夢じゃなかった!?

Rin’

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エスリアール国 出会い

気分転換は大事1

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ピーノの話題は恥ずかしくも、最終的にはなんだかホームステイ先の家族の人達と和気わきあいあいとできて仲良くなれたようで嬉しかった。

「ところで、アーヤさん。お風呂なんだけれど、ここにはないのよ。」

「?ないんですか?」

「少し離れた場所に共同の浴場ツリーがあってね、えーと歩いたらどれ位かしらね?シオン。」

「歩いたら、約10分。精霊魔法で行くなら2~3分位かな。」

ツリー。木?樹?異世界お風呂はどーなってるの??全く想像つかない。

「シオン、貴方が連れていってあげて。本当なら私がついて行ってあげたいのだけど、やることがあるから。アーヤさん、今度二人でゆっくり女同士で入りましょうね。」

パチンとウィンクされた。美人さんのウィンクはズキュンと威力いりょくがありすぎますね。

「はい。」


「それなら、迷客の紹介もしていないから貸し切りの浴場に行こう。共同浴場は、今度母さんと一緒に行くといい。」

「貸し切りは、幾つか場所あるし、大丈夫。鍵もかかる。出口で見張っててもあげるから。」

貸し切りと共同の意味はわかるけど、ツリーってなんですか?!まだ、頭の中に?を残し、ルピナスさんに支度をしてもらう為に、後ろをついてヒヨコよろしく家の中をうろうろさせてもらった。


着替え、石鹸、何かのハーブ入り袋、汗拭き用の布地などを入れたのは、見た目もかわいい編み編みカバンで、乾燥したつたでできていた。

これは、どうやって使うからと丁寧な説明もありがたかった。

「ありがとうございます。」
「ゆっくりしてきてね。」


「じゃあ、行ってくるよ。」
「行ってきます。」

「二人とも行ってらっしゃい。」


玄関を出ると、まず地面がなかった。目に入るのは緑色の葉や蔦、梯子はしごがあって、蛍火ほたるびのような光がただよっていた。
「あの光は何ですか?浮いてるやつです。」

「あれは、妖精だよ。夜はああやって光ってるんだ。」

ほー。
エルフさんの森といった感じで、真っ暗だけど、妖精さんもいるんですね。外の空気が気持ちいい。

「足元に気をつけて。ここは大木たいぼくの上だから。」

!!
「大木の上ですか?!」
木の上?ツリー?振りかえるとまさに、ツリーハウスだった!異世界の家すごいっ。何階建てなのかな?


ほけーと見渡していると、開いたままの口の横をツンツンされて、ハッと我に返り口をぐっと閉じてシオンさん、ことシオン兄さんをにらんだ。

「それじゃあ、まず、今日だけ出歩く前に認識阻害にんしきそがい魔法をかけて、回りに気づかれずらくして行こう。

途中で声を掛けられて捕まっても面倒だから。
明日になれば、集会で紹介するから問題ないだろうけど。」

「よろしくお願いします。」



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