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エスリアール王城 出会い
再会は突然に9
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「おりません。委員長に憧れる者は多くおりますが、特定の方と親しくされていることや愛称で呼ばせているお相手は今まで見たことがありません。だから…」
「それで、私が付き合っているんじゃないかと思ったと。」
「はい。」
「ガルシアちゃんはルヴィ君が好きなんだね。そっか、心配になったんだ。」
「え?!私が?ち、違います。」
「ふふ、大丈夫。さっきも言ったけど、別にルヴィ君と私、付き合っていないから。」
「誤魔化さなくてもよろしいです。私は委員長が幸せならそれで…。」
「ガルシアちゃん、勝手に完結しないでよ。付き合ってないんだってば~。」
「公にできない内は内密にする必要があるのはわかります。ただ、委員長をお慕いする1人として、どうしても真実が知りたかったのです。」
「聞いてるー?真実を言っているから聞いて。ルヴィくんとは付き合っていないから。嘘はついていないから!」
「本当…ですの?」
「うん。私に優しいのは、ルヴィ君が元々優しいからだから。まあ、私が右も左もわからないことだらけだから、きっと心配してくれているんだと思う。皆が憧れるのもわかるよ。結構世話焼きタイプだよね。友達としてもっと仲良くなりたいとは思っているけど。」
「私、てっきりお付き合いされているのだと思っておりましたの。お恥ずかしいです。」
「青い春。恋せよ乙女。いいじゃない。」
「アーヤさんだって恋しく思うお相手がいらっしゃいませんか?」
恋人を求めるなら…
その時は…
ダメ。あの日を思い出しちゃ。せっかく今は落ち着いていられるようになったのに。
「私は…そういう相手、今はいないな。こちらに来たばかりで…。恋愛はもちろんしたいけど、今はまだ恋人とかは。
あ、ガルシアちゃんがルヴィ君を好きなことは、誰にも言わないから安心してね。力になれるかわからないけれど、応援してるよ。」
「あ、ありがとうございます。その、ご迷惑じゃなければ、時々私の話を聞いて頂けますか?今まで恋しい方のお話をする相手がいなくて、アーヤさんとならお話してみたいのですが。」
「私で良ければ喜んで。ふふ、恋バナしましょうね。ガールズトーク。私にもしも、好きな人ができたらガルシアちゃんに相談させてくださいね。」
「はい!是非とも。それにしても、アーヤさんきっとクラスでも注目されてしまいますわね。
迷客のご容姿もそうですが、ルヴァニレット様とその従兄弟であるデュカーレ様お二人の王族とお知り合いですし。
羨ましいと感じる者は学院に大勢います。もしも、それで何か言われたりご不快になるような事があれば私におっしゃってくださいね。副委員長としても、ゆ、友人として見過ごすわけには参りませんので!」
「ありがとう。ガルシアちゃん。」
ええ子やん。ガルシアちゃん。互いに笑顔になり、何だか一気に打ち解けたような、仲良しに近づいた気がした。
「それで、私が付き合っているんじゃないかと思ったと。」
「はい。」
「ガルシアちゃんはルヴィ君が好きなんだね。そっか、心配になったんだ。」
「え?!私が?ち、違います。」
「ふふ、大丈夫。さっきも言ったけど、別にルヴィ君と私、付き合っていないから。」
「誤魔化さなくてもよろしいです。私は委員長が幸せならそれで…。」
「ガルシアちゃん、勝手に完結しないでよ。付き合ってないんだってば~。」
「公にできない内は内密にする必要があるのはわかります。ただ、委員長をお慕いする1人として、どうしても真実が知りたかったのです。」
「聞いてるー?真実を言っているから聞いて。ルヴィくんとは付き合っていないから。嘘はついていないから!」
「本当…ですの?」
「うん。私に優しいのは、ルヴィ君が元々優しいからだから。まあ、私が右も左もわからないことだらけだから、きっと心配してくれているんだと思う。皆が憧れるのもわかるよ。結構世話焼きタイプだよね。友達としてもっと仲良くなりたいとは思っているけど。」
「私、てっきりお付き合いされているのだと思っておりましたの。お恥ずかしいです。」
「青い春。恋せよ乙女。いいじゃない。」
「アーヤさんだって恋しく思うお相手がいらっしゃいませんか?」
恋人を求めるなら…
その時は…
ダメ。あの日を思い出しちゃ。せっかく今は落ち着いていられるようになったのに。
「私は…そういう相手、今はいないな。こちらに来たばかりで…。恋愛はもちろんしたいけど、今はまだ恋人とかは。
あ、ガルシアちゃんがルヴィ君を好きなことは、誰にも言わないから安心してね。力になれるかわからないけれど、応援してるよ。」
「あ、ありがとうございます。その、ご迷惑じゃなければ、時々私の話を聞いて頂けますか?今まで恋しい方のお話をする相手がいなくて、アーヤさんとならお話してみたいのですが。」
「私で良ければ喜んで。ふふ、恋バナしましょうね。ガールズトーク。私にもしも、好きな人ができたらガルシアちゃんに相談させてくださいね。」
「はい!是非とも。それにしても、アーヤさんきっとクラスでも注目されてしまいますわね。
迷客のご容姿もそうですが、ルヴァニレット様とその従兄弟であるデュカーレ様お二人の王族とお知り合いですし。
羨ましいと感じる者は学院に大勢います。もしも、それで何か言われたりご不快になるような事があれば私におっしゃってくださいね。副委員長としても、ゆ、友人として見過ごすわけには参りませんので!」
「ありがとう。ガルシアちゃん。」
ええ子やん。ガルシアちゃん。互いに笑顔になり、何だか一気に打ち解けたような、仲良しに近づいた気がした。
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