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マジェストーラ国立魔法学院 編入
水の都セルリアン~討伐 消えた魔物1
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封印しようとした矢先、邪魔するように発生した発生した竜巻に行く手を阻まれ封印は失敗に終わった。
忽然と消えた魔物。ラナの魔力探知により転移魔法の介入があったことを知り、傭兵騎士団団長アシュレイはラナを通じて情報を集めることとした。そして、最も有力な情報提供者はまさかの猫となった。ノワールは見た。
(…あと少しで封印できたというあの状況下で我々を撹乱するような竜巻。
あれは自然現象などではなく風魔法でした。そして、強引に連れ去る為の魔法陣。魔物を取り囲むように複数現れたのは、私の結界に抗うにはひとつでは敵わないと踏んだからでしょう。
…やはり転移系の魔力波長。第三者の介入があったとみて間違いないようですね。)
「転移目的の魔力が残っていました。それに、先程、竜巻の中にいる魔物を囲むような複数の魔法陣を見ました。我々は何者かの掌で踊らされていたのかもしれません。」
「何者かとは?」
「私の見解ですが、その何者かは、我々の動きを静観し、討伐から封印に移行した途端、黙って見ていられなくなった事情が何かわかりませんが、とにかくあの魔物を調べられては不味いことでもあったといったところでしょう。」
「一体何の目的で!?」
「さぁ…それを知るには情報が足りません。只…。」
竜巻によって粗削りな渦の形となった跡が残っている。それ程凄まじい威力だったことが地面を見てわかる。
「只、何だ?」
「…何にせよ、目的を遂行するだけの力と手腕を兼ね備えているのかもしれません。」
「では未だ認知されていない組織の可能性があると?」
「単独犯又は組織的なのか…それは調べる必要があると思います。」
あきらかに横やりを入れた存在がいたことは確かであり、一体誰が?何の為に?疑問が次々と浮かぶ。
「………。」
(何とも締まらない結果となってしまいました。学院長への報告は長くなりそうですね。はぁ…。)
「ブラム筆頭。討伐は失敗に終えたが協力に感謝する。今得た貴重な情報も、団長であるこのアシュレイ・サンバーンが王立騎士団へ報告し、必ずや取り逃がした魔物に繋がる者を捕らえられるよう善処しよう。」
「ええ、討伐には至りませんでしたが市民への被害は免れたので、今回はそれでよしとしましょう。傭兵騎士団の方々もお疲れ様でした。この場で解散となりますよね?私は、生徒と知人の所へ寄ってから学院へ戻ります。」
「ブラム筆頭、協力者にいた生徒だが、魔物となった嘆くモノと共にいた男二人について何か知ることがないか、二、三聞きたい事がある。質問が終えるまではこの場に残るよう伝えて貰えるか?」
「わかりました。私も学院に報告する上でその質問に立ち合ってもよろしいですか?」
「構わない。筆頭の立場なら共に聞いた方が良いだろう。」
「では、二人を連れて来ます。」
アシュレイからの握手に応えてからラナはまずエルシオンとアーヤのいる方へ向かった。
***
忽然と消えた魔物。ラナの魔力探知により転移魔法の介入があったことを知り、傭兵騎士団団長アシュレイはラナを通じて情報を集めることとした。そして、最も有力な情報提供者はまさかの猫となった。ノワールは見た。
(…あと少しで封印できたというあの状況下で我々を撹乱するような竜巻。
あれは自然現象などではなく風魔法でした。そして、強引に連れ去る為の魔法陣。魔物を取り囲むように複数現れたのは、私の結界に抗うにはひとつでは敵わないと踏んだからでしょう。
…やはり転移系の魔力波長。第三者の介入があったとみて間違いないようですね。)
「転移目的の魔力が残っていました。それに、先程、竜巻の中にいる魔物を囲むような複数の魔法陣を見ました。我々は何者かの掌で踊らされていたのかもしれません。」
「何者かとは?」
「私の見解ですが、その何者かは、我々の動きを静観し、討伐から封印に移行した途端、黙って見ていられなくなった事情が何かわかりませんが、とにかくあの魔物を調べられては不味いことでもあったといったところでしょう。」
「一体何の目的で!?」
「さぁ…それを知るには情報が足りません。只…。」
竜巻によって粗削りな渦の形となった跡が残っている。それ程凄まじい威力だったことが地面を見てわかる。
「只、何だ?」
「…何にせよ、目的を遂行するだけの力と手腕を兼ね備えているのかもしれません。」
「では未だ認知されていない組織の可能性があると?」
「単独犯又は組織的なのか…それは調べる必要があると思います。」
あきらかに横やりを入れた存在がいたことは確かであり、一体誰が?何の為に?疑問が次々と浮かぶ。
「………。」
(何とも締まらない結果となってしまいました。学院長への報告は長くなりそうですね。はぁ…。)
「ブラム筆頭。討伐は失敗に終えたが協力に感謝する。今得た貴重な情報も、団長であるこのアシュレイ・サンバーンが王立騎士団へ報告し、必ずや取り逃がした魔物に繋がる者を捕らえられるよう善処しよう。」
「ええ、討伐には至りませんでしたが市民への被害は免れたので、今回はそれでよしとしましょう。傭兵騎士団の方々もお疲れ様でした。この場で解散となりますよね?私は、生徒と知人の所へ寄ってから学院へ戻ります。」
「ブラム筆頭、協力者にいた生徒だが、魔物となった嘆くモノと共にいた男二人について何か知ることがないか、二、三聞きたい事がある。質問が終えるまではこの場に残るよう伝えて貰えるか?」
「わかりました。私も学院に報告する上でその質問に立ち合ってもよろしいですか?」
「構わない。筆頭の立場なら共に聞いた方が良いだろう。」
「では、二人を連れて来ます。」
アシュレイからの握手に応えてからラナはまずエルシオンとアーヤのいる方へ向かった。
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