夢じゃなかった!?

Rin’

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エスリアール王城 出会い

舞踏会?試着と特訓2

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「…ルヴァニレット様、アーヤ様失礼致します。国王陛下、並びに女王陛下よりお二人をお呼びするように申し付けられました。これから緑花りょくかの間にご案内いしたします。こちらへ。」

いつの間にか、レイファンスさんが来ていてたようだ。は、恥ずかしい。

「…わかった。行くぞ。」
「は、はい。」
メガネ、ルヴィくんが持ったままなんだけど、早くついて行かないと王様達を待たせたらいけないよね。

歩きながらレイファンスさんから声がかけられた。
「アーヤ様、レンズがなくて足元は大丈夫なのですか?手をお貸ししましょうか? 」
「いいえ、大丈夫です。視力は変わらなくて、あれを外したら色々見えすぎるようになるだけですから。」

「色々とは?」
「えーと、光とか粒々とか、羽の生えた生き物?妖精さんですかねあれ、あとはまだ自分でもよくわかってません。」
「なるほど、アーヤ様はとても貴重な瞳をお持ちのようですね。花のかんばせあいまってさらに魅力的です。」

「そ、そんなんじゃありません。」
「クスリ」

「アーヤ、もたもたするなっ。」
「は、はい。」
「おや、これは珍しい…」

いつも冷静で、声を荒げたりしない代わりに周りに無関心で誰かを気にかけることなどなかったあのルヴァニレット殿下が…。レイファンスは国王陛下に報告事項の追加を頭で整理した。


緑花の間に到着した。「国王陛下、レイファンスです、お二人をお連れ致しました。」
「入れ。」

中に入ると、色とりどりのドレス?がそこかしこに並んでいた。

「アーヤ殿、待っていた。二日後に歓迎舞踏会をするのだが、妻のルマニエルと母上が、そなたのドレスの色やデザインで揉めていて。本人の意見や実際、試着したのを見て決めようとなってな。巻き込んで悪いが、試着を頼みたい。」

「へ?試着ですか。こんなに沢山の中からですか?」


「ルヴィ、あなたも一緒に選んでちょうだい。どれも似合いそうで迷って困っているの。一番魅力を引き立てるドレスをどうせなら着て貰いたいじゃない?」
「母上、おばあ様…。はぁ…。」

「とりあえず、私のお勧めはこのレースが可愛いいミントグリーン色のドレスよ!」

「私はこれかしら。すみれ色も似合っていたし、淡いラベンダーとピンク色が重なってこれも似合うわきっと。」

「「アーヤさん、どう?」」
「ど、どちらも素敵ですね。」

「まず、試着なさって。あら、レンズ外したの?その方が可愛らしくてよ!」
「ええ、愛らしいわ!ドレス姿早く、見たいわ。こちらよ。」 

いつになく楽しそうな二人を見て、ルヴァニレットは ため息混じりの心配顔。それを見つめるサジェストは息子の見慣れない表情に苦笑いだ。

「着替えるなら僕は失礼する。」
「ルヴィくん、別にいちいち出て行かなくていいですよ。衝立ついたてあるし、大丈夫ですから。メガネ預けとくので持っていてくださいね。」

ドレスを試着する為に仮設の衝立スペースもできている。四方を囲まれているが、こんな近距離で着替えるなど、異性がいては着替えずらいかと気をきかせたつもりのルヴァニレットであったが…
綾子にとっては店で試着するのと対して変わらない為、心配はそこではなくて、ウエスト入らなかったらどうしようだった。


おやおや…。アーヤ様も罪なお方。
「国王陛下、後程ご報告がございますので私室に伺います。では、私とシュナイゼは失礼致します。」
「ご苦労、下がってよい。」

「衝立の中で、手伝う者がいますから安心してね。」
「ありがとうございます。」

こうして、着せ替え人形のような試着がしばらく続き、王女二人のパワーに押されたままの綾子とサジェストとルヴァニレットであった。
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