夢じゃなかった!?

Rin’

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エスリアール王城 出会い

イヤーフックと鑑定3

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「魔力暴走の心配はございません。片方外した位では変わりありません。アーヤ様の魔力の巡りは安定されておりますし、意図して解放するような感情の変化等がない限り大丈夫でございます。鏡をお持ち致します。」

「そうですか、安心しました。あ、鏡ありがとうございます。」

イヤーフックがのせられた黒くてお高い肌触りのトレーに外したアメシスト色のピアスを置く。

薔薇ばらのピアスキャッチャーが普段裏側で見れないけれど、こうしてまた見てみるといい仕事してますね~と思ってしまう。職人技というか、繊細な造形には感嘆してしまう。

まずは、イヤーフックの下の穴にピアスを通して、そこから鏡を見ながら耳のホールに通すっと。

それからリングを耳のくぼみに引っ掛けて…。この辺かな。

髪を耳の後ろにかけ直して鏡に映る新しい耳飾りを確認する。おおー、確かに安定感がある。全然重くもないし、フィット感抜群です!

「いかがでしょうか?」

「はい、とっても気に入りました!耳に吸い付くような感じでつけ心地も抜群です。」

「喜んで頂けて何よりでございます。預けて頂いたあの石粒ですが、紫と緑の混ざった色だったフローライトは研磨すると少し緑が強くなりました。

リーフのように並べた配置は、アーヤ様のストラップの並びに近づけてみました。」

「そんなことまで…細かなお気遣いをありがとうございました。」

「いえ、こだわり気質といいますか、職人のさがのようなものです。属性が封印された状態となっているはずですので、確認してみましょう。」

「今確認できるんですか?」

「はい。簡易的ではございますが、こちらの特殊な鉱石に魔力を流すと色が変わって属性が現れます。」

「ラナ先生が前に面接で持って来ていた水晶と似た役割をするんですね。」

「アーヤさん、試してみましょう。やり方はわかりますね?」

「触りながら魔力を少しだけ流せばいいんですよね?」

「そうです。」


「では、アーヤ様、どうぞ。」

「お借りします。」

魔力を少し手元に集めて石に流す。このくらいの操作は日頃の自己練習の成果もあって楽々こなせるようになったもんね。さあ、結果はどうかな~?

魔力を流すと石は温かくなり真っ先に青く光りを放ち、次に青からグラデーションが加わるように水色に変わりやがて金に。そして、最後に透明になった。透明になってからまたスタートの青に戻って巡り続けた。成功だね。青、金、透明の3色だし。

「良かった、青、金、透明だけですね。」

「「「……………。」」」

ニャ~~オ


「アーヤ様、確かに火、風、土、闇の色は現れませんでしたが…。」

「え?どうかしたんですか。」

歯切れの悪いオーナーさんかな代わりラナ先生が話に加わり、そちらを向いた。

「アーヤさん、水属性の色は青が基本です。」

「はい、青ありましたね。」

「今の色は?」

「水色?」

「その水色は属性の識別には含まれない色なんです。こうなった可能性としては、やはり水稀の存在だと思われますね。」

はー、水稀のね~。オーナーさんさっきから静かだけど大丈夫かな?ラナ先生の説明を聞きながらふとオーナーさんの方を見る。私の手元に目が釘付けで停止フリーズしていました。


「アーヤ様、ラナ様のお話からすると、もしや使い魔契約をされましたか?」

「はい。」

「ラナ様、しかしながら使い魔を得たところでこのような属性反応にはならないかと…。」

「そこは…まあ、あれです。アーヤさんですから。」

ラナ先生、その説明ではわからないでしょう。あれですか、もしや水稀が私の影に入っちゃってるからですか?ラナ先生が今度は歯切れの悪い説明になってしまった。

「確かに…アーヤだからという理由にならざるを得ないでしょうね。アーヤしかしていない、この世界の誰もしたことのないことをしましたから。」

あ、やっぱりあれですね。
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