夢じゃなかった!?

Rin’

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マジェストーラ国立魔法学院 編入

行こう!水の都セルリアンへ~騎竜との出会い7

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「ーヤ!…ー…ヤ!」


ピクッ グル…(ん?シャドが振り向いた?あれ、シオンさん?何故か私は後ろを見てないのに、シオンさんが竜で後ろを走って来ているとわかった。

そういえば減速ってどうするんだっけ?加速は頭を下げるから、上げれば減速になる?)


「メ…だっ!」



グイッ


「シャド減速ってわわっ?!」

(あれ?!間違った?!)


ズガッガガガガーーーーッ!



手綱を引き、掛け声と合図を送ってみたアーヤだが、その手綱裁たずなさばき減速どころか、急停止させるものだったのだ。

地面に爪を立てて急ブレーキのように踏みとどまる急激な動きにアーヤが体勢を保てるはずもなく、危うい姿勢となる。


(クッ 間に合え!)


「アーヤ!手を離すな!」


(わわわ、落ちる?!)

ダダダダダダッ!!

グワァッ! ギャア!

ドンッ ザザザーーー!

エルシオンが咄嗟とっさに急停止したシャドの正面にザック回らせ、ザックごと体当たりしながら体勢を支える。それによりシャドの頭と首の位置は持ち上がりアーヤが何とかしがみつける状態となった。

(っっっ!!)

ザザザー ザザザ ザ……

シーン…


(と、止まった?はぁーー。び、びっくりした。お尻が浮いて落ちそうになったよ。手綱手首に巻いて首にしがみついて…どうなったんだっけ?)




「はぁ……。アーヤ。」

「シオンさん…。」 
 

ザックとアーヤのそばには、シャドにピッタリ横付けしたエルシオンがいた。その表情は固く、心配からの怒気を含んだ声でアーヤを説き伏せる。


「初心者が、いきなり竜の急加速トップギアや減速もなしに急停止をするものじゃない。一歩間違えば大怪我をしていたかもしれなかった。」

「はい。ごめんなさい。」

「はぁ…。馬よりも俊敏性やこういった瞬間的な加速、停止、減速などの切り替えができるぶん冒険者や軍には竜が重宝されるが、乗りこなしはその分難しいんだ。

アーヤの今乗っている竜は特に身体能力も高く、賢いが故に扱いには注意も必要だ。乗り手も体力、技術が備わっていないとさっきのように振り落とされそうになったりもする。とにかく、竜に乗るのはそれなりに修練しゅうれんと、最低限技術を身につける必要がある。」


「はい…。」


(説教だけでは足りない。アーヤ自身がやはりできるようにならないと私の心身が持たない。)


「はぁ……。今から私と並んで、歩く、止まる、歩く、加速、走る、減速、止まるを繰り返しながらもとの場所に行くから真似ながら学びなさい。」

「はい。」

「まずは歩く。手綱を緩く持ち直したらアーヤの姿勢も背筋を伸ばして。」

「はいっ。」



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