夢じゃなかった!?

Rin’

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マジェストーラ国立魔法学院 編入

寝る前にside***エルシオン&ルヴァニレット3

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「実は、エスリアール城に滞在中のある晩、アーヤがふと就寝前に、しばらく見ない雨が見たくなったそうだ。

そこで、アーヤの世界に伝わる子供が遊びでするような翌日の晴天を祈るまじないをわざと雨が降るように試した。

聞いた限りある種の雨乞あまごいとも言える行為だが、試した本人は童心に返りただの気休め、遊びの延長だったようだがその夜……。」

「降ったんだな雨が。」


「本当に、その夜から翌朝にかけてかなりの雨が降り注いだ。おそらく局地的に。

そして、驚くべきはもうひとつ。まじない人形が、作った張本人の知り得ぬところで衰弱しきった水獣を引き寄せ、自分というしろ憑依ひょういさせ救済していた。てるてる坊主という人形らしい。


そのてるてる坊主を作ったアーヤに水獣は命の恩を感じ、使い魔契約を持ちかけ、アーヤはそれを受けた。」


「はぁ…、水獣といっても様々だが、アーヤのことだ。どうせ普通は見かけないようなたぐいのやつなんだろう?」


「まあ、そうだな。契約したのは聖獣青龍ブルードラゴンの眷族水獣、タツノオトシネコで白い種だったんだ。」


「聖獣の眷族、タツノオトシネコ…しかも白。そんな聖域せいいきに生息する希少な水獣が使い魔だなんて。」

「アーヤにすごい懐きようで、自分から真名を告げたようなもので契約は一瞬だった。今は新たな名をアーヤから与えられ、その一部の名、水稀みずきと呼んでいる。」

「しかし、僕達と学院で会った時、その使い魔はいなかった。もちろん一度、かえしたのだろう?」


「それが普通なんだがな……。」


「…エルシオン殿、使い魔の一件でもアーヤに普通という常識が到底、当てはまらないということがつくづくわかった。今さら驚きはしない、その使い魔に何をしたんだ?」


「いずれ水稀を故郷に還すとしても、しばらくは共にいることになり、アーヤが思いついた今までにない召喚の手法しゅほうをブラム先生に相談したんだが、試す価値ありと後押しされ、やってみた結果、新術を完成させてしまった。


自分の影に使い魔召喚の陣を結合させ、使い魔自身の生息領域からの召喚ではなく、影の中から召喚のように出入りさせることができるようになった。」


「かっ!?影からだっ?ゴホッケホッ。」


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