしT・ランドダーク家はこれよりも大きいとか1度耳にしたけどこれよりも大きいなんて有り得ないと言うかどれだけの収入を得ているのだろう。
ノックをしてみると使用人らしき人が出てきたので、ちゃんと礼儀よく挨拶をして探偵のクラシナルを呼んでこようとハッキリ話す。
一応家には入れたがそれにしても何と豪華な家なのでしょうと目の保養となるものばかりでお値段が高そうで非常に触りにくい。
そんな中からクラシナルが表れて得意な楽器と思わせるチェロで素晴らしい音楽で迎えてくれたと言うか彼なりの好意とかでは無いのかとニルギリとフランス産最高級ケーキを頂く。こんなに幸せな一時はないと思ったが今はそんな事よりも今回の事件について話し合おうと来たことを語り合う。
事件と関わりがあるかも知れないとクラシナルが、事件に協力するが今は少し別の用事があるので後日改めてと言うわけで今日は気を付けて帰ると寄り道せずに向かおうとする。
眺めた先には暗い長く湿った絶望の楽園。

ーーーークラシナルーーーー
複雑な気持ちになるがこれもまた運命なのかなと思うが、未来は簡単に変えれないと緑は言う。運命を変えてもどういう行動に何の目的で写すのか分かり次第に運命は替わると、未来が見える赤は答える。
勿論わたくしは赤を選んだので赤と手を組むと寿命は伸びて良かった。今も赤はいる。この家に。
彼は緑を選んだと言うけど覚えていないそうで、お酒でついとかは有り得ないし記憶を消されたとかなら有り得る。緑ならそういう事はしそうだしこれは、見といて彼の野ざらしにすべきか分からないが赤ならこの事は見逃さないだろうと相談してみようと向かう。
やはり的中。これからは、ハッピーエンドにしよう。
今から取る行動は彼を赤へ導く物語を変更する事であり、中々の面白そうな事になりそう。
今日の彼はバラバラ死体事件で調査をしているので、消して邪魔はしないけど一応探偵なので調べておくとする。赤は遠くで何かをしているが気にせずに捜査続行するとはやり今回も同じ同一犯の仕業であるが彼には全く分からないだろう。
絶望主義者の彼には。

朝は酷であるが、楽しい日を語ってくれる物でもある。
今日のターゲットは誰にしようかと、色々考えてみると、憎くて消えて欲しいあいつが出てきた。
そう、白髪の貴族であるコロホの友人で優しくて優等生なローレンズと言う。
ローレンズは、美貌溢れて貴族の優等生なのだが恋人はいないのが、不思議だがこれを上手く利用して殺害。
エンドナンは、ひっそりと地下室に続くドアを開き、音が響かない様に降りていく。
そしてあるビーカーを手に取り、その中の液体を残さず飲み干した。
ビーカーの中は実はあの有名な毒を開発した、男が作ったものでその作り方の本も置いてある。
冷蔵庫とされている金庫の中にひっそりと隠されているのをわざわざ、裏社会の人達から頂いた。
元から置かれているのもあるし、エンドナンは毒殺男の息子であった為それに免じて全てをくれた。
そして身体は見事に思う通り女性の身体となった時、悪魔の様な笑みを浮かべた。
すると、ノックが聞こえたのでその方に向かう為にフードつきの服を選び急いで地上へ。
ドアをゆっくり開けるとコロホで、照れ臭そうに何かを言おうとする前に、違和感を感じた。
それを察したエンドナンは、隠すようにもっとフードを、深くかぶり男らしい低い声を発する。
そして、始まる。
「今日は何処かに行くのだろう。ローレンズの好みの女性が見つかったんだ。だから、紹介をしたいんだ。いいか?」
とバレない程度で語ると気にするのを止めて、無邪気な子供のように笑顔で喜び今日あることを全て話、ローレンズの家へ向かっただろう。

この後の船で会いましょう。

涼しく静かな夜はとても殺害しやすい時。
金の時計を見ると、もうすぐパーティの時間なので、ドレスを引きずって会場に向かう。
会場は、人が賑やかでお金が持っている人が多そうな貴族が多いが、自分とは無縁なので取り合えずローレンズと会うとしようとしたが、本人から来たので一様助かり、話をする。
話とは、どうでも良い話や親友の話とかで詰まらなかったので、話を切って外にでる。
これも作戦である。
海風にあたり外は肌寒くなっていた。
多分女だからかなと思い、顔を上げ月を見たとき彼は来た。
そう、今日殺害するローレンズが。
ローレンズは、頬を赤らませて照れているのを隠しているのか分からないが、表に出ていて何故か苛ついてしまった。
エンドナンは、ローレンズの方を見て作り笑いで今日の事を思ってもいないのに、適当に話した。
「今日は、とても楽しいかったわ。貴方と出会えたこの一日は、今まで以上に最高の一日でした。」
と瞳を輝やせるように見たけど、その奥の瞳は濁っていたが、ローレンズには全く分からない事でそのまま受け取ってしまった。
良いムードになったがこれは、演技と言うか、作戦なのだからと、次の行動に出た。
それは、わざと踏み外し抱き寄せるという行為を実際に試しにしたら、見事。
そして、二人は見つめあいそのままーーー。。
ローレンズは、目を物凄く泳がせて離れていく彼女の持っている物を見た。
それは、銀のナイフで綺麗だった色が真っ赤に染まっていた。
そして、自分の胸元の服には真っ赤な色が花のように、咲いていた。
意識が遠退いていくなかローレンズは、彼女を手放したくないと思ったが、最後に彼女は、
「お前さえいなければいいのに」
と思ってもいなかった言葉と、顔は悪魔の様な笑みを浮かべて意識が無くなった。
それを見たエンドナンは、喜び大笑いをした。
そして、快感を抱いてもっとこの味わいが欲しいとまた、会場に向かう。
廊下で偶然出会った愛しの親友、コロホが笑顔でローレンズを探しているらしいので、教えてあげて迫り行く会場は、相変わらず笑顔だろう。


ーーーーコロホーーーー
ローレンズに紹介したいと言った女は、今日きちんと来てくれた。
予想以上に美人で見とれてしまいそうだが、何処かなくエンドナンに似ていたので本人かなと思ったが、体系的にあり得ないと推測した。
いつの間にか二人は何処かへ向かっていった。
その後も二人はいなかったので、話があるので二人を念入りに探そうと、大富豪の貴族や使用人とかに聞いてみたら、知らないと答えていたので廊下の方にいるのではと会場から廊下へ向かったがいなかった。
しかし、今日来ていた女が真っ直ぐな瞳で前を見て歩いていたので、女なら知っているのかなと聞いてみた。
先程までは、ローレンズと一緒に会場から離れている夜空の下の外で二人きりで話していたらしいので、外へ向かう。
外は少し肌寒くて肌を擦り髪の毛は、風と共に海が流れているようである。
手前の方はいなかったから、奥の方へ進もうと真っ暗な暗闇の中ただ真っ直ぐ歩いていると、何かに躓いたのか下を見てみると何故かそこだけが、大きい荷物の様な物があったのでしゃがんで触ってみたら何かひんやりしていたので、見ようと手の平を目の前にやる時に丁度、月が出てきた。
それは、真っ赤に染まっていた手だった。
つまり、これはと倒れている物をこちらに向けてみようとしたら、それはやはり、ローレンズでした。 
顔面蒼白になりこれは夢なのかと頬っぺたをつねったら、案の定夢では無かった。
頭が真っ白になり泣いたと思うが、ローレンズの死体に寄り添った。
我に帰ったとき心を落ち着かせて冷静に物事を、推理しようとしていたら、一つの疑問が湧き出てきた。
それは、女が先程までローレンズと一緒に居たというアリバイあれが本当ならと思い、急いで会場に小走りで向かい冷や汗と共に。
ロビーにいた使用人が、血相を変えて歩いていたコロホに声を然り気無く申し訳無いように、話した。
話している暇が無いので、使用人の腕を強く握り会場へ走っていく。 
そして、勢いよく扉を開けるとなんとそこには。
真っ赤な薔薇が薔薇園として咲かれて、綺麗な土により最華麗に咲いているようなそう、沢山の血液が壁と床に媚りついていた。
まだ血液は固まっていないものなので、ついさっき殺害したに間違いないと使用人に、この事を船長に言ってこの近くの街に止まってくれと話して来て欲しいと、混乱中の使用人を我に帰らせて伝えた。
この事は、あの女しか有り得ないと思い陸に着くまで、女を探してみる。

ーーーーエンドナンーーーー
これで、自分の物語が最高な物となる。
暗いくらい夜の中目を閉じて夜が開けるのをまつ。

まだ夜が空けない少し暗い夜空と、ひんやりと乾いた空気が肌に染み渡る。
寒いと言うとただ適当な言い方で、相手には伝わらない。
辺りが暗いと危ないが殺害するには、最高と言えるでしょうと考えていたら、船は元の自分の街に帰っていた。
まだそんなに遠くに行っていなかったから、一番馴染んでいる街へと。
しかし、知っている筈だがこの船には殺人鬼が乗っているから普通は違う街に止めるだろうと思ったが、これもあいつの思う壷となってしまう。
あいつならそうふんで、殺人鬼を止めようとするだろうと、思うんだが殺人鬼はそこまで頭脳は悪くない。
基本的には、己の感情に身を委ねるが、自分なら理解しにくい。
ついた時に直ぐに出ようか迷っていたが案の定、思ってた通りだった。
バレないように顔が見えないシルクハットを深く被り、男用の衣装に着替えて早速向かうことにする。
降りたとき不可解な事は誰も発していないし、ある意味楽に通れた。
街は既に明るくなっていたので、自分の家へ戻る。
「そこのお嬢さん、是非我の会社でアイドルしてみないかい?」
知らない叔父さんが話掛けてきたが、家に帰っても暇なので、付き合う。

続く
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